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カテゴリ:藤田和日郎の世界
沢山の言葉と笑顔の大事さをもらった作品。
『からくりサーカス』 前作のうしおととらでは出来なかったことを この作品に全部、ぶつけているかの様に 熱い戦いと熱い愛が飛び交っている。 色んな形の愛を表現し、残酷さとの 紙一重で描いてる物語は読んでいて、切なくもあり 愛おしくもある。 大手企業の社長の息子が愛人の子と言われ 路頭を彷徨う中で一人のピエロと出会う。 そこから全てが始まり、その少年を守るためにだけ 存在価値を得るしろがねが現れる。 物語はいくつかの構成で作られていて エンディングに向かって全てが熱く語られている。 ここ十年ほど、漫画の中で生死を表現する場面が 少年誌では少なくなってきている。 今では殆どの作品が死ぬことはない。 その中でも生死を表現し、『死』というものを 大切に細かく表してる作品だと思う。 生きている限り、死とは隣り合わせになっていて 避けることができない事実ならば、今をどうやって 生きるか問いかけているかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.27 18:45:57
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