テーマ:幸せの法則について(476)
カテゴリ:爽やかなそよ風
9月になりましたね。 夜になると、もう秋の空気を感じるようになりつつあります。
この数日、毎日、体験授業が入って、その都度いい感触を持って下さっています。 秋になると、気分を一新したいという心が働くのかもしれませんね。 たぶん、涼しくなることで、人間の活力の一番発揮されやすい状態に移行してくることに加えて、 自らの成長に対する期待が高まるのではないかと推測しています。 今日は、パソコンを習いたいということで、18歳の青年がやってきました。 教室に入る時に、教室の入り口で、靴を脱いでスリッパに履き替えてね・・と私が言うと、 彼は、「スリッパをはくのが大変なので、スリッパは結構です」・・・と。 彼は中学1年生の時に、突然脳の腫瘍が悪化して、右半身が動かせなくなってしまったことを私に話してくれました。 それまでは、野球や剣道を活発にやっていたそんな折に突然襲ってきた苦悩。 当時は、彼なりに絶望感や喪失感を感じたことでしょう。 彼はその後、自分の好きな絵画の世界にひかれていったそうです。 そして、この夏に来年4月からの大学(美術系の大学です)のOA入試に挑戦して見事合格を手にいれました。 それゆえ、来年4月までの間に、パソコンを活用できるように身につけたいとのこと。 そうした自分の歴史を私に語ってくれる彼のとても素直で、それでいて心の中はとても芯が通っていて力強いものを持った青年であることが、私の心を打ちました。 そして彼にこう言いました。 「右手は使えなくても左手は問題なく動かせるよね。 じゃぁ、タイピングだってできるよ。」 「普通は左右の手を使ってタッチタイピングという方法でタイピングを訓練していくけれども、君の場合は、左手でそれをやれるように私と君との二人でそのやり方を考えて、君流のタイピング方法を作り出そうよ!」 「どんなふうにするかは、これから考えていくけど、とにかく、左手一本で、キーボードを端から端まで使えるように、先生と一緒になって取り組んでいこうよ。」 「両手が使えなくて、キーボードをタッチするためのスティックを口にくわえながらでもパソコンのキーボードを一文字一文字打ち込みながら自分の表現したい言葉やそのほかの表現をすることに挑戦し、結果としてそれを道具として自分の生活をより豊かにするために活用している人がたくさんいるよ」 「だから、そのやり方もこれから先生と君で一緒になって作りだしていこうね。」 「そして、少し文字が打てるようになりだしたら、ブログをやって同じ心を持った仲間と心で話をし、より一層楽しいこれからの人生のために役立てていこうよ」 ・・・・と、そんな話を彼にしました。 彼も、それが実現することへの大きな夢と期待を持っていることを私に話してくれました。 そうしたことから、今日もまた新しい出会いがあり、早速今週から通ってくれることになりました。 私は、彼のために心をこめて私の知る限りのこと、そして知らないことでも調べたり工夫したりしながら何とか彼がパソコンを使いこなして彼の人生に役立ててもらえるようにしたいと心からそう思いました。 過去から現在にかけての彼なりの苦労もたくさんあったに違いないと思うのですが、彼はそんなことは一言もいいませんでした。 そして、誰かのせいにすることもなく、すべての出来事を自分の人生の中で起こったまぎれもない事実として、そのまま受け入れているのです。 えらいなぁ・・・・そう思いました。 私は、彼の人生がこれから益々良いものになることに対して心からアシストしていこうと決心しました。
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