★女囚さそり 701号★
70年代、梶芽衣子主演の映画♪恋人(麻薬取締り官)の罠にはめられ、刑務所送りになった女の復讐劇。主役の梶芽衣子は、台詞のほとんどない寡黙な役どころを見事に演じています。今風に言うと目力(めじから)があり、目だけで語れる演技力がある。そういえばkill bill vol.1の元にもなった映画、修羅雪姫でも同じように寡黙な暗殺者『雪』役をやってました。劇画が原案ということでストーリーはかなり強引(いくらなんでも脱獄は無理っしょ)ですが、やはり今の邦画にはないおもしろさにあふれています。自分がこの時代の日本映画を好きな理由の一つは、役者達の演技力が平均して高いこと。客寄せに素人のアイドルやモデルを起用したりはしません。たとえ脇役でも、舞台演劇で場数を踏んだプロの俳優達ばかりです。それと、特に女性のファッションがかわいい♪同じようなストーリー構成で、主演を多岐川裕美に変更して撮った続編(シリーズ?)もあるようなので今度観てみようと思ってます。女囚さそり#701号怨み節