Ｂｌｏｇ ｄｅ ａｆｕｔｕｒａ

ちょっと忙しくなってきた。私生活が。どこから話したものか。

遠回りする。
皆生命保険に入っているだろうか。

今自分が20代なら絶対に入らない、と50歳になって思う。普通の生活ができなくなる怖れと言うか、低確率の大きな病気への恐れから、生命保険に加入するわけだが、これは先払いの金融商品だ。当たり前だが保険会社は自分が損をしない商品を売る。だから貯蓄していれば保険はいらんと考えた。元が取れないし、日本の保険制度だと万が一の時は 実はお金が欲しい時ではない。
ただ、今の40代以上は大手保険会社がの営業員が会社に出入りしていた世代。保険の知識も乏しいのに、辣腕の保険のおばちゃんに連日責められたら、それは落ちるだろう。文字数の多すぎる約款も読まない。それでも周りも皆加入していた。生命保険に対する世代間の認識差は大きいと思う。

そんな自分も保険の営業に落ちた組だ。
違うのは数年前に「低確率の大きな病気」になったことか。だから、そこそこ大きな額が保険会社から振り込まれた。
それでも、それでも同額の蓄財には全く及ばないし、ましてや長期運用には遠く及ばない。
やはり加入しなければよかった。

自分ですらこうだ。親の世代（昭和一桁二桁）はもっとすごかった。と、数年前に母が病気になってわかった。
父母は郵便局を含め、4社も生命保険に加入していたのだ。結構な、というか相当な額を払って。これが当時の家計を圧迫しなかったわけがないのに。