カテゴリ:その他
実家の両親の2022年1~12月の確定申告を手伝い、それを振り返って記したのは、2023年の7月だった。
>もう自分だけでは確定申告できないからマイナンバーカード申請はすると >言ってはいたが、はたしてどうだか。マイナンバーカードを口座に紐づけ >るからすべての財産が覗かれてしまうと危惧していたし。 結果的にマイナンバーカードを作るところまでは弟の尽力でなんとかなったが、それを使ってe-Taxで申請するところまでは至らなかった。母親と電話で話していて、e-Taxを強いるよりは昨年同様に書類申請の方が楽なのではと こちらが折れた感じだ。スマホでマイナンバーカードを読み込ませると言った段階で、そのデータがどこに行くのか誰に見られるのか、不安で仕方がないのだ。 2023年分も、企業年金、老齢基礎年金に株式配当以外の不労収入を含めると、これが少ないとは言えない収入になった。所得はもちろんそれよりずっと低いとしても、使い道もないから切羽詰まった感はないわな。こういうの見ると、昔はよかったし、更に大企業はよかったと思う。 一番多い支出は医療費だが、これは当然。介護保険料は介護される側に回っても尚払い続けるのは疑問が残る。 ただそれでも長生きの方が収支としては得だ。 去年のコピーと辞書みたいな説明書を見ながら、また電卓と領収書と格闘した。医療費の領収書、枚数多すぎだろ。 ただ、自分も昨年経験して出口がわかったからか、6時間ほど作業しても疲労感が少ない。気がした。 これは...来年も書類申請か? 細かいことを言えば、書類自体昨年とは違った。マイナンバーの記載欄が増えている。 申請書類は、歩けない母親ではなく父が税務署への提出する。その際に本人確認不要のようにマイナンバーカードのコピーの貼付欄があったが、老母はそのコピーすら誰かに見られると不安らしい。その一方で父親に提示用のマイナンバーカードを持ち歩かせること自体も怖いらしく(過去色々無くしているからわかる)、確定申告自体に大いなる矛盾を抱えているのだ。 だからe-Taxにすれば本人確認不要に...と言うと話が元に戻ってややこしい。 年は重ねていくだけなので、来年状況が好転することはない。80歳も半ばに差し掛かれば、今年より来年が健康なことはない。 うーむ。 息子が急にドラゴン桜にはまり始めた。主人公の桜木建二が「社会のルールってやつはすべて頭のいいやつが作っている それはつまりどういうことか……そのルールは頭のいいやつに都合のいいように作られてるんだ」と言うが、この複雑な納税システムはその典型で、頭の弱いやつには戻る金も戻らない。両親は弱いやつではないが、高齢による社会的弱者なのは間違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 8, 2024 12:00:33 AM
[その他] カテゴリの最新記事
|
|