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カテゴリ:藤田和日郎の世界
幽霊というのは霊魂が形になったもので
この世にいなくなったものを表現する 一つの手法かもしれない。 別に存在を否定するわけではなく 表現としてもそのほうが伝えやすい時もある。 そう考えると妖怪やもののけと言われるものは なんだろうか? 今で言うウルトラマンや特撮に現れる怪獣と 同じようなもので空想で作られたものなのか? それにしては人間により近いものであったり 動物に近いものが殆どなのはどうしてか? ここからはあくまで予測であるが 昔の人達の情報手段と言えば口コミか絵であったり 文章だけであり、今みたいに写真に収めて 実際のものを見ることは出来なかった時代だった。 そんな中で、もし泳ぎが上手い人がいるとしよう。 その人を表現するときどう伝えますか? 凄く泳ぐのが速いということを伝えたくても 速いや上手いという表現だけでは、情報が乏しく 想像できないのではないだろうか? 「あの人は魚みたいにスイスイ泳ぐ」 「手も魚のヒレみたいになっているんじゃないか」 「毎日、泳いでいるから速い」 「川に住んでると思うくらい泳ぎが自然」 「水がないと生きていけないんじゃないと思うくらい」 泳ぎが上手いという表現を色んな着色で表していて それをまとめて絵が上手い人に描かせてみよう。 そうなると河童に近い人が生まれませんか? もしその人が武士で頭に毛がなく、髷が濡れて ダランとなってたらお皿みたいに描かれないだろうか? そこで話が上手いやつが面白く表現して話をすれば 甲羅を背負わせたり、キュウリがすきだとか イタズラをやったりと色んな着色をつけて 最後は川で生まれた子供のようだと言って 文章に起こしたら「河童」と書くかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.01 16:46:52
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