テーマ:暮らしを楽しむ(387679)
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「自立心」って何でしょう。今日はそれを考えてみましょう。 夏休みに夏期講習をやりました。 もちろん、夏期講習費もいただきましたし、生徒たちが夏休みの間に宿題や課題を抱えていることも分かっていますから夏休みの前半は全員に徹底して「やるべきことを7月中にすべてやってしまうこと」を目標に掲げ、それを実行してもらいました。ほとんど全員が7月末までに宿題や課題をすべて自力でやり終えました。 (私は、ヒントやきっかけは与えましたが、実際にやったのはすべて生徒自身です) 8月6日あたりからの夏休み後半は、小学生から中学生、高校生に至るまで、全員に「自分をほめてやりたいくらい自分のために全力で尽くそう!!」をテーマに掲げて、各自それぞれの目標に向かってそれぞれが思うように進みなさいとだけ助言しました。 小学生のテーマは、その学年の算数の2学期3学期に習うことをすべて知ってそれを訓練しよう。 中学生のテーマは、ひと学年先にことをやってみて知ろう。 高校生のテーマは、面白がってとことん取り組もう。(一番シンプルだけど、一番奥が深いのです) 旗は私が振りましたが、取り組んだのはこれまたすべて生徒たちです。 私は決して生徒たちにへばりつて教えたりもしていません。 ヒントを与えたり、「楽しめ!!」と書いた旗を振ったりしただけです。 最初に反応が出始めたのは、小学生です。 「先生、もう少しやりたいから、まだやっててもいい?」 「もちろん自分でそう思うならそうすればいいよ、お母さんには先生から電話しておくからやりたいだけやってみたら」・・・・それから2時間以上もやったその小学4年生は、夜8時をとっくに過ぎている帰り際にこういいました。 「あぁ、面白かった」・・・ 3学期に習う算数です。もちろん学校でもまだ習っていないことです。 その子は何が面白かったかというと、「習ってなかったけど、解説を見て自分でやったらわかったからそのままどんどんやっていくうちに面白くなってきた」・・・って言うのです。 私の塾はパソコンを使って自立学習(自分で取り組む)という方法で進めています。 私は地図と磁石と目的地だけを生徒に示します。やるのは生徒自身です。 中学生は、夏期講習のやるべき回数を超えた生徒は、自分の意志でやるのだったら毎日でも塾に来て勉強してもいいよと伝えました。 その結果、一番すごい子は、盆休み以外夏休み中、毎日来ました。 「すごいね、どうしたの??」と尋ねると、「自分でやってるうちに面白くなってきたから」・・と。 高校生は、盆明けから「映像授業」というものを導入してそれに取り組んでもらいました。 これはすごかったです。高校生の生徒全員が毎日ある言葉を連発し始めました。 「楽しい!!」です。 遊んでいるのではありません。勉強をしているのです。 でも、彼らは本当に「楽しんで」いるのです。 私は、子供たちを見ながら、これはひょっとして私の姿を垣間見ているのかもしれないと思いました。 実は、私が誰よりも塾を営むこと自体を楽しいと思っていますし、子供たちが自分で取り組む「自由」を謳歌してくれることをうれしいと思っています。 その「楽しむ心」が子供たちに伝わっていたのかもしれません。 「楽しい」ってことは、うれしいことです。 嬉しいことは誰に言われなくても自分からやるものです。 だって、楽しいんですから。
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