毎日が冒険～Adventure Life～

言いたいことが伝えられない
思っていることと逆のことを言ってしまう
言わなくていいことまで言ってしまう
言葉を伝えることは本当に難しい


最近お気に入りの曲にJfiveのモダン・タイムスがある。
この曲はチャップリンの映画、モダン・タイムスを
サンプリングしたラップ・ミュージックである。


チャップリンのモダン・タイムスは、
すでに音声映画が定着していた1930年代に
長編映画にもかかわらずセリフが一切排除した映画である。
この映画は機会万能の近代社会を独自の切り口で
皮肉った問題作であった。

この映画で唯一チャップリンが発したのは「鼻歌」である。
無理矢理歌うはめになったチャップリン扮する主人公は
意味不明の鼻歌を当時のミュージカル映画を皮肉るように歌う。


Jfiveの「Modern Times」はこのとき歌った
「ティティナ」のボーカルを用いている。
チャップリンの歌声とラップがかっこいい曲で、
コンビニでも一時期よく流れていたから聞いたことある人も多いと思う。
ちなみにこの曲のPVにはチャールズ・チャップリンの
孫娘が出ていて話題にもなった。

And it's a, talent most people should learn
何も言わずに人を笑わせる

How to Make you laugh without saying a word
それは誰もが身に付けるべき能力

People have to yell nowadays to get heard
最近は叫ばないと人は耳を傾けてくれない

But Charlie was the man and
でも、チャーリーはすごいヤツで、

that man could turn, Serious, into delirious,
シリアスなことも我を忘れるくらい楽しいものに変えられた

he had A myriad of ways to paint a smile, and,
彼は人を笑わせる方法を数え切れないくらい知っていて

Every woman in the house went oooh
どんな女性も夢中にさせた。


チャップリンは一言も発しないのに人を笑わせることができる
これはすごいことだ。俺にもこの力が欲しい。
何も言わなくても、笑わせられる
考えを伝えられる、表現できる


俺には残念ながらそんな能力はない。
だから自分の言葉で笑わせよう。
自分の言葉でしっかり思いを伝えよう。


ジェイ・ファイヴ/モダン・タイムス

チャールズ・チャップリン / モダン・タイムス