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カテゴリ:マインド
今朝、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」を見た。この秋は三連休が多いので、月曜日
の朝にドラマを見る機会ができた。先週新しくスタートして、すごく笑えるけど悲しい話だと 母がコメントしてからテレビのスイッチを入れた。 初めて見て、あらすじでこれまでの経緯をざっと知った程度なので背景はよく把握していな い。福井の若狭が舞台で「女子高生・和田キヨミ?」がヒロイン。 小学生のときに父親の意志で?父親の故郷の若狭に引っ越してきたようで、そこで同姓同名の 女の子に出会ったところ、その子は学校で皆の「憧れの的」で、いつも注目されている子だっ た。学校では同姓同名で光と影、表と裏のイメージをもたれ、A子、ヒロイン自身はB子と あだ名で呼ばれるようになった。 ヒロインの「和田キヨミ」は亡くなった祖父の遺言「いつも笑っていられるように」をB子で いることと決めつけて小学3年から9年間目立たない生き方を選んでいた。 小3のときの野外見学のときにB子は不思議な石を発見する。地味な石。ちょうどそのとき、 A子も石を発見していて、みると水晶のようなきれいに透き通った石をみんなに見せててい た。B子はその時、この変わった石はB子でい続けるお守りと考えて持ち帰る。 高3のある日、高校生活最後の学園祭の出し物を決めるミーティングで、A子に何かをして欲 しいとクラスの皆が言う中、家まで来てA子はB子に一緒にやろうと持ちかけるがその申し出を 断ってしまう。その時、A子はB子の持っていた石に興味をもってA子も小3のときに拾った石 をお守りにしていると打ち明け、石の交換をする。 ところが、A子が持っている石(元々B子が発見してお守りにしていた石)が科学教師の目に止ま り調べたところ、1億4千万年前の化石ということが判明し、A子が新聞に報道され、ショック を受ける。 とても比喩的なストーリーだったが、私が一番面白いと思ったのはB子の親友「ジュンコ?」の B子に対してかけることばの数々。 B子が教師から「おまえ進路まだ決めてないだろ。推薦入学の資料があるから取りに来い。」 と言われ、B子が安直に決めようとしているところで「一度ぐらい、外の世界を見ておいた 方がいいとちゃう?」という。 学園祭の出し物決めのときも、B子に「B子、おばあちゃんに三味線習ってたんだから、やって みなよ」と勧める。 そして、交換した石でA子が脚光を浴びるのを「何でA子が!」と愚痴を言っていると、 「B子が持ってたら、その石も永遠にただの石で日の目を見ることはなかったんとちゃう。」 と捨て台詞を言う。 ジュンコは魚屋の一人娘として生まれ、自分は後を継ぐと決めているようだが、B子にはもっ と自由に輝いて欲しいとB子に願いを託してB子に殻を破って変わって欲しいという必死な思い が伝わってくる。こんな親友がいるなんてすばらしいことだと思うけど、B子はどこまで 気づいているのか。。。 ふと自分の高校時代の友達からのことばを思い出した。 「絶対なんかやってくれるって信じてるから、応援するよ!」 「大きいものを動かすエネルギー感じるよ!熱くなれたよ!」 「平凡には納まらないから、どうなるか期待してるよ!」 私はどれだけ思いを汲めていたかと思うと定かではない。 ただ最近の自分にはがっかりしてしまうことがある。いつのまにか縮小して、裏に回って 甘んじている自分に今年になってようやく気づいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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