Aｓ’ｓ　HOLE　～ぼくのプレミアライフ～

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• 嘘か本当か、ロナウドの容疑

  ユナイテッドに所属するロナウドが警察に出頭した。容疑は１０月２日にロンドン市内のホテルでのフランス人女性２人に対する婦女暴行容疑。ロナウドは自ら出頭し容疑を否認。保釈されたものの、改めて取り調べを受ける予定。って何をしてんねん！！まず１０月２日を思い出す。前の日の１日にロンドンのクラブ、フルアムとの試合があった。あ～それでロンドンにいたんやね。確かその試合は３対２でユナイテッドが勝った。パクが３得点全てに絡む大活躍。ロナウドは・・７７分からギグスに代わって途中出場も見せ場作れず。あ～それでふて腐れてやっちまったわけか。ってドアホっ！！関係ないやないか！プロならプレーで示さんかいな。父親が死んで悲しいのは分かる。プレーでいい所を見せれんでふて腐れるのも分かる。だからといって婦女暴行をあかんやろ。鬱憤を吐き出したいならピッチの上で吐き出そうぜ。それがプロやろ。と書いたけど、ホンマにやったのか？この手の事件の例に漏れず、本人は否定して、代理人も「事実無根。ロナウドははめられた」って言ってる。それに警察に出頭したのはロナウドともう１人、３０代の男もいたらしいけど、こちらは釈放されて、ロナウドだけに取調べがあったよう。２人の女性に訴えられたんやから、相手も数的に２人のはずやと思うんやけど。プレー同様、多くを“ひきつける”んやろか？２０歳のロナウドと３０代の男との関係も気になるし・・。クラブがコメントを出してないのも気になるところ。一応は出してるけど、「今はなんとも言いようがない」とのこと。これは情報収集出来てないから「言いようがない」のか、クラブ独自の聴取でクロと分かっててそれを隠すために「言いようがない」のか。でも、もしクロって分かってたら、逆に選手を守る発言をするんやないか？というか、分かってても分かってなくても、クロでもシロでも、まず選手を擁護する発言があってもええものを、それが一切無く「言いようがない」。クラブとしても選手同様、クラブとしてのブランド・ステータスを守らなあかんわけやから、何らかの反応があってもええはずやのに。なんか３０代の男が鍵を握ってそうな気がするなぁ。ほな、また。

  2005.10.21

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• 大きな存在

  体調も大分良くなって、気合を入れて見たチャンピオンズリーグ。見終わった感想は、見る前よりも体調悪くなったんとちゃうかな？第３節、ユナイテッドはホームにフランスのリールを迎えた。結果はスコアレスの引き分け。相手はファギー曰く「勝つ気がない」ほど引いて守ってた。しかも１対１の場面ではどんどん肘を出して止めて、それがファウルを取られないっていうやるせないパターン。スコールズが２枚のイエローで退場になったけど、１枚目は審判がゲームをコントロールするために出した。ファウル自体はカードが出るほどのものでもなかったのに、とばっちりを喰らった感じ。それがなかったら２枚目のイエローが１枚目で、退場になることもなかった。ギグスも相手の肘（ノーファール）で途中交代したけど、どうやら頬骨を骨折したらしい。相手のラフプレーがファールなら・・スコールズのファールにイエローがなければ・・と、たらればを言っても後の祭り。じゃあこれらが都合よく行ってれば勝ってたか？そうでもない。一番気になったのは、中盤から前の構成。スミスとフレッチャーが守備的に入り、右からロナウド、スコールズ、ギグスがその前に入り、前にニステルの１トップ。まず、フレッチャーがこのポジションに入ったことで、守備をどうしても意識せざるをえない。パートナーがキーンならある程度は任せることが出来るけど、スミスならそうもいかない。ただでさえリスクを負わないフレッチャーが守備に意識がいくと、パスも慎重になってよく出るサイドチェンジや相手の裏を狙うパスが全く無かった。そうなるとワイドな攻撃は影を潜めて攻撃の幅は狭くなる。ロナウドは相変わらずやし、ギグスはまだ良かったものの、その後ろから攻めあがるオシェイがパスミス連発で攻撃の芽を潰してた。トップ下的ポジションに入ったスコールズは、一昨シーズンくらいにこのポジションで試されてたけど失敗に終わってた。だからもちろん今回も失敗に終わった。今シーズンは動きが悪いけど、もし使うならフレッチャーのポジション、あるいは４－４－２の中盤のセンター、このどっちかやと思う。８３分から出てきたパクは期待を持たせてくれた。今まで書いてきたように、シンプルなドリブル、豊富な運動量で、短い時間ではあったけど存在感は十分やった。ルーニーが出場停止でいない中、スコールズのポジションにパクを先発から使ったほうが良かったと思うのはぼくだけじゃないはず。相手を「勝つ気がない」と評したファギー。じゃあユナイテッドに勝つ気があったのか？６３分に１０人になってから、１枚目の交代のカードを切ったのが８３分。ギグスに代えてパクを投入したのみ。怪我人や出場停止で十分な控えがいなかったのは分かる。でもその中で結果を残すのが監督なわけやし、ホームで戦ってるわけやから、フォーメーションを変えたりして攻撃的に行くとか、何らかの策を施せたはず。そう考えると、ファギーも途中から頭のどこかで「引き分けで良し」って考えてたんやないやろうか？良いところがほとんど無かった今回のリール戦。１つだけいい所を挙げるとすれば、まだグループの首位にいること。最下位との差が３やから次の結果如何では一気に最下位なんてこともあるけど、とりあえずは首位にいる。そして次節はルーニーが帰ってくる。ルーニーがユナイテッドの浮沈の鍵を握ってる・・改めてルーニーの存在の大きさに気づいたリール戦のもう１つのいい所かな？ほな、また。

  2005.10.19

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• 当たりたい　当たりたくない

  昨日から吐き気がひどく、体もだるく、今日は大分良くなったものの仕事は休みました。当たり前やけど、それでも世界は動いてるわけで、もちろんサッカー界も例に漏れません。先週末行われたセリエの試合、アスコリ対サンプドリア戦。試合後に観客席にロケット弾が打ち込まれ、サンプドリアサポーター（５２歳）の左目付近に直撃した。犯人は１６歳と１８歳の少年らしく、２人は試合終了直前にスタジアムに侵入し花火を発射させたらしい。サンプドリアFWボナッツォーリも「スタジアムで命の危険にさらされるなんて非常識」とコメントしてる。セリエの中継で、観客席を映すと必ず見れる発炎筒。セリエの風物詩的存在ではあるものの、１つ間違えると凶器にもなる。昨シーズンのチャンピオンズリーグのミラノ・ダービーでもファンの投げた発炎筒がミランGKジダの肩に当たり、試合はそのまま中止になってしまった。さすがに協会も打開策を出したもののこの始末。いくら策を施したところで根本が変わらないと、その策も意味がないということ。ここでいう根本とはサッカーに対するファンの意義。例えば、ファンにとってサッカーとは何なのか？ファンが問題を起こせば愛するクラブがどうなるかなんて分かってない。分かってないからこんな行動が起きるわけで、ということは、本来は楽しむべきサッカーが、これらのファンにとっては別のモノになってる。本来は村と村との戦争から始まったサッカーではあるけど、また「サッカーは戦争だ」なんて言葉もあるけど、現代のサッカーというスポーツにおいて暴力はもってのほか。地域間の争いはどこの国のリーグでもある。セリエに限らず、プレミア、リーガでもだ。でもこういった悲しい事件が起こるのは、ほとんどと言っていいほどセリエで起こってる。ファン１人１人が根本から変わらないと、こういった事件は無くならないだろうし、今回の被害者を含めてこれまでに怪我をされた方々も快くは思わない。ファンがファン全てがこうじゃないことは分かってる。でも一部の人間の愚かな行為が他の善良なファン、クラブ、ひいては自国の協会をも貶めることになることを分かってほしい。いまさら遅い気もするけど、今回の事件を機に、もう一度「サッカーとは何か？」を考えて欲しい。ところで、ぼくの吐き気の原因。おそらく日曜日の晩に食べた鶏が原因やと思われます。一緒に食べた友人も同じ症状で苦しんでたので、おそらく間違いないでしょう。ロケット弾にも当たりたくないけど、食べ物にも当たりたくない今日この頃。ギャンブルはからっきしやのに、何でこういうものには当たるんや・・ほな、また。

  2005.10.18

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• カッサーノ対ローマ

  ローマに所属するイタリア代表、カッサーノ。今シーズン一杯で契約が切れるから、クラブと代理人とで契約延長交渉をしてたけど決裂したみたい。ローマのセンシ代表取締役は、「我々がカッサーノに契約延長のオファーをしているにも関わらず、　彼からは何の返答もありません。　私の判断でしかないのですが、交渉は打ち切るつもりです。　彼の代理人とも会うつもりはありません。」と、クラブの最終判断ではないものの、カッサーノの残留を諦めた様子。一方、カッサーノの代理人、ポッツォ氏は、「状況がそこまで切迫しているとは知らなかったよ。　金曜日にスポーツ・ディレクターのパルデ氏と話をしたが、　交渉を打ち切るなど聞いてなかった。　カッサーノはローマに残りたがっているが、　ローマが許してくれないなら仕方ないだろう。」と、語ってる。噂では２年契約の年俸５億円を提示したローマに対し、５年契約を要求してるカッサーノ。この契約年数の差で、いまだに延長の成立がされてない原因。サッカーの場合、こういったビジネス的発言をあまり鵜呑みにすることはできない。もちろん、こういう発言が出るということは交渉が上手くいってないんやけど、いわゆる駆け引きとしての発言が多い。交渉を有利に進めようとして、わざと大げさに話を膨らまして世間やメディアを味方にするためにコメントを出すことが多い。本当はクラブに残って欲しいけど、１回突き放す態度を採ることで同情を誘うクラブ側。今シーズンは出場機会に恵まれず、できれば恩師・カペッロの元でプレーしたいカッサーノ側は、「クラブに残りたいが、上の決定なら仕方ない」とクラブへの残留の姿勢を見せることで、批判を少しでも抑えながら、希望する移籍を叶えたいはず。契約交渉などのビジネス的過程は、ほとんどの場合、極秘裏に行われて決して真実が公になることはない。何らかの結果が出て初めて、世間に公表される。過程で出てくるこういった発言に一喜一憂するのではなく、面白半分で受け流すのが、ファンとしては一番良い対処法。とはいえ、先にも言ったように交渉が上手くいってないのも事実やから、ロマニスタからすると気が気ではないやろうけど。ほな、また。

  2005.10.16

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• ジレンマを抱えるイングランド

  やっとのことで、水曜日のイングランド対ポーランド戦を見た。結果は２対１でイングランドの勝利。両国ともワールドカップ出場が決まってただけに、過剰なプレッシャーもなかったはず。とはいえ、特にイングランドはホームやし、１位通過が絶対なだけに、それなりにはプレッシャーをかかえていたのかも。メンバーのほうは、ロビンソンヤング、リオ、テリー、カラガーSWP、キング、ランパード、Jコールルーニー、オーウェンベッカムの出場停止やジェラード、キャンベルの怪我もあって、メンバー構成はオーストリア戦に比べて変更はあった。さて、ぼくの思うジレンマについて。それは中盤の構成について。これまでの試合を振り返ると、ほとんどの試合でランパードとジェラードのセンターコンビやった。この２人が並ぶと、名前だけで見ると、世界最高のコンビといっても過言ではないはず。長短の正確な速くて強いパス。ミドルレンジからの強烈なシュート。でも実際は、エリクソンの采配のせいか、２人ともゴール前まで上がることは稀で、FWと絡むより守備に多くの時間を割いてる印象があった。バランスを考えてのことかも知れんけど、これまでは２人の特徴が全く活かせてなかった。今回、ジェラードが怪我をしたことで、代わりにキングが入った。キングは本来CBの選手。基本的に守備は安定してる。それもあってか、今回のランパードは度々前線に上がってFWと絡んでた。２点目を決めたのもゴール前に走りこんできたランパードやったし、本来のプレーが出来てた。また守備の面では、キングの１対１の強さ、パスの読みなど、さすがCBと思わせる働きで相手の攻撃を防いでた。今回はランパードとキングやったけど、ジェラードとキングでも同じようになると思う。ジェラードのほうがロングパスがある分、展開力は大きくなって攻撃の幅が広くなるかも知れん。選手個々の特徴を活かすとなると、キングを中盤に置く戦術はいいアイデア。でもそうなると、ランパードとジェラードのどちらかがサイドに出される、最悪の場合ベンチ、ってこともある。これだけ能力の高い選手をベンチに置いておくのは、誰がどう見てももったいない。ということは、どちらかがサイドに出ることになる。右サイドにはキャプテンのベッカムがいる。FKのスペシャリスト、献身的な守備、正確なロングパス、キャプテン等々、ベッカムはベッカムで外すことは出来ひん。また同じポジションにはSWPもいることから、右サイドにポジションはない。となると左サイドになるわけやけど、このポジションはイングランドの長年の懸案事項でもある人材不足。よってこのポジションにすんなりと収まって・・とはならへんのが辛いところ。実際、エリクソンは就任当初にこの２人を左サイドで試してる。それが上手くいかへんかったから２人をセンターに置いてるわけやし、今は怪我で戦列を離れてるダウニングや、最近は定着してるJコールもいる。Jコールは９０分を通して波が小さく、テクニックにも優れてる。相手が嫌がる時間にシュートを決めてしまう、クラッチ・シューター的能力もある。それなら２人ともセンターで使えば・・となると２人がお互いの特徴を消しあって本来のプレーが出来なくなる。と堂々巡りになって答えがいつになっても出てこない。キング、ジェラード、ランパード、ベッカム、Jコールの５人を全員使えば、４バックのイングランドではFWが１人になる。となるとオーウェンかルーニーが外れることにもなる。メンバーーだけを考えたら、ワールドカップの優勝候補でもおかしくないくらい揃ってる。でも揃いすぎてる分、全員を使おうと思えばバランスが崩れ、特徴を消しあうなんてこともある。バランスを考えたら見たい選手がベンチに、なんてことになる。まぁ、どこかの国からすると贅沢な悩みではあるんやけど。ほな、また。

  2005.10.15

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• 沈黙を破ってエトーに反論

  ワールドカップ出場をめぐる争いも最終章を迎えた。結果はもう出てるけどここでは触れずにおくとして、今回は前回の続きを。ワールドカップ出場を決めるはずのPKを外し、予選敗退が決まったカメルーン。PKを外したウォメには非難が集中し、エトーの発言で火に油が注がれた。ここまでが前回の話。イタリアに戻ったウォメが、ワールドカップ予選が終わって初めて会見を行った。「殺される可能性もあった。彼らは本気で俺を殺そうとしてた」「壊されたのは物だけだ。肉体的被害はなかったが、警察の保護がなければどうなっていたか・・」ぼくは今まで、幸運にもこういった状況に陥ったことがないから分からんけど、まずは体に被害がなかったのが何より。続いて、「エトーも含めて誰も蹴りたがらなかったから蹴っただけ」あれ？エトーと発言が食い違ってる。何でも、この日の朝に発言の真意を聞くためにエトーと連絡を取ったウォメ。でも一向に繋がらず留守電に、「会見までに説明を聞かせてくれ。そうでなければ私と家族を陥れる言葉を君が言ったと解釈する」とメッセージを残したらしい。それでもエトーからの連絡はなかった。最後に、「もう一度蹴れと言われたら？もちろん蹴るさ。俺はプロ選手だからね」カッコいい～～。プロ選手以前の、人間としてカッコよく思えるウォメ。それに比べてエトーは・・。やっぱりエトーでさえも今回のPKは蹴るのが怖かったんやろか？それで負けて、PKを蹴ったウォメをスケープゴートにすることで、自分への批判をかわそうとした。ありえない話ではない。でもエトーのキャリアを見ると、レアルで干されて、マジョルカにローンで出されて、結果を残していつかはレアルでプレーを夢見ながら叶わなくて、レアルのライバルのバルサに移籍した。それでバルサでリーグ優勝して、パレードではレアルの悪口言って、批判されて、すぐに謝って・・。逆境を乗り越えて結果を出せる能力は持ってるけど、一方では・・どうなんやろう？まっとにかく、サッカーがチームスポーツである以上、味方のミスに難癖をつけるんじゃなく、同情や励ましの言葉をかけるのがプロ、の前に人間として必要なことかな。どちらの言い分が正しいのかはっきりしたことは分からんけど、どちらが正しいにせよ、エトーの発言は人間として間違ってたんじゃないかっていうのが感想。確かに選手としては一流やけど、今回に関しては一流じゃなかった。同じ間違いは起こさないように。ほな、また。

  2005.10.13

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• 火に油のエトー発言

  残念ながら最終戦で引き分けに終わりワールドカップ出場を逃したカメルーン。前節のコートジボアールとの直接対決に勝利していただけに余計に思うんやけど、試合内容はもっと残念やったようで。１対１で迎えた後半ロスタイム、PKのチャンスを得たカメルーン。キッカーはウォメ。しかしボールはポストに当たりゴールならず。このまま１対１で終了した。つまりPKを決めていれば、ワールドカップに出場していたのはカメルーンやったことになる。そうなれば、国民の非難の的になるのはPKを外したウォメに集中する。マスコミに叩かれるだけならまだしも、自宅にファンが押し寄せ、愛車は壊され、放火予告まで出されることに。イタリアのクラブに所属するウォメはパトカーに護衛され、SPに守られながらカメルーンを出国した。このPK失敗の状況をカメルーン代表のエトーが話してる。「あの時、俺はPKを蹴る準備ができていた。でもウォメが、決める自信があると言って来た。その結果が外れてしまった。ほんの数秒のことで、これまで数年間予選で積み重ねた努力が水の泡になったからショックだよ」もしチームとしてのまとまりがあるのなら、こういった発言は出てこない。確かにワールドカップ出場が決まるPKを譲った後悔や不出場のショックで、こういった気持ちが出るのは分かる。でもそれを表立って公表するもんではないんやないか。ここは気持ちを抑えて、ウォメを擁護することがプロとして、人間としてふさわしいんやないかと思う。ぼくの偏見かも知れんけど、アフリカの国々には娯楽が少なく、経済も不安定で、国民の唯一の拠り所がサッカーやと思う。そのサッカーの頂点、ワールドカップに出れないカメルーン国民の憤りは凄まじいものやと思う。その状況でこんなことを言えば、まさに火に油を注ぐようなもの。ここでふと思い出すのが９４年のワールドカップ。コロンビア代表のエスコバル選手が、大会終了後、母国で射殺された。当時のコロンビアはバルデラマを擁し、あのペレも優勝候補に挙げていた。しかし結果は予選リーグ敗退。犯人はコロンビアの優勝に大金を賭けていて、２試合目のアメリカ戦でオウンゴールをしたエスコバル選手に怒りの矛先を向けた。同じサッカーというスポーツを共有しながら、それぞれの国のバックボーンの違いによって１つの敗戦が暴動に発展したり、殺人にまで及んでる。今のところ、日本でこういったことが起こる事はない。それは国民の拠り所が無数にあるがゆえ、また、大規模な賭博が表立っては行われていないから。なんて平和な国なんでしょう。それでも、同じようなミスが何度も繰り返されるようなら・・・今日はウクライナ戦。ほな、また。

  2005.10.12

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• 対ラトビア戦を今更ながら

  とりあえず前回に放送についての苦情は書いたので、今回は試合について。といっても、試合も苦情ばっかりになりそうなんやけど。まず、水曜のウクライナとの試合と合わせてのアウェー２連戦の意義は何？ちょうどオールスターと重なったから、ディフェンス陣はメンバーが変わってる。一方で、小野は大事を取って出なかったものの欧州組は全員呼んだ。それで何を試すっていうんやろう。松井がオプションとして使える。それはそうやろう。駒野の１対１のディフェンスは良かった。それもそうやった。でも、松井１人で攻めるわけじゃないから、松井が良かったからって無条件で褒めることは出来ひん。駒野もそう。１対１になってる状況っていうのは、逆をいえば中盤で相手を抑えられてないからその状況が生まれてるわけで褒められるものではない。結果を求められる公式戦ならともかく、親善試合で何か目的があるはず。それが全然見えへん。これはぼくが分かってないからだけか、目的が無いのか。前半途中くらいから相手に引かれて攻め手が無い中で、ドリブラーの存在がなかった。後半頭から大久保かな？って思ったけど、入ったのが６５分。結局この後半頭の２０分って無駄やったような気がする。PKで得点はしたものの、それ以外何もなかった。ディフェンスもいじっていじって追いつかれてって最悪の展開。スピードのあるヴェルバコフスキスに代わって、１９３cmのカルニンスが入った。前半からセットプレーが要注意やったはずやのに、そのセットプレーで失点。自陣でミスして２失点目。セットプレーとミスからの失点って毎回起こってるような気がする。毎回同じことで失点してるにも関わらず修正されてない。これはディフェンスラインの問題じゃなく、チームとしての問題。日本代表の試合を見るたびに、同じことを思う。ってことは進歩してない。前の試合の課題が修正されてない。そりゃ意義も目的も分かったもんじゃない。ってか分かるはずもない。だって変わってないんやから。ほな、また。

  2005.10.11

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• やかましい！！

  土曜日に行われた親善試合、ラトビア対日本。結果はご存知のように２対２の引き分け。２点を先行しながら追いつかれるっていう展開で、プレーの内容について言いたいことはあるけど、それ以上に言いたいことがあるのでそれについて。その言いたいことっていうのは放送について。まずテレビ局の考え・気持ちは分かってるつもりではある。CSと違って対象が日本全世帯にあるためにマニアックな言葉っていうのは使いにくいし、他局の放送とも視聴率の面での競争があるわけやから、どうしても視聴者をひきつけるコピーが必要であったり、今回のように日本の試合を放送する場合は日本びいきになるのは仕方ない。それでも普段スカパーを見ているぼくにとっては、地上波の放送、特に日本戦は見たくない。いや、見たいけど、実況や解説なしの放送にしてほしい。これは今回の某局だけでなく、他局でも同じこと。今回気になったことを挙げると、１：「～～ジャパン」を辞めてくれ２：「決意」のヨーロッパ遠征３：アウェー決戦４：試合中の番宣と字幕の多さまず「～～ジャパン」やけど、「～～」の部分には監督の名前が大体入るけど、テレビ、メディア含めて、これは辞めてほしい。野球になれば「岡田阪神」「原巨人」とかいうけど、やってるのは選手なんやし安易にこんな言い方するのはもういいんやないか？極めつけは「なでしこジャパン」。もちろん、これで女子サッカーが世間に浸透される機会にはなるけど、それでいいの？って正直思う。実際、女子サッカーをメディアで見ることなんかほとんどないし、意味も全く分からんし。２・３・４は似てるとこもあるけど、スポーツに限らず、今のテレビって字幕がめちゃめちゃ多い。昔はまだ面白い言葉だけに字幕が付いてたのが、今はどんな言葉にも字幕がついてる。番組によっては字幕のない言葉を探すほうが難しいかも知れん。今回の放送にも、右上にずっと字幕が出てた。夢の布陣？なんじゃそりゃ！それに決意のヨーロッパ遠征って何を決意してたん？それと同じで、実況がよく言ってた「アウェー決戦」もそう。「アウェー戦」であっても「アウェー決戦」じゃないやろ。今回の遠征が大事であることに変わりはない。なかなかできひんアウェーでの試合やし、いわゆる欧州組とのコンビなんかも試せる機会。また、オールスターもあった関係で、ディフェンスの新戦力も試すことができる。この状況のどこが果たして「決戦」なんか。そのほかにも、シェフチェンコ率いるウクライナって言ったり（率いるのは監督であって「擁する」の間違いちゃう？）、前半から滑る選手が何人もいたのに後半になって初めて気づいた実況がいたり、解説は解説で居酒屋のおっさんみたいなテンションなってるし・・１０月から色んな新番組が始まるけど、正しい日本語の使い方みたいな番組が何本か始まるみたい。それにここ最近は雑学をテーマにした番組がものスゴイ多い気がする。どう思って番組を作ってるか知らんけど、最近の視聴者って賢いと思う。今じゃ海外のテレビ番組も普通に見れるし、何が良くて何がダメかも分かってる。それは同じ職種やから分かってるとは思うんやけど。ほな、また。

  2005.10.10

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• 何がなんだか・・

  土曜日のイングランド対オーストリア戦。イングランドはこの試合と次のポーランド戦に２連勝してグループ１位突破が決まる。それ以外だとグループ２位になり、最悪の場合プレーオフに回ることになってしまう。各グループ２位のうち上位２カ国に入れば、プレーオフをせずワールドカップ出場が決まるが、イングランドにとっては２位通過は負けにも等しいので、何としても２連勝して１位で出場を決めたい。試合内容は省略して、結果は１対０でイングランドの勝利。２４分にオーウェンが獲得して得たPKをランパードが決めて先制し、それを“守りきった”。文字通り“守りきった”。確か５７分ぐらいのこと。ボールを競りにいったベッカムがイエローカードを貰った。これでベッカムの次戦出場停止が決まった。さらに１分も経たないうちに自陣エリア手前で相手を倒したとしてイエローカードを貰ってしまい２枚目。これでベッカムが退場し、イングランドは１０人になってしまった。さらにはなんでもないプレーでキャンベルがハムストリングかを傷めたらしく交代をした。ベッカムが退場になった時点でJコールに代えてキングを投入し、守備に重点が移っていたので攻撃ができるはずもなく、オーストリアに攻められっぱなし。怒涛の攻撃を“守り切った”イングランド。では何人かを選手別に評価していこう。キャンベル：約１ヶ月前に戦列に復帰して今回の代表にも選ばれたけど、なんでもないプレーで怪我をして途中交代。年齢のせいなのか、怪我が多いし治りも遅くなってる。リオとテリーが不動のコンビになってもおかしくない。控えにはカラガーやキングもいるし、そろそろ・・。ベッカム：前半は右サイドから左サイドのJコールへ何本も正確なロングパスを通してチャンスを作ってた。退場したものの、２枚目の場面は相手のシュミレーションでもおかしくない判定。大舞台で相手にしてやられて“大舞台に弱い”面も。とはいえプレーのみにおいては先のパスや献身的な守備も見せた。またベッカム退場後にイングランドの攻めがなくなったことを、イングランドにベッカムは必要な人材。ランパード＆ジェラード：クラブでのプレーとは裏腹に、２トップとの絡みや２列目からの飛び出しがほとんどなかった。それでも数少ないそういった場面では必ずチャンスになってただけにもっと攻撃的にいってほしかった。エリクソンから守備的にいるように言われたのか知らんけど、２人の持ち味がお互いを消しあってる印象もある。クラウチ：前半はクラウチにボールを当ててた。それがオーウェンのPK獲得に繋がったけど、強さが全然足りない。また先を読む力が足りないのか、周囲とあってないのか、ロングボールに対して相手に先に入られてしまい、後ろから無理やり取りに行こうとするからファウルをもらって、ボールを相手に渡してた。チームとしての内容は良くなかった。途中で１０人になったこともあって、後半は攻めの機会が全く無かった。それでも勝ち点３を上積みすることができた。さてこれで水曜日はポーランドとの直接対決。勝てば１位で出場決定！！・・と思いきや、他のグループの結果によって、各グループ２位の上位２カ国までに入ることが決まり、最終戦を待たずして出場が決まってしまった。・・・な～んか素直に喜べへん。もちろん出場が決まったことは嬉しい。でも・・腑に落ちひんというか、何というか・・。ここはひとつ水曜のポーランド戦に勝って、グループ１位を決めてスッキリとワールドカップ出場に華を添えましょう。ほな、また。

  2005.10.09

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• Last　２　Serieses

  いよいよ今日と来週の水曜日に欧州予選があります。イングランド代表は、今日オーストリアと、水曜日にポーランドと戦います。現在のイングランドはグループ２位で、首位のポーランドと勝ち点５差の2位。ポーランドは残り試合数が1試合のため、イングランドが2連勝すれば首位で、プレイオフにでることなく予選を勝ち抜けることができます。このように順調とはいえないイングランドやけど、それに追い討ちをかけるがごとく左サイドのAコールが疲労骨折で離脱した。センターバックはリオ、テリー、キャンベル、カラガーと揃っているものの、右のGネビルが怪我で、左もダメになった。右はヤング、カラガーができるし、左もウォーノックを追加召集して、なんとか体裁は整えた。と思ったら、今日のイングランド戦にリオを外す決断をエリクソン監督は下したらしい。さらにはPKのキッカーをベッカムではなくランパードにすると。リオについては水曜日のポーランドとの試合に向けて休ませるため、PKキッカーについては息子のロミオ君が病気ってことで精神的負担を少しでも少なくするために採ったエリクソンの配慮やろう。思えば前回のワールドカップ予選も状況こそ違えど今回と似ていた。1試合消化の多い首位ドイツに勝ち点３差の２位だったイングランドは、アウェイのドイツ戦で、オーウェンのハットトリックを含む５対１で快勝。そして最終戦のホーム、ギリシャ戦。この時点でドイツと同勝ち点ながら得失点差で首位のイングランドは１対２の劣勢で後半ロスタイム。そのときドイツがフィンランドと引き分けの速報が流れる。同点に追いつけばワールドカップ出場が決まるなかで、ベッカムのFK。もちろん劇的なドラマを期待するけど、そのドラマを現実にするにはまず、今日のオーストリア戦の勝利が絶対条件。２試合ともユナイテッドのホーム、オールド・トラフォードで戦えるイングランド。そういえば、ベッカムのFKでワールドカップ出場を決めたのもオールド・トラフォードやったなぁ・・ほな、また。

  2005.10.08

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• ゲルマン魂

  いよいよ世界各地でワールドカップ予選が行われます。欧州予選は、土曜日と来週の水曜日の試合で予選の順位が確定します。とはいえグループ２位の下位６カ国はプレイオフに回るので、まだ全出場国が決まるわけではないのですが。来年のワールドカップが行われる国はドイツ。そのドイツに絡むニュースを。１、ハマンが代表拒否リバプール所属のハマンがドイツ代表に呼ばないで欲しい旨をクリンスマン監督に伝えたとのこと。これは代表引退とかではなく、所属のリバプールに専念したいから。なおワールドカップには出場を希望している。そんな都合のいい話はないでしょ。プレーヤーとしてはいいけど、わがままじゃない？ワールドカップに呼ばれるためには、それまでの国際試合に召集されて、結果を残して、初めて可能性があるわけで、おいしいとこだけ持っていこうとするのは良くない。今回の代表にハマンは呼ばれてないけど、こういうことがあったからか？ハマンもベテランやから、どういうプレーが大舞台でできるとかっていうのをクリンスマンも知ってるとは思うけど、クリンスマンもぶっつけ本番で臨むより、コンビネーションを試合の中で確認したいはず。ドイツは開催国で予選がないから真剣勝負の場がないから、より試合で試したいと思うはず。そういえばクリンスマンは「テストの時間は終わった。これからは熟成の時間。」って言ってたけど・・２、ノボトニー解雇レバークーゼン所属の元ドイツ代表ノボトニーがクラブから解雇された。原因は膝のリハビリで戦列を離れながら、給料の前借を要求したため。だから、そんな都合のいい話はないって！ローマ所属のトンマージを見習いなさい！トンマージは１年間プレーできない怪我を負って、懸命のリハビリに耐えて、それでもサッカーがしたくて、月給（日本円で）２２万円で契約したんやで（この金額はイタリアサッカー協会が定める最低賃金）。ほんまにドイツ人は何しとんのや！と思えば、「人」だけじゃなかったようで・・３、バイエルン、チャンピオンズリーグから追放もバイエルンが最悪の場合、チャンピオンズリーグ（CL)から追放される可能性もでてきた。これはCLの試合が行われる際は、CLと契約するスポンサー以外表示してはいけないが、先の試合でそれに違反した。昨シーズンも同様の違反を犯しており、その時は罰金で済んだ。まぁ追放されることは無いやろうけど、２回目ってことで罰金以上の罰が下るやろう。何試合かのホーム使用禁止かも知れん。ただこのニュースで気になったのは、違反した、つまりCL契約と別のスポンサーを表示した場所がスタジアムの外壁ってこと。中ならテレビに映るし問題あるけど、外やったら別にいいんじゃないん？テレビでスタジアムの外を見ることってほとんど無いし。ゲルマン魂。勝負を最後まで諦めない心。自分のわがままを最後まで押し通す諦めない心。ほな、また。

  2005.10.07

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• キーンはいずこへ

  先週の話になるけど、ユナイテッドのロイ・キーンが発言した。「クラブ側がオレに契約延長のオファーを提示してきたら驚きだ。　ユナイテッドから新たなオファーがあるとしたら４月あたりだろうが、　それでは遅すぎる。　１月には全てを解決したいんだ。　もう１・２年現役を続けたいし、　他の国でプレーすることは良い経験になる。　来年の夏には３５歳になる。　ユナイテッドには良いプレーヤーが揃っており、来夏が移籍のときだと思う。　ユナイテッドの次期監督に俺の名を挙げる人もいるが、それは魅力的に映らない。」ユナイテッドを退団するのかな？キーンは。そのキーンのシーズン前のコメントを。「クラブ、監督、ファンのためにも全力でプレーしなければならない。」いい事言うやないの。続いて、「はたして選手全員がそうしているかどうか疑問に思うよ。　数年前、ユナイテッドが全盛期だったころ、　自分のポジションが保証されていると考えていたものは１人もいなかった。　だから選手は成長したし、チームも強くなったんだ。　現在のチームにも才能のあるプレーヤーは多い。　だが、その才能に磨きをかけなければ意味がない。　世界中の才能をかき集めても、　チームとして機能しなければ何も勝ち取れないだろう。　断言してもいい。俺はユナイテッドの勝利のために闘いつづけてきたんだ。」いやはや、さすがでございます、キーンさん。ユナイテッドの勝利のことだけを考えてくださる。このような選手がクラブを去るはずがない。と、あっさり終わりたいけど、よく考えてみる。これはユナイテッドに対する叱咤なのか？ここ２シーズンで、プレミアは逃し、CLも取れてない。ユナイテッドのために闘い続けたキーンだからこそ、現在のチームに足りないものを引き出そうとしてるよう。才能が揃っていることを認めながらも、トレブルの時代を持ち出すあたり、今のチーム状況に不満があるのだろう。もちろん内部の状況はぼくたちには分からない。分かったとしてもクラブがリリースする情報はポジティブなものばかり。さらには自分の将来のことも考えてのコメントかも知れん。あと何年できるか分からず、現状にも不満がある。ユナイテッドでキャリアを終えることが一番と考えながらも、この状況が変わらなければ出て行くつもりなのかも。とはいえ、闘争心は衰えてないものの、キーンの年齢や怪我、性格を考えたら、プレミア以外の国で当てはまるクラブは多くない。そうなると、引退までユナイテッドにいるのが最善の方法やと思うんやけど。ほな、また。

  2005.10.05

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• This is “CHAMPION”

  この５日間で２回目の対戦になった、リバプール対チェルシー。チャンピオンズリーグの激闘があっただけに、今回も好ゲーム、と少しの淡い欲望、を期待したけど、結果は１対４でチェルシーの圧勝。何故こんなにも大差がついてしまったのか？前回のチャンピオンズリーグの対戦の際、「奥が深い」と書いた。でもこうなるとそれを通り越して、意味が分からない。トラオレの起用。センターバックのポジションを入れ替える策を施したベニテスの手腕は確かにスゴイ。でもそうまでしてトラオレを起用する意味が全くもって分からない。案の定、最初の失点シーンもトラオレのクリアがドログバに渡り、エリア内でトラオレがドログバを倒してPKを与えてしまった。その後もJコールに何度もドリブルで攻め込まれ、カラガーやシャビアロンソがカバーして何とか失点は防いでた。それほど頻繁に攻撃に参加するわけでもなく、決定的チャンスを必ず演出するわけでもない、それでいてディフェンスはザルのトラオレを何故起用し続けるのか。誰か分かる人がいたら教えてほしい。リーセを下げて使えばいいんじゃないの？トラオレのカバーをするために、カラガーとヒーピアが状況に応じてポジションを入れ替わってた。トラオレのカバーにヒーピアだと完全な蛇足状態で無駄なこと。だからカラガーがトラオレのカバーに入るけど、そうなると逆サイドから攻められるとヒーピアのスピードが穴になる。２失点目はそこをドログバに抜かれた。カラガー、シャビアロンソが戻ったものの間に合わず。じゃあ、この２人だけが悪いのか？そんなこたない。３失点目はカラガーが自陣でのパスをデルオルノにカットされたことから始まった。実際、ディフェンスでミスをすれば勝つことなんてまずありえない。カラガーは良く戦ってるし、こんなミスはめったに起こさない。闘志溢れるプレーでしがないディフェンスを引っ張ってる。とはいえ曲がりなりにも昨シーズンのチャンピオンズリーグのCHAMPIONがこんなディフェンスを見せてたら、“CHAMPION”の名が廃るというもの。逆の意味ではThis is “CHAMPION”やけど。一方、昨シーズンのプレミアリーグ“CHAMPIOM”のチェルシー。４日前のリバプールとの試合から研究を重ねてこの試合に挑んだのが見て取れた。特にクラウチ対策。４日前は、前半は完全にクラウチに高さで負けて何度もピンチを迎えてた。でも今回はクラウチの実力を見極めたうえで完全なる（？）対策を施してきた。ある程度は高さで負けてもいい。そのかわりこぼれ球は確実に拾う。ドリブルの１対１は強さがないからファウルにならない程度に体を当てる。これでクラウチはほぼノーチャンスになってリバプールも攻勢をかけることができなかった。ただ、高さをある程度捨てるといってもロングボールの場合で、クロスに対しては体を当てて負けないようにしてた。また意外にテクニックがあるためポストでの足元のプレーにも注意が必要だった。その点でもマケレレ、エッシェンとDFラインが囲んで楽にプレーさせてなかった。まさにThis is “CHAMPION”の戦い方やった。反チェルシー包囲網を作らなあかん状況で、この試合はかなり凹んだ。ベニテスのいう「チェルシーの弱点」は何なんやろう？負けてるから大きい声では言えへんか・・個人的には、サイドとロングボール（ずらせば尚よし）やと思うんやけどねぇ。そう考えなクラウチを２戦連続でフル出場させた意味も分からんしね。ほな、また。

  2005.10.03

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• 流れを変えたパーキンソン

  プレミアリーグ、フルアム対マンチェスター・ユナイテッド。前半からゴールの応酬で、イングランドの、この日の天気同様に流れが変わりやすい展開。前半２分、ジョンのゴールでフルアムが先制。１６分、パクが５０ｍをドリブル突破し、エリア内でファウルを貰いPK。ニステルがこれを決め同点に。１８分、ギグス→パクとつながって最後はルーニーのゴールが決まって勝ち越し。２７分、Cイェンセンの直接FKが決まってフルアムが同点に。前半ロスタイム、ルーニーのスルーパスにパクが飛び出し、ノーマークのニステルにパス。ニステルのこの日２点目のゴールで再びユナイテッドが勝ち越し。前半で大量ゴールが生まれると後半も期待するが、なかなかそういう風には進まないのがサッカーで、結局このまま３対２でユナイテッドが勝利。この日のMVPはパーキンソン。正確にはパク・チソン（beckamasterさん、使わせていただきました）。この日もゴールこそ無かったものの２アシスト。最初のPKを貰ったのもパクやから実質３アシストといっても過言じゃない。そのPKをもらったドリブル。ハーフウェーから持ち込んでエリア内まで行って相手に倒されたけど、ロナウドと違ってシンプルに行ったのが良かったと思う。ロナウドの場合、チョコマカして相手を幻惑させることが出来るけど、その分持ちすぎたり、チョコマカ分攻撃が遅くなる。今回のパクはホントいたってシンプルなドリブルで、エリア内でも粘った結果がPKに繋がった。何より、前半２分で先制されて勢いづいてたフルアムに攻められっぱなしの状況で生まれたこのドリブルからのPK。流れをユナイテッドに引き寄せるとともに、その２分後のルーニーのシュートにも繋がった。というのも自分たちのほうにあった流れが相手に行きかけ、なおかつ同点に追いつかれたショックを少し残したままの状態で攻め込まれ、たった２分で逆転された。それほどパクのドリブルが相手に与えた影響が大きかった。そしてチャンピオンズリーグのベンフィカ戦から２戦連続の先発になったギグスも良かった。直接的にゴールに絡むことはなかったものの、２点目のサブアシストはギグスやったし、全盛期のドリブルを（こう書いたら失礼かも？）彷彿とさせるプレーも見られた。あまり中に入らずサイドで上下動することで、ワイドな攻撃も出来てたし、古き良きユナイテッドサッカーをほんの少し見ることも出来た。ニステルも絶好調で今シーズンもう７得点目。ルーニーも決めて攻撃は問題なし。ディフェンスはリーグ２試合で４失点してるけど、そのうちの２点はFKを直接決められたもの。しかもキックが良かった、ディフェンスはほばノーチャンスの失点ってことで、そんなに大層に気にすることもない。これで怪我人が戻ってくれば選手層も厚くなって、状態は右肩上がり間違いなし。あとはあなたの復活だけやで、ポール！ほな、また。

  2005.10.02

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• ジャイアント・キリング

  弱小チームが強豪チームに勝つこと。でもチャンピオンズリーグのレベルまでくると、「ジャイアント・キリング」や「アップセット」なる言葉は無きに等しいのかも知れません。チャンピオンズリーグの第２節。ポルトはホームでアルトメディアと対戦。２点を先行しながら後半逆転され、ポルトは敗北を喫した。このアルトメディアっていうクラブ。正式にはアルトメディア・ブラチスラバ。以前まではアルトメディア・ペトルザルカと呼ばれ、今シーズンの予備予選２回戦では、俊輔の所属するセルティックに勝利してる。スロバキアというマイナー国の１クラブが、チャンピオンズリーグの大舞台のアウェイで、ポルトを相手に２点をリードされながら逆転勝利をものにした。よく強豪クラブの選手が「どのクラブに対しても全力で戦う」みたいなコメントを出してるけど、ファンからすると、試合前から「楽に勝てる」って思い込んでしまう。それで苦戦すると「何してんねん！」とあーだこーだ言ってしまう。もちろん選手などの現場レベルにもそういう考えの人間はいるやろうけど、もうそんな時代は終わったかも知れん。０２Ｗ杯で韓国のベスト４を予想した人はどれくらいいたか？０４EUROでギリシャの優勝を予想した人はどれくらいいたか？サッカー界に限らずどの世界でも中心にいるのは力を持った者、サッカー界では強豪クラブ・国になる。それでも、それらの国が力どおりに勝てるとは限らない。今までは力の差が極端に離れていたから、「ジャイアント・キリング」みたいな言葉も普通に使えてたけど、情報技術が発達し、人の往来も活発になり、それに伴って戦術も進化して、それぞれの力の差が縮まってるなかで、いわゆる鉄板の試合っていうのは無くなったといってもいいと思う。結果的に強豪が勝つ場合もあるけど、試合をする前から決め付けるのはナンセンスなことなんやろう。そうはいっても強豪同士の戦いを見たいっていう欲求があるのも事実やし、あーだこーだ言うことが楽しいから矛盾してる面もあるんやけど。ほな、また。

  2005.09.30

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• 奥が深いです

  プレミア対決になったチャンピオンズリーグのリバプール対チェルシー。結果はスコアレスドローになったけど、奥の深いサッカーを見せてもらいました。知将同士の駆け引きや、選手同士の対抗意識、スタジアムの雰囲気と、ソフト、ハードの両面で文字通り「整った舞台」での試合でした。その中でも気になった点がいくつか。１、何でトラオレのサイドから攻めないのか？ぼくみたいな素人でもトラオレのディフェンス能力の低さは分かる。しかもそのカバーがヒーピア。ダフはともかく、ロッペンのスピードなら確実にチャンスが生まれるはずのサイドをなかなか攻めようとしなかった。ダフとロッペンがポジションチェンジをするのは分かるけど、今回に関してはロッペンを右で固定したほうがチャンスは出来てたと思う。またロッペンに代えて出てきたSWPもほとんど見せ場無く終わってしまった。最近のモウリーニョはスクランブル的采配も見せるけど、まだバランスに比重を置きすぎてるのかなって考えてしまう。２、クラウチを残した理由後半途中からはほとんど動けてなかったクラウチ。それでもベニテスは最後まで使い切った。多分これはベニテスの言う「チェルシーの弱点」じゃないかと思う。弱点というより「あえて言う弱いところ」かもしれんけど、組織的に守るチェルシーの穴をサイドと見て、クラウチをセンターに置くことでディフェンスの意識を少しでもセンターに置いて、サイドをシセとルイスガルシアに狙わせたんやないかと。クラウチじゃなくシセに代えてシナマを投入したことでそう思ったけど、両者ともほとんど潰されて結果は出せなかった。確かに前半のクラウチは怖かった。テリーとカルバーリョのセンターも押さえるのに苦労してた。でも後半はクラウチの動きが落ちて、前半ほどの怖さはなかったように思う。そこでシセを残してシナマとスピードで相手を翻弄させても良かったのになと思った。３、シャビアロンソのカバーリングこれはポジティブな驚きやけど、かなりカバーリング能力が高くて驚いた。正確なパスはもちろん、この試合では守備の面でも貢献して、カウンターのピンチを未然に防いでた。もし抜かれてたらヒーピアがミスって失点してたかも知れん。そう思うとシャビアロンソのカバーリングが試合を締まったものにしてた。まだまだサッカーには分からないことだらけ。「なぜ？」と思ったことも、監督の頭の中では当然のことなのかも知れん。知将の頭なら特にそう。きっと今回も当然の帰結としての戦術やったんやろう。まだまだ奥が深いです。ほな、また。

  2005.09.29

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• っしゃーーー！！

  「まだまだ俺の持っている力を出し切れば、チームの力になれると確信している」「これからもこのチームのタイトル獲得に貢献したい」チャンピオンズリーグ２試合目。ユナイテッドはホームでベンフィカと戦い、２対１で勝利。勝ち点３を獲得した。１得点１アシストと大活躍したのが、先週に上のようなコメントを発したギグス。すぐに結果を残してくれるあたり、やっぱ違うねぇ。ともにセットプレーからの得点で、相手の壁に当たる運もあったけど、ゴールはゴール。怪我人が多い中、今シーズン初めての先発に応えてくれたギグス。感謝感謝でございます。と、ギグスを褒めたところで他の選手について。まず、バーズリー。再三オーバーラップしてクロスを供給してた。決定的なパスって言うのは少なかったように思うけど、同じサイドでロナウドがドリブルで一人相撲してたから、バーズリーの早めのクロスがいい印象を受けた。それに態度もフレッチャーと違って熱い奴みたいやから、右はガリーが帰ってくるまでバーズリーでいいんじゃないかと思う。経験が少ないことを考えれば、多少のミスはある程度見過ごしてあげよう。フレッチャーとロナウド。前者は積極性、後者は一人相撲。以上！スミスとスコールズ。この２人は自体が悪いというよりも、そのポジションに置いたファギーが悪い。どう考えてもポジションは逆。そうすれば失点シーンのファールはなかったし、スミスがニステルの間を走り回って本来の動きが出来るし、スコールズの飛び出しももっと活きてくると思う。全体で見ると、攻撃の展開スピードが遅かった。だから相手の守備が整ったところを攻めざるを得ず、フィニッシュまでたどり着くことが出来ない。んでボールを取られてカウンターを喰らう。シモン、ミッコリ、ヌーノゴメスのスピードあるカウンターに対して受身の、リアクションディフェンスしかできず、何度もゴール前まで攻め込まれた。結局FKからの失点だけで抑えることが出来たけど、毎度のごとくファンデルサールがそこにいたから済んだわけ。攻守両面において苦しい展開プラス怪我人続出でスクランブル体制のなかでの、この勝ち点３、っていうか勝利は大きい。しかもギグスの活躍っていうのがええ感じ。とりあえず今のスクランブルの状況を乗り切れば、必ず上は見えるはず。それまでは我慢の日々をすごす事にしよう。ほな、また。

  2005.09.28

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• 大記録

  ミランのマルディーニが先週末に行われたトレビソ戦に出場し、セリエ通算５７１試合目となった。これによりディノ・ゾフの記録５７０試合を抜いて最多記録となった。１９８５年１月に１６歳でセリエにデビューしてから、ミラン一筋での大記録である。正直、何も言うことがありません。あるとすれば、「スゴイ！」これだけです。それもそのはずで、デビューしたのが８５年なので今年で２１年目のシーズン。大小の怪我はあったものの、常にトップレベルで活躍し、現在はクラブでキャプテンを努めてる。イタリア代表にも選ばれ続け、こちらでもキャプテンを任されてた。人間生きてたら、必ず波がある。その波を出来るだけ少なくして長い間活躍するために節制して、今のマルディーニがある。人生８０年の今、その４分の１をトップレベルで活躍し続けてきたマルディーニ。それに一度もクラブを変わる事も無く同じクラブでい続けてることも、現代では考えられない。他の選手のコメントを見ても、マルディーニに批判的なコメントっていうのは見たことがない。ミランが、マルディーニが引退したときは背番号を永久欠番にするようやけど、それほど選手として、人間として偉大なマルディーニ。いろいろと書いたところで行き着くところは、「スゴイ！！」ほな、また。

  2005.09.27

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• 負けはしたけど・・

  プレミアリーグ第６週。ユナイテッドはホームでブラックバーンと戦った。前半３３分、ペデルセンがFKを直接決めてブラックバーンが先制。ユナイテッドは後半２２分、ルーニーのシュートのこぼれ球をニステルが押し込んで同点に追いつく。しかし後半３７分、またしてもペデルセンがゴールを決め、２対１でブラックバーンが勝利。ユナイテッドは今季初黒星となった。今季初黒星・・たしかに負けた。チェルシーが今週も勝っただけにこの負けはイタイ。ただし負けはしたけど、攻撃においては悪くなかった。前半からスミス、スコールズがどんどん上がっていって、ロナウド、パクがスピードで相手を切り崩して、真ん中にはニステルが待ち構えてる。ニステルが囮になることで、上がってたスミスやスコールズにもチャンスが出来る。この流れで何本シュートを打ったことか！ただそれもゴールが決まらなければ話にならへんのやけど、ここ何試合かと違うところはシュートが打ててるってこと。相手のディフェンスがあまり良くなかったってこともあるけど、シュートが打ててる状況になってるだけでもいい兆候。それでも何本かは決めてほしかったけど・・。でもこういう試合もある。何本シュートを打っても枠を外れたり、バーに嫌われたり、キーパーの調子が良すぎたり。逆にシュート１本で１点決まって勝つときもある。だから点は１点しか入らなかったけど、シュートチャンスが多かった攻撃陣は良かったと思う。一方、２点を取られた守備陣。ユナイテッドの攻撃陣が嫌われまくったように、ブラックバーンの攻撃陣も嫌われまくった。でもそれはファンデルサールの長い足があったから。３・４回スーパーセーブで失点のピンチを防いでくれた。もうファンデルサール大先生です。でもキーパーのそういうセーブが目立つってことは守備が機能してないってことの裏返し。１点目のFKは相手のキックを褒めるとして、その後は結構カウンターからピンチを作られてた。得点を狙いにいって逆襲を喰らうことはある。そこはやっぱり中盤のフィルターがどれだけ遅らせられるかにかかってくるけど、今のユナイテッドの中盤にそれを求めすぎるのも酷な話かも知れん。それよりも２点目の場面。スコールズのエリア前でのパスミスから失点をしたけど、パスを出そうとしたスコールズも悪いとは思うけど、出されたスミスもパスを感じずぼーっと立ってるだけの感じやった。しかもスミスは取られたあとボールを追っかけるでもなく、その場に突っ立ったままやった。そういう意味でもフィルター役を今求めるのは酷。前半を見ても分かるようにスミスはやっぱり中盤じゃなくFWの選手。スミスはがんばってると思うし、スミスが悪いんじゃなく、使ってる監督が悪い。怪我人も多く、なんとかやりくりせなあかんのは分かるけど、スミスはやっぱり前で使いましょうよ、ファギー。負けはしたけど、点の入る予感はあったブラックバーン戦。これが続けばきっと勝てるさ！にしてもファンデルサール様々やねぇ。ほな、また。

  2005.09.25

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• 焦りは禁物

  チャンピオンズリーグ予備予選で怪我をしたユナイテッドのガリー・ネビル。順調な回復を見せ、今週末のブラックバーン戦にも出場する予定だったが、木曜日の練習で再び同じ箇所を痛め、手術することになった。これにより６週間の離脱を余儀なくされる。「チームにとって苦しいことだが、ガリーにとってこれが最善の策なんだ」とファギーが話すように、ユナイテッドにはかなり苦しい。エインセがほぼ今季絶望な中でガリーがまだ戻ってこれないのは層の厚さに影響する。今右サイドにはオシェイが入っているが、ガリーが戻ってくればオシェイを左に回せるしリチャードソンも前で使える。キーンもしばらく使えないから、中盤でリチャードソンの手もある。スールシャールも怪我が治ってようやく戻ってこれるはずが、練習中にまた傷めたらしいし、ガリーも同じ。選手にとっては怪我したあとは１日でも早くトップに合流したい思いからとばし過ぎて、同じ箇所を傷めるケースが多々ある。特に中心選手であったりすると責任感も大きく、チームの状態が悪いとなおさら急いでコンディションを上げようとする。でも、そこでまた怪我をされると「チームのために」と思ってやったことが、結局はチームに迷惑をかけることになる。もちろん怪我をした選手が悪いのではない。だからガリーもスールシャールもエインセも、焦らず、ゆっくりと怪我を治してくださいな。「ユナイテッドを出る意味が分からないね。まだまだ俺の持っている力を出し切れば、チームの力になれると確信している。」「俺はこれまで数多くのタイトルを獲得してきたが、これからもこのチームでのタイトル獲得に貢献したいと思っている。過去を振り返ることはないが、何度タイトルを獲っていたとしても満足するというようなことはない。」今シーズンの出場がわずか２１分のベテランウィンガーのコメントもあるように、残ったメンバーを信頼して治療に専念してください。シーズンはまだ始まったばかり。チェルシーが独走状態やけど、ぼくも焦らず、チームを信用して応援をしていこうと思います。ほな、また。

  2005.09.24

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• “期待”は裏切らない

  ぼく「結果見た？」同僚「いや、帰って試合見るから見てない」ぼく「予想は３対１。多分やで」同僚「で、また誰か退場して（笑）」今日の昼下がりの１コマ。世間は２週連続の３連休やというのに、２週とも３連休じゃないぼく。つまりは今日も仕事やったわけで。そうすると日本時間の夜中に行われる試合をライブで見れるはずもなく、仕事が終わってから見るしかない。Ｗ社と契約してないぼくと、契約してる同僚。まさか当たるとはねぇ。もちろんスコアだけは予想と反対やったんやけど・・「壊れちまえ！」と思ってるレアルの試合があった。結果はもうお分かり。レアルが３対１でビルバオに勝利。ラウールが２得点したらしく、ルシェンブルゴの首もなんとか繋がったみたい。とはいえ“期待”は裏切らない。やらかしたなぁ、ウッドゲイト。０４年４月以来の公式戦、つまりレアルデビュー戦のディフェンダーが“期待”に応えてくれた。オウンゴールに２枚のイエローカード、退場。上の１コマの時点で２人とも結果を知らない。にもかかわらず、そのとおり実践してくれるレアル。何て面白いクラブなんでしょう。しかもクラブデビューの試合でオウンゴールと退場を１度に経験するという快挙を成し遂げたウッドゲイトに拍手！ちなみにこのウッドゲイト、怪我をする前はイングランド代表にも名を連ねるほどの実力の持ち主。テリーが頭角を現す前はリオ、キャンベルの次にウッドゲイトの名前が挙がるほどやった。クラブレベルでもリーズ時代、当時のチームメイトのボウヤーとアジア系青年に暴力を働き裁判沙汰に。ニューカッスルに移籍後は怪我が続いたのと裁判の影響からか、思ったほどの活躍を見せれず、０４年４月のニューカッスル最後の試合も途中にハムストリングを傷めて交代してる。そしてレアルに移って最初のシーズンは試合出場なし。２シーズン目の今季、ようやく復帰したデビュー戦で・・０２年のワールドカップ前に代表のエリクソン監督から「腐ったミカンはいらない」と言われたウッドゲイト。「腐ったミカン」でも欲しがるクラブはあるわけで。それにクラブにピッタリやと思うのはぼくだけ？ほな、また。

  2005.09.23

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• ベスト１１

  先日、国際プロサッカー選手協会が選んだベスト１１が発表された。この国際～というのは、日本を含む世界４０カ国が加盟する、選手協会の統一組織のこと。今回、その中から無作為に選ばれた３８０００人の選手が投票してベスト１１を選んだ。つまりは「選手から認められてる選手」ってことで、かなり光栄なことやと思う。ＧＫ　ジダＤＦ　カフー、ネスタ、テリー、マルディーニＭＦ　ランパード、マケレレ、ロナウジーニョ、ジダンＦＷ　シェフチェンコ、エトーちなみに最多得票のロナウジーニョがＭＶＰを受賞した。ぼくがこれに対抗するがごとく、ベスト１１を作った。その名は、「ぼくと同い年ベスト１１～プレミア編～」とりあえずメンバーを見てください。ＧＫ　ハワードＤＦ　パウロフェレイラ、リオ、カルバーリョ、エインセＭＦ　ルイスガルシア、ランパード、ダイアー、ダフＦＷ　グジョンセン、サハ控え　ボウマ、ババヤロ、ロンメダール、ジェレミ、キューウェル、ベント（エバートンの方）どうでしょう？負けず劣らずのチームやと思う。ＤＦに隙は全く無いし、前線も高さはそんなに無いものの、スピードでは負けへんメンバーになったと思う。と気になったことが１つ。チェルシーのメンバーが多い。これは知ってる選手が多いからじゃなくて、実際に他のチームにいなかったり、いても１人とかで、それをチェルシーの選手と比べるとこうなってしまう。こう見ると、チェルシーの補強っていうのは、金で釣った部分もあるにせよ、いい補強やと思う。ピークを迎えようとしてる選手を中心に、完成された選手じゃなく、まだ伸びしろのある選手を補強してる。金で釣っても、点を取れない取られっ放しのどこかのチームとはえらい違い。あかんあかん、こんなんしてたらまた某ゲームがやりたくなってくる。ということでこの辺で。ほな、また。

  2005.09.22

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• 壊れちまえ！

  ２対３　セルタ。０対３　リヨン。０対１　エスパニョール。昨シーズンのカマーチョ辞任前と全く同じ道をたどってるレアル・マドリー。銀河系と呼ばれてたのも最近のはずが、今じゃ・・。正直負けたほうが個人的には面白いからいいんやけど、アンチ巨人でも次期監督が誰になるか気になるように、レアルの今後も気になるわけで。先日のエスパニョール戦では不運なゴールで負けたらしいけど、それは言い訳でしょ。あれだけ攻撃陣に選手を揃えておきながら得点が取れてないのに、運が無かった、ですか？それはないでしょ？しかもセルヒオ・ラモスとバプティスタが退場したから、今日のビルバオ戦は出場停止。エルゲラも故障みたいで誰がディフェンスに入るのかと思えば、ウッドゲイトとメヒア。パボンもいるとはいえ、このセンターは何や！こうなったらジェステやエチェベリアにガンガン突いてもらってケチョンケチョンにしてもらいたい。そういえばエルゲラは、「レアルに残留するよりも、外のクラブにいって自分自身を見つめなおしたい」って言ってるし、カシージャスもまだ契約の延長をしてない。それにサルガドには、否定したものの、ユベントスへのローン移籍の話もあった。いっそのこと粉々に壊れてしもたらいいのになぁ。（チェルシーも・・）ほな、また。

  2005.09.21

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• アーセナルが勝てない理由

  プレミア５週のアーセナル対エバートン。２対０でアーセナルが勝った。先に結果を知ってしまったので、少し見方を変えて見ることにした。それは、「なぜアーセナルはチャンピオンズリーグで勝てないのか」これはサッカーファンなら常に思うことであり、ぼく自身もそうやった。でも簡単そうで難しいこの問題。答えが合っているかどうかは別にして、多分簡単。その前に、ヒデがプレミアデビューを果たした。試合を見ていないのでなんとも言えへんけど、地元紙の採点は「５（１０段階）」と低評価。アラダイス監督も、「攻撃は良かったが、守備の場面で相手をフリーにさせていた」とコメント。このあたりが低評価に繋がったんやと思う。昨シーズンまでイタリアでプレーしてたヒデ。イタリアでは、１対１のとき、自分の守備のエリアに相手がドリブルで入ってくればもちろんディフェンスするけど、その範囲から出ると、次のエリアの選手にマークを受け渡してディフェンスする。一方プレミアは、守備エリアから出てもそのまま付いていきディフェンスする。ヒデの場合、イタリアと同じように、エリアから出た選手のマークをせず「フリーにさせた」って見られたんやろう。つまり受け渡しの場面では、プレミアはイタリアに比べてルーズな傾向がある。んでアーセナルの中心は何といってもアンリ。左サイド、アンリを中心には速くて短いパスを繋いで相手を崩すサッカー。そのアンリのスピードやドリブルを１対１で止めれるディフェンダーっていうのはそうそういない。ましてプレミアのクラブにいるはずもなく、その中でルーズなマークの受け渡しでアンリを止めれるはずも無く得点を決められてしまう。強豪揃うチャンピオンズリーグの舞台では受け渡しはしっかりしてるし、選手１人１人の能力もプレミアに比べはるかに高い。チームとしての組織力もあるチャンピオンズリーグではアンリのスピードが活かせず、プレミアのようなプレーをすることができない。比較できるかどうかは別にして、昨シーズンのチャンピオンズリーグでミランディフェンスがユナイテッドのロナウドを完全に抑え込んだことからも間違いではないと思う。もう１つはベルカンプの存在。アーセナルで“らしくない”唯一の存在がベルカンプ。ただベルカンプは大の飛行機嫌いで、アウェーの試合には出場しない。っていうか行かない。ベルカンプがいないとアーセナルのサッカーはより（高度な）単調になってしまう。相手からすると、ベルカンプのいないアーセナルっていうのは守るべき部分がはっきりしている分、守りやすい。その点を考慮してファンペルシーやフレブを獲ったと思うんやけど、彼らにベルカンプ役をさせるのはまだ荷が重過ぎる。つまるところ、アンリさえ止めればなんとかなる、ってことを強豪は知っている。もちろんピレスやリュングベリもいるけど「アンリがいてこそ」の部分もある。またチームに高さがない分、アンリを止めればプレミアのような攻撃力は発揮できない。そうなるとアーセナルの勝つ確率は低くなる。いくら個人ががんばってもチームが勝てなければ意味が無い。チームが負けると敗因は中心選手、アンリになってしまう。以上、アーセナル（アンリ）がチャンピオンズリーグで勝てない理由でした。ほな、また。

  2005.09.20

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• スコアレスでも・・

  「強いチームが勝つ」んじゃなく「勝つチームが強い」とか、「５対４でも大雑把な試合」もあれば「０対０でも白熱した試合」もある。単に点がたくさん入ったからといって面白いわけではない。とはいえ面白いこともあるんやけど。プレミア５週。ユナイテッドはアウェイでリバプールと戦った。結果はスコアレスドロー。ただ試合内容は白熱したもので、スコアレスとはいうものの非常に緊迫したものやった。それはやっぱり、この試合への意気込みがプレーに乗り移ってたからやと思う。それがルーズボールや１対１の場面で見られて、それがお互いの競争心を助長し、観客やテレビの前の視聴者を引きずり込んでる感じ。見ているうちに引きずり込まれる試合っていうのは、たとえ点が入らんでも面白く感じる。そういうときの９０分はものすごく短く感じる。ユナイテッドに関しては、エインセの代わりに入ったリチャードソンが無事にシナマを押さえ込んでたけど、それ以外はリバプールに押されっぱなしの展開で、今回もファンデルサールに何度か助けられた。シルベストルは相変わらず危なっかしいけどリオとファンデルサールがいる限り大丈夫やろう。攻撃はロナウドが絶不調。これはメンタルが影響してるんやけど、親の不幸があったから仕方ないこと。それより中盤。この試合でキーンが復帰したものの、今度は左足中足骨を折って２ヶ月は離脱するみたい。キーンの不在はかなりイタイ。今回の試合、結果はスコアレスドローで勝ち点は１に終わったものの、勝ち点では表せないものを見せてもらった。“気迫”“相手に絶対負けない思い”いくら調子が悪くても、気持ちだけは折れないように、今回のような試合を続けていれば結果は付いてくるはず。これで首位チェルシーとの勝ち点差は４。でもまだ５～６試合が終わったばかり。チェルシーファンの方へ。レッドＤＥＶＩＬＳがバッドエンドを見せて差し上げます。ほな、また。

  2005.09.19

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• スペシャル

  サッカーを１試合見ると２時間弱の時間を消費する。１日の１２分の１を消費するわけやから、それなりに面白い試合を期待してしまうんやけど、なかなかそういうわけにもいかない。もちろん細かく見ると面白くない試合のほうが少ないんやけど。「ぼくの２時間を返せーー！」っていう試合もあれば、「このプレーだけで見た価値はあった」っていう試合もある。チャンピオンズリーグ、リヨン対レアル戦はまさに後者。そのプレーは、“ジュニーニョのフリーキック”。この試合はレアルの惨敗ぶりを見てやろう、と思って見た。もちろんリヨンが強いことは分かってた。ジュニーニョのフリーキックがスペシャルなことも分かってた。でも吉本新喜劇みたく、わかっていてもなかなかお目にかかれない、そして相手を１発で黙らせられるのが“スペシャル”なわけで、今回のジュニーニョのフリーキックはまさに“スペシャル”。１点目のゴールもカリューのゴールになったけど、９０％以上はジュニーニョのおかげ。んで２点目は文字通り、ボールが“無回転”のフリーキック。最初はレアルを見るつもりが、こんなプレーを見せられたらもうそれだけで「ごちそうさま」。ジュニーニョのかわいそうなところは、リヨンっていうフランスのクラブに所属してるから日本の知名度は低い。それと、これだけのフリーキックを持っていても代表ではサブなこと。ブラジル人のジュニーニョ。ロナウド、ロナウジーニョ、カカ、ロビーニョ、アドリアーノ、さらにはバプティスタ、エメルソン、ゼロベルトと、他の国にいけば間違いなくレギュラーの選手たちとのポジション争いがある。たとえクラブで“スペシャル”であっても、代表では“スペシャル”じゃないのがブラジルっていう国の強さ。アルゼンチンしかり、ブラジルしかり、贅沢な悩みっていうのはうらやましい限りです。もちろんイングランドも“スペシャル”な選手は揃ってますけどね。ほな、また。

  2005.09.18

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• エインセ、今季絶望！

  イタイ、イタスギル・・・チャンピオンズリーグのビジャレアル戦で途中交代したユナイテッドのエインセ。膝のじん帯を痛めて今季絶望。今季絶望ってことは来年のワールドカップへの出場にも影響する。アルゼンチン代表としてのエインセも見たいけど、今はどうでもええよ。大変なのはユナイテッド。特にディフェンスは厳しくなった。ブラウンがいない、フォーチュンもいない、ネビルがいなくなってオシェイが入った。で、エインセが今季絶望。ブラウンがいればオシェイを回せた。フォーチュンがいればそのまま入れた。ネビルがいればオシェイを回せた。おそらく代わりに入るのはビジャレアル戦でも入ったリチャードソン。とはいえ中盤の左が本職のリチャードソンがサイドバックに入るのは、日本代表でいうところのアレックスみたいなもの。ネビル弟がいれば・・・スペクターをローン先から呼び戻す・・・怪我人が回復するまでは、たとえ付け焼刃でも窮をしのぐしかない。今週末のユナイテッドの相手はリバプール。前に書いたように、リバプールの左サイドにトラオレが入ればガンガンそこを突けばいい。エインセの怪我で、ユナイテッドの左サイドも弱点になってしもた。ルイスガルシアのドリブル、シセのスピード・・リチャードソンが１００％止めるのは無理。カバーに入るのはシルベストル。余計に危なっかしい。さらにシルベストルが外に出れば、リオ対クラウチ。ここは大丈夫でもキーンがいない。ジェラードのミドル、外からゼンデン・・・こんなネガティブな考えばっかしてたら、へこみっぱなしで楽しい週末を送れへんやん。そやからな～んも考えんと週末を過ごすことにしよう！そういや月曜日は仕事やったなぁ・・へこむなぁ・・・ほな、また。

  2005.09.17

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• １人の愚か者？

  ９８年フランスＷ杯決勝トーナメント１回戦。アルゼンチン対イングランド。シメオネのファウルに対する報復行為で、主審のニールセンはベッカムに退場を宣告。イングランドはこの試合に敗れ、翌日の地元紙は「１０人の勇敢な獅子と１人の愚か者」と見出しを付け、ベッカムを批判した。ユナイテッドのチャンピオンズリーグ開幕戦の相手はビジャレアル。ここは気持ちよく勝って、今週末のリーグに備えたかったのが・・・。タイトル通り「１人の愚か者」によって試合をブチ壊された。名前はルーニー、１９歳。６４分、ファウルをしたルーニーはイエローカードを受ける。その際、主審に対して侮辱的行為（主審に拍手）をして２枚目のイエローをもらい退場となった。ちなみにこの試合の主審もニールセン。攻撃が機能せずフラストレーションがたまってたのか、若さゆえのメンタルなのか、どちらにせよ審判のジャッジは絶対やから、例えファウルじゃなかってもイエローカードに素直に従うべき。ところが主審の顔の前で拍手するもんやから残り２５分を１０人で戦う羽目になった。今シーズン開幕前に「大人だからレッドカードは貰わない」っていってたのはどこにいったのか。しかし、である。ルーニーがフラストレーションがたまるのも納得のいく内容だったのも事実である。先週末のシティー戦もそうだったが、中盤でゲームが全く作れてない。前にも書いたようにフレッチャーはリスクを負わない、スコールズに全盛期の動きはない。そうなると前までボールが回ってこない。ニステルが前線で張って動かない以上、ルーニーが下がってボールを取りに行くしかない。実際この試合でも、ルーニーが下がることでニステルが孤立して攻撃が機能してなかった。本来ＦＷで、ボールに触りたいタイプの選手である以上、持てない、攻めれないとなるとフラストレーションがたまるのも当然である。また代表で北アイルランドに負けたことも影響してると思う。もちろん代表とクラブは別問題だが、人間である以上引きずってしまうこともある。若さゆえにコントロール出来ないままクラブに戻り、クラブはクラブで持てない、攻めれない。その不満が本来のルーニーの性格と合わさって今回の行為に繋がったんじゃないかと思う。ベッカムの場合、試合展開に関係なくの報復ということで批判されて当然だ。今回の場合、主審に対する行為は決して褒められるものではなく、許されるものでもない。でも１つの意見として、ユナイテッドの内容の悪さがルーニーの行為に繋がったっていう見方もある。ピッチで結果が出なかった以上、まして退場してしまったことは「愚か者」と批判することは間違ってない。でも「１人の愚か者」に隠れて、多くの「愚か者」が批判を受けずにプレーしている感じがしてどうにもならない。ほな、また。

  2005.09.15

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• 油断と錯覚

  ＜油断＞いよいよ始まったチャンピオンズリーグ。昨日書いたように開幕の８試合は全部ライブ放送。どれを録画するか迷ったあげく選んだのがベティス対リバプールとミラン対フェネルバフチェ。リヨン対レアルも迷ったけど、この試合はJSPORTSの放送ってことで放送枠の関係で２試合続けて録画できないこと、またレアルに怪我人が多くフルメンバーが揃わなそうだったのでパス。ベティス対リバプールは実況・解説が“プレミア黄金コンビ”だったので、ミラン対フェネルバフチェは地味にいいメンバーが揃ってるフェネルバフチェを見たかったから録画。ということで今、ベティス対リバプールを見終わってその他の結果を見ると・・レアルでフルメンバーが揃わないということは逆に言えば・・油断したーーー！！＜錯覚＞今更嘆いても仕方ないので、ベティス対リバプール戦のお話を。某社と契約してないのでリーガを見ることができない関係からベティスについては戦術などいまいち分かっていない。ホアキンやアスンソンなどしている選手はいるものの詳しくは語れない。ということで、どうしてもリバプールを追ってしまうのはご勘弁を。さて試合のほうは、前半２分カラガーのロングフィードをシナマがワントラップからループシュートを決めてリバプールが先制。１４分にもゼンデンのクロスにルイスガルシアがあわせて２点目。その後はベティスがポゼッションで優位に立つも、レイナのセーブもあって２対０で後半へ。後半に入ってもベティスの流れは変わらず５１分、ダニのスルーパスに２列目からアルスが走りこんでゴールを決め１点を返す。なおもチャンスを作るも、リバプールも必死のディフェンスで猛攻を防ぎ、そのままタイムアップ。ぼくがこの試合を選んだ理由は“プレミア黄金コンビ”ってことともう１つあって、今週末に我がユナイテッドとプレミアで戦うから。どうすればリバプールを崩せるか、ってことも見ながら観戦してたけど、弱いところは色々と見つかった。まず何といっても左サイド。今シーズンはウォーノックが先発出場してたのが、先週末のリーグで怪我して今回はトラオレが先発してた。そのトラオレの酷さといったら・・ラインは揃ってないわ、ホアキンには散々仕掛けられて崩されるわとやりたい放題やられてた。ここを使わない手はなく、親族に不幸のあったロナウドがベストと思うけど、それがダメでもルーニーやパクのスピード、ドリブルでどんどん攻めていこう。ちなみに、ベニテスはリーセのことをサイドバックでは使わないから、ウォーノックが戻ってこなければ間違いなく優位に立てる。さらにトラオレが１対１で負ければヒーピアがカバーに来る。そうなるとセンターが薄くなりニステルの出番となる。絶好調なだけにパスが入れば得点の可能性は大。次に得点力。今回は開始１５分で２得点したこともあってか、その後はほとんど攻めるシーンがなかった。聞けば、リーグ３試合でまだ１得点しか挙げていない。それもシャビアロンソのFKのみ。クラウチ、シセ、モリエンテス、シナマとFW陣は揃っているし、中盤もシャビアロンソ、ルイスガルシア、ゼンデンがいるにも関わらず、だ。このニューカッスルにも負けず劣らずの得点力不足の原因と考えられるのがジェラードの存在。リバプールは良いも悪いもジェラードのチーム。選手の駒は揃っているとはいえ、ジェラードの出来でチームの出来が左右される。そんなジェラードとリバプールは７月中旬から公式戦を戦っている。格下相手の予備予選で平均２点以上の得点力がぼくに「リバプールはいい感じ」と錯覚させた。でも１ヶ月しか戦ってないチームと、２ヶ月以上戦ったチームとではコンディションの面で優劣は明らか。大黒柱のジェラードも怪我気味と聞けば「いい感じ」どころではない。もちろんクラウチの高さは脅威だし、意外に足元の技術もある。リオはともかく、シルベストルと対峙すれば勝つのは間違いなくクラウチだろう。またいくら調子が悪くても、一発で局面を打開できる能力があるのがジェラードでもある。なんてことを考えてもその前に、ユナイテッドは今日、チャンピオンズリーグの初戦がある。相手はビジャレアルでアウェーで戦う。リケルメは出場微妙らしいけど、昨シーズンのリーガ得点王で元ユナイテッドのフォルランもいる。ここで気持ちよく勝てれば、今週末は勝ったも同然の試合。ビジャレアル戦、誰かさんのように油断なきようお願いしますよ！ほな、また。

  2005.09.14

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• いよいよ開幕

  いよいよ今日の夜中に０５－０６チャンピオンズリーグが開幕します。今まで「忙しい、忙しい」と言ってきたものの、それなりに余裕はあったんですが、これで１００％忙しくなりそうです。「じゃあ見なきゃいいじゃん」と思われるかも知れませんが、登山家に「どうして山に登るんですか？」と聞くと、「山があるから」と返ってくるように、テレビでサッカーをやっている限り、見ないわけにはいかないのがぼくなんです。ということでスカパーの放送予定を見ると・・全部ライブ放送！！嬉しい悲鳴を上げたくなるような予定ですね。聞くところによると、外国人のサッカー記者が日本に来て驚くことの１つに、サッカー中継の多さがあるそうです。実際、今年のチャンピオンズリーグに日本人選手は１人も出場していないのに全試合放送されるし、今日の開幕８試合も全部ライブ放送。これだけ本場のサッカーを見れる、しかもライブで見れる、こんな時代に生まれてきたことに感謝すると同時に、これだけの環境がありながら全然レベルの低いメディアの報道に苛立たしさも感じてしまいます。先の選挙で自民党が圧勝したのもメディアが話題優先で報道したから、なんて意見もあるようですが、結局は決断を下すのは自分なんで、これからも自分を信じて生きていきたいと思います。で、今日はどの試合を見ようかな～～～どの試合を見たらいいか、だれか教えてください！ほな、また。

  2005.09.13

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• スーネスと愉快な仲間たち

  ニューカッスルに所属するスペイン代表、アルベルト・ルケがフルアム戦で負傷し、６週間の戦線離脱。ニューカッスルはここまで５試合を消化して２分３敗。得点はたったの１。エムレやパーカーを補強したものの破滅的なほどの得点力不足。ここ数シーズンはスロースタートが続いていたものの、今年はひどすぎる出来で、移籍市場がクローズになる前にルケ、オーウェンと代表クラスを立て続けに補強。さらには失敗に終わったもののＦ・トーレスの獲得にも動いていたから、よっぽどストライカーを探していたんやろう。ところが、出場２試合目でルケが怪我。さらにはエムレ、ダイアーも怪我をしてる状態でまさに踏んだり蹴ったり。守備はスーネスのおかげで幾分かは良くなってるけど、ここまで得点が取れないと勝てるはずも無い。開幕前の「一番最初にクビになる監督」の１番人気なスーネス監督。本命どおりになりそうなルケの離脱です。ほな、また。

  2005.09.12

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• 少しの希望と大きな不安

  昨日はマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティーのダービーマッチが行われた。結果は１対１の引き分け。ユナイテッドファンのぼくとしては、とりあえず負けなかったことが救いではある。さてこの試合を見ていて、タイトル通り「少しの希望と大きな不安」をユナイテッドに感じた。まずは「少しの希望」。ユナイテッドの得点はニステル。これで開幕から４戦連発のゴールで、昨シーズンの不調や怪我を考えると、今シーズンに賭ける意気込みを相当なものでそれを感じさせてくれる好調ぶり。またルーニーもシュートだけじゃなく、ディフェンスに囲まれたときなど周りを生かすことを覚えたみたいでパスを出すようになった。積極性が無くなったわけじゃなく、自分が空いたらシュート、味方がフリーならパスとより柔軟な攻撃を見せてくれてる。さらにディフェンス面でも最終ラインまで戻ったりボールを追いかけたりと、無尽蔵のスタミナで走り回ってる。「大きな不安」いくらFW陣が好調でも、そこにボールが入らなければ得点も生まれない。大きな不安っていうのは、エリア手前まではいい攻撃が出来てるのに、最後のパスの精度が低いこと。例えばフレッチャー。パスの精度は良く、攻守のバランスを取れる選手なんやけど、積極的なプレーが少ない。リスクの高いプレーをしない。過去を振り返ると、ベッカムの凄いところは精度の高いロングパスやクロスを相手の嫌なところに出せるところ。そうすれば相手のミスを誘うことも出来るし、パスが通れば一発でチャンスになる。フレッチャーの場合、ベッカムほどの精度はないにしてもそこそこ正確。ただそのパスが相手の脅威になってない。ということはディフェンスも恐怖を感じずに対処できる。また自分で突破することも少なく、チェックさえしとけば相手からすると守りやすい選手ってことになる。スコールズの場合は、強烈なミドルをどんどん決めてたころのエリア前の怖さがなくなってる。年齢的なものか、戦術的なものかはどうあれ、飛び出しのない選手に対してもディフェンスは怖さを感じない。一番の不安はクロスがないこと。今シーズンからユナイテッドは４－３－２－１にフォーメーションを変更した。４－３－３とも言えるが、解説の粕谷さんも言ってたようにウィングじゃなくトップ下的な働きなので４－３－２－１のほうが的確。３センターはキーン（この試合はスミス）、フレッチャー、スコールズとセンタータイプ。「２」の部分もルーニーが入ればサイドの片方はない。ロナウドはウィンガータイプなものの、ドリブルで勝負しようとするし、クロスが下手すぎる。１トップ、しかもそこに長身で当たりの強いニステルがいるとなればクロスは最大の武器になるはず。ただクロスを入れる選手がいない、入れても正確じゃないとなれば、いくら好調なFWでも得点の予感は生まれない。クロスがダメならセンターから、といってもセンターはセンターで上のような状況。前の試合までの３連勝は、ほとんど後半に得点を決めて勝ってる。相手の動きが落ちればミスが生まれ、スペースが出来て点を決めれる。ただし相手の体力のある前半は・・。勝ってる試合っていうのは、えてして不安要素は見えにくくなるもの。とはいえ毎週見てれば分かることもあって、結果が出なくなったときに初めて事の重大さに気づく。いくらFW陣が好調でも、そこにボールが入らなければ得点は生まれない。逆に言えば、ボールが入れば、今のFW陣ならかなりの確率で得点できる。だからこそ今の間に策を講じる必要がある。策・・監督じゃないんで分かりませんが、何か問題でも？ほな、また。

  2005.09.11

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• イングランド代表監督解任問題

  水曜日に行われたワールドカップ予選。イングランドはアウェイで北アイルランドと戦い、０対１の敗戦。これにより残り２戦を連勝しないと１位通過が出来ない状況になった。この敗戦でエリクソン監督の解任を要求する声が高まり、地元紙の調査では７０％の国民が不支持としている。ちなみにイングランドが北アイルランドに負けたのは３３年ぶり。アウェイでの敗戦は実に７８年ぶりのこと。さて、残り２戦を連勝はきついなぁ。ここ２戦はフォーメーションを変えて戦ったけど、上手くいってるとは思えない。８月の親善試合でデンマークに１対４の惨敗を喫して、格下のウェールズには辛勝、北アイルランドには敗戦。この結果じゃ、解任問題が出てくるのも仕方ない。でも個人的には、解任は無いと思う。まずリスクが高すぎる。エリクソンが監督になって約５年。大きい大会の優勝こそ無いものの、かといってイタリアのような失敗も犯してない。それにワールドカップ予選に関していえば今回が初めての敗戦。ここで監督を変えると、残り２戦のこと、ワールドカップまで残り期間を考えてもリスクは高い。もう１つ、現時点でどう考えてもレギュラーが決まってるイングランドの監督を変えたところでチーム力が向上するとも思えない。レベルの低い国であれば短期間でも監督の力でチーム力が向上することもある。でもイングランドっていう国を劇的に向上させれる監督が世界にいるとも思えない。今回の敗戦の理由はフォーメーションやから、オーソドックスの４－４－２に戻せば問題はないと思う。ところで、今回のイングランドの監督解任問題が、決して対岸の火事じゃないかもしれない。気の早い地元紙が後任にサム・アラダイスを挙げている。アラダイスの代理人も「オファーがあれば受けるだろう」と答えてる。ちなみにアラダイスは現在ボルトンの監督を務めている。そう、ヒデが今シーズンから所属してるクラブ。監督が変われば戦い方も当然変わるわけで、セリエで出場機会に恵まれず、プレーチャンスを求めて移籍したヒデ。アラダイスの要望でボルトンに加入したけど、もし監督が変われば、当然ヒデの出場にも影響が出る。もちろん増えるかもしれないけど、減るような、あるいは無くなる事があれば日本代表にとって大きな痛手になることは間違いない。とはいえ個人的には解任は無いと思ってるから、心配が杞憂に終わるだろうとは思ってるけど。代表史上初の外国人監督、エリクソン。この辺がイングランド人にとって気分的に嫌なところかも知れんけど、ぼくはエリクソンの続投でいいんじゃないかと考える。優勝こそないものの、イタリアのような失敗もないし。でも逆に考えると、そこまでのチームっていう言い方も・・・ほな、また。

  2005.09.10

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• 移籍してきました

  このたび、諸事情によりヤ○ーより移籍してきました。海外サッカー、特にプレミアを中心にサッカーについて書いていきたいと思います。なお前所属のblogについてはhttp://blogs.yahoo.co.jp/adios7210steliosをご覧ください。ほな、また。

  2005.09.09

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