テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:爽やかなそよ風
いつも心に残るお話を読ませてもらっている雪之嬢さんのブログで「優しい心」についてのお話を読みながら、以前高校生の英語の教科書に載っていた恩送り=Pay it forward=という話を思い出しましたので、少し触れておこうと思います。
恩送り=Pay it forward=とは、 誰かに何かをしていただいて恩を感じたならば、その人にその気持ちをお返しするだけでなく、自分の周りにいる誰かに対して「優しい気持ち」をもってなにかをしてあげましょう・・という考え方です。 それを一人だけでなく、一つの感謝する気持ちに対して誰か3人に優しい気持ちを込めて何かしてあげることができれば、それだけ多くの優しい気持ちが世の中に広がっていくでしょう…そいう発想です。 もちろん、この場合の「何かをしてあげる」ということは、物品的なことではなく、「優しい心をもってその人にその心を投げかけてあげることでその人の笑顔が見たい」・・それでいいのです。 この考えを広く世の中に広げようと2000年9月にPay it forward foundation(Pay it forward基金、通称PIF)が設立され、アメリカ、カナダ、オーストラリアを中心に多くの国の学校にこの考え方を実行していくための補助金や資料の提供をしているようです。 近年の日本で起こる出来事は、世界の人から見ても、精神的に病んだ面が前面に現れていますが、「恩送り」の発想はむしろ日本人の本来持っている「道徳心」からすれば、日本でこそ広がっていく素晴らしい考え方だと思うのです。 「一日一善」という言葉を生み出した日本の文化ですからね。 難しく考えるのではなく、「誰かにしていただいたことがうれしかった。だから、別の誰かにもその人が喜んで笑顔になってくれるようなことをしてあげたい。そしてその喜ぶ顔がみたいな・・」 それでいいのではないでしょうか。 別に3人にしてあげるとかにこだわることも必要ないでしょう。 もっと、単純に「真心を伝えられたことが自分自身でうれしい気持ちになった」・・ そんな気持ちになれたら充分だと思うのです。 誰かの喜ぶ顔を見れることは本当に自分自身の心が喜ぶものです。 ブログ仲間のワンクリックに感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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