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テーマ:地震情報(629)
カテゴリ:3.11被災地レポートその1
2011年5月13日。北茨城。晴れ。
夜中に見た北茨城のICチェンジを下りて すぐの場所を帰りに通ることになった。 前日は暗闇で分からなかったが 充分に被災地だった。 海の守護神、弟橘姫神社がある場所に 車を停めてその周りを見渡した。 神は我々を見放したのか? そう思うくらいの悲惨な光景は、テレビでは 見たことがなかった。 被害の規模は小さいかもしれない。 この辺りになると人も車も多くなる。 しかし目に映る光景はあの震災の時から 時が止まっている。 震災の時まで日本の技術は優れていたのでは? 震災当初の対応で海外に絶賛されたのでは? その日本が二ヶ月経ってこの状態なのは何故か? これも想定外のうち? 神社のすぐ近くに民宿があったが、地震の被害で ガラスが割れてたり、壁が割れ、ヒビが入った感じで かろうじてまだその場所に建っていた。 また営業を再開することは出来たかもしれない。 しかしその民宿の人であろう二人が、自分たちの手で 金槌を使い窓枠から壊していた。 その姿を見てるといたたまれない気持ちになった。 自分たちが建てた民宿を、今回の震災で 不本意な気持ちのまま、自分たちで破壊する。 あまりにも辛すぎる光景だった。 もちろんその姿を写真に納めることは出来ない。 真実を伝えないといけないという気持ちもあったが 私はジャーナリストでもなく、カメラマンでもないから 心が落ち着かないままシャッターを押すことは 出来なかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.16 20:32:25
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