ＯＳＡＫＡ発つれづれツッコミばなし

診察室へ入るなり、「今日は、どうしましたっ？」と
愛想悪そうなドクターに聞かれた。
推定年齢・３５～４０歳。男。でも、私のタイプではない（関係ない）
患者に対して、いきなりその言い草はないだろうぉぉぉーーー！と思ったが、
「やぁっ、こんにちわっ♪
やっと最近、涼しくなったねぇ～風邪などひいてないかい？
季節の変わり目は、体調を崩すからね、気をつけてね。
もし、おかしいなァと思ったら、すぐ受診してね」
なんて、さわやかに挨拶されたら返って
「このヤロウっ！こっちは大ケガしてんだよぉ～～はよ、診察せんかいっ！」
とブチギレるかもしれないから、
少々無愛想でも、単刀直入に聞いてくれたほうがいいかもしれない。
何事も前向きな考えが大事である（笑）

私：「包丁で、指を切っちゃって・・・・・」

ドクター：「どこの？」（見たらわかるやろ？）

私：「左手の薬指です」

ドク：「何してて？」（ウ○コしながら、と答えたらウケるだろうか？）

私：「白菜を切ってて」

ドク：「料理してたの？」（普通、ウ○コしながら白菜は切らない）

私：「はい」

ここの病院、どうも最近、電子カルテになったようで
私の顔を見ないで、キーボードをパチパチ打っているようである。
それにしても、医者のクセに
タイピングが、私より早いではないか（チクショウ）

傷を見るなり、
「こりゃぁ～～深く切ったなぁ・・・縫ったほうが、早く治りますよ」
とお勧めされた。近々、ゆうゆうの社会見学があるため、
お弁当のおにぎりを作らねばならず、
一刻も治癒できるなら、と思い、
じゃ、お願いします、と二つ返事でお願いした。

「サリーさん、血はコワくない？」とドクターに聞かれたが
意味がわからず、しかし、一応私もまだ「女の子」である（笑）
出所は違えども、毎月、一定の期間、お目にかかっているので
「はぁ・・・い。別に・・・・」と返事をしたら
「じゃあ、
そこの水道（←診察室内の後方にある）で傷口を洗って、バイ菌流してきて」
と命令された。

こういうことだったのかよぉ・・・・・・(T_T)
しかし、、、、、しかしだよぉぉぉぉ！！
一応、私は傷を負った患者なのだよ。
普通、こんな場合、黒木瞳風の美人な看護婦さんが、
「痛くないですからねぇ～～」と生理食塩水で
優しく洗ってくれるんじゃねぇーのかっ？！
「コワくありません」と言った手前、
今更「やっぱり、コワイですぅ～♪」と可愛っ子ブリっ子するわけにもいかず、
渋々、自分で洗うことになったのだが、
改めてみると、カバの口のように傷口が開いていて戻しそうになった。
自分で言うのもなんだが、
トテモキモチガ、ワルイ・・・・・・・
もし、ここで戻してやったら、
アンガールズ以上に、ウケるだろうか？（バカ者）
いや、ウケるどころか、
救急外科診察室の伝説になるに違いないと判断したので
とても悔しいが（笑）、ドクターの指示通りにした。
この借りは、いつか返してやるから、覚えてろよっ！（全く意味不明）

洗い終わって、ドクターの前に腰掛けると
「じゃあ、そこのベッドに横になって」と言う。
いやぁ～～ん、私は人妻よ。
といつもなら、自分で自分にボケをかますとこだが、
傷を開いて洗ったので、再び疼き始めた。
ボケてる場合ではない（当たり前）
左腕を差し出し、傷口のところに穴があいた緑色の布をかぶせられた。
「麻酔注射しますからね。ちょっとチクっとしますけど」
「はいはい、ちょっとね」と油断していたら











すげぇーーーーーーーーーーー痛いではないか！！
痛いとは覚悟してたけど、「ちょっとだけ」って言いましたやん？
ものごっつい痛いですやんっっっ～～～～～けぇぇぇぇーーーーー？！
しかし、ここでキレるわけにもいかず、
自分に「我慢、我慢。」と言い聞かせ、
♪きっと、大丈夫～～　とか
♪君に明日がくる～～　とか、心の中で自作の曲を歌って
「痛い」という神経を脳に到達しないよう、努力あるのみ（爆）
そうやっ！
ずっと前に、歯医者で親知らずを抜いたときの痛みの方が、ひどかったはず。
アタシの人生の痛みベストテンをやったら
第一位は、親知らずの痛みだから今回は第２位だ。
いや、待てよ・・・・・・その前に、
ゆうゆうを産んだときの陣痛の方が、痛かった。
このときは、マジ死ぬかと思ったよな。
ってことは、
ダントツ第一位は陣痛で、第２位は親知らず。
今回は３位ってことかな。
他に、心に残る痛みってなかったかなァーと記憶をよみがえらせていると
「はい、これで終わりましたよ」とドクターは言った。
確かに、麻酔のときは痛かったが、いつの間にか私の神経は麻痺し
その間に、治療が終わってしまったのだ。

ちぇっ・・・・縫うのは終わったかもしれないが
こっちのベストテン、いやスリーはまだ決定してなかったので
なんだよぉ～～中途半端で終わらせやがって・・・・・
さっきの借りと一緒に、この借りも絶対返しに来てやるぅ。
いつか、意味のわからないお礼参りをしてやろうと
心に誓って診察室を後にした（笑）

完
※ここで白状しておくが、私は最近非常に忘れっぽい。