テーマ:暮らしを楽しむ(388298)
カテゴリ:爽やかなそよ風
今朝は久しぶりに見る青空で、とても爽やかな朝でした。 このところ、教室でいろんな段取りをしているうちに朝を迎えるような日がつづいていましたので、青い空がなんだかとても気持ちがよくて、久しぶりに自然を肌で感じた喜びを味わいました。 幼いころは、故郷が田舎町でしたから山や川にも恵まれていて、幼稚園児の頃から一日歩き詰めの「旅」をしながら自然に触れることが好きでした。 もちろん、幼稚園児の旅ですから大したことはなかったはずですが、しかし、それをやっている本人、つまり幼稚園児の私にとっては、とてつもなく遠い道のりだったわけです。 季節に応じた「におい」もまたいいものです。 たとえば、夏は、夕立ちが降り始めた時の埃っぽいにおい。 秋は、10月~11月頃の夕暮れ時に空腹を我慢しながら少し遠くに来すぎたことを半分後悔しつつ、家路を急ぐわけです。そうすると、昔のことですから、通りすがりの家から御飯を炊くにおいがしてきます。私が子供のころは、まだ、かまどでご飯を炊いている家も少なからずありました。 かまどから香ってくる香ばしいご飯を炊くにおいは、早く家に帰りたいという心細い気持と一体となって、だんだんと暗くなっていく夕暮れ時の雰囲気ごと、私にとっては故郷のにおいとして心に残っています。 心細いのに、そんな状況の中にもう少しいたいような・・・そんな不思議な感覚です。 幼いころ大きいと思っていた建物や街並みが、大人になってみるとびっくりするくらいちっぽけなものだったりすることに気づくことはどなたも経験があるかと思います。 芥川龍之介の「トロッコ」という短編小説がありますが、あの小説を初めて読んだ少年時代に、自分の幼児期の思い出と重なるものがあって、まるでその風景が目に浮かぶようにして読んだものです。 昔見た「アンネの日記」という白黒映画の一場面で、隠れ家の屋根裏部屋の天窓から外を眺めながら空を自由に飛び回る鳥の姿を見て「自由」であることの素晴らしさや、自由そのものへのあこがれを感じるアンネの心の動きを描いた部分がありました。 白黒映画なので、その空が青い空だったかどうかよくわかりませんが、私の心には、今朝見た青空のようにとても爽やかな空色をしていたんだろうなと思いました。 自然は災害などをもたらす怖い面もありますが、しかし、それ以上に自然の持つ素晴らしい面に心が惹かれます。 中でも、「青い空」は大好きです。 毎年この時期になると、春の緑あふれるのどかな風景を早く見たいとあこがれ始めます。 のどかで牧歌的な風景・・・いいものですね。 ブログ仲間のワンクリックに感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 31, 2008 09:50:28 PM
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