ジョブズの言葉
会社員生活には終りがある。詳しくも書けないが、役職定年にはなっていて、しばらくポジションを延長してきた。ただ、元々仕事人間ではない。50代も半ば。もう後任に譲ってよかろう。何よりも数年前の病気が人生感を変えた。子供が今小学生でもこの先インフレでも、年金開始まで贅沢しなければ生きていけるだろう。教育費で大金を食われることもあるまい。見通しが甘ければ、もうそこで考え直してもよい。自分の親が生きているのでその介護も相続もあるが、ただこちらは不安の方が大きい。ガシガシの仕事の一線からはこれで退きたい(希望)。なぜ働くのか、なにせその動機づけが弱くなった。退職金で貯蓄もできたから縛られる理由が小さい。会社員はままならぬ。偉くなってもならぬ。というか偉くなってからのほうが自分のポリシーに反した命令が部下に対して必要になってくる。しかも自分の責任で。それがどうにも嫌になった。これが健康に悪く、ストレスとなる。既往も合併症も家族歴も検査異常もなかったのに倒れたのは、そのストレスのせいだぞ。役職定年と健康と貯蓄とポリシーと。後任にとっとと引き継いだ。自分はMacerだから、今でもApple製品に囲まれている。今更ながら Steve Jobs の言葉は心に響く。The older taking the age, belief that motivation is what's important deepens. いや本当に。働く目的にはお金・名声・地位・家庭・自己満足、とにかく色々あるだろうが、歳をとるほど動機が大切になってくる。The fact that I die soon will be the best tool in my life to help me make a big decision. Almost everything, such as expectation from the outside, pride, fear of shameing or failing, disappears when facing death. And it leaves only truly important things. 自分はすぐには死なないかもしれないが、同年代の健康な人よりも疫学的に平均余命が短い可能性は高い。死に目に会うと人生観は変わる。それは大きな決断をする手助けをしてくれる。ダブルウーハーズ会長も60代で亡くなられた。ほとんどのものは死と向き合うと消え去って、本当に大切なものを残してくれる。Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. 時間は限られているし、齢80歳の自分の両親を見ていても、少なくとも健康寿命は自身の想定より遥かに短い。自分の時間は限られている。だから誰かの人生を生きて無駄にしてはいけない。 Every morning, I asked myself in the mirror. "If today is your last day of life, would you want to do what you are going to do today?" If the day that answers NO seems to last for days, it means that you have to change something. これはジョブズの一番有名な言葉かもしれない。『もしも今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることがやりたいことだろうか?』。少なくとも会社で働くことではない。何かを変えなければならないということだ。なにか違うことをしたいね。この先の人生を変えるために。