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November 7, 2024
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カテゴリ:その他
母は整理はできるが、モノが捨てられない人なので、とにかく家の中にモノが多い。戸棚や押し入れには、紙やら服やら物品がぎっしりと詰まっている。箱や袋には中身が書かれているため、何がどこにあるかは一応わかるものの、モノが多すぎてそれらが隠れてしまう。結局、整理できていると思っているのは母だけなのだ。(それよりも、残される者にとっては、捨てられない性格が大きな負担になる。)
今、実家が抱え、そして先送りしている大きな問題のひとつである。

そんな母が反面教師となったか、我が家はまったく逆。捨てられるものは捨て、売れるものは売ってしまう。
特にコロナ禍でメルカリを始めてからは売却が加速した。オーディオ関連もソフトも雑誌もかなりの数をさばいたことは、​ステレオサウンド誌を処分した時​に書いたかもしれない。

​今回はハードカバーと文庫本を売ることにした。ステレオサウンド誌と管球王国誌はオーディオルームに置いているが、それ以外の本や雑誌は寝室に置いている。母の介護施設(介護付き有料老人ホーム)周りの書類​のファイルのために本棚を一段空けたいのである。

もっと若い頃は自称読書家だったが、飛蚊症で小さい文字が読みにくくなり、その後老眼も進んで読書から遠ざかってしまった。飛蚊症での読書のつらさは、実際に経験してみないとなかなか理解しにくいだろう。意外にもちらつきのない電子書籍が解決策となり、最近はもっぱら本は電子書籍で購入している。

何十年も本棚にあった井伏鱒二や武者小路実篤、太宰治、夏目漱石、芥川龍之介などの名作は、もう読むことはないだろう。時代にはまって読んだ村上龍の数十冊も、「13歳のハローワーク」と「走れタカハシ」以外は処分することにした。村上龍さん当時はご近所だったしね。
それらの値段が総額で数百円というのは寂しいものだ。



本棚にはオーディオ系や音楽系の書籍を除けば、村上春樹、開高健、池波正太郎の本ばかりが残ってしまった。本棚はその人を映す鏡とも言うが、私の本棚を見て、どんな人物に映るのだろうか。





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Last updated  November 7, 2024 12:00:18 AM
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