趣味のお金は趣味で稼ぎたい
低金利時代、仮に100万円を金利0.002%で1年定額預金に預けたとすると、税引前金利は20円、税引後合計は100万16円。10年預けても100万160円にしかならぬ。1000万円ならその10倍になるだけで、とてもさみしい状態である。Blog休止中に新しく始めたことの一つが投資。いや、持ち株会や確定拠出年金はこれまでも行っていたので、本格化が正しいかも。それに10年以上前に初心者投資の経験はあったから、証券会社に口座はずっとあり、コロナをきっかけにそれを再活用し始めた。弾力勤務で11時始業も可能となったから。投資額を1桁上げ、株だけでなく投資信託やAIも活用し始めた。株復活に際し一番驚いたのが、実現損益がマイナス30万円以上もあったこと。自分の中ではプラスで利確したつもりだったが、まぁ記憶を都合よく書き換えたものだ。ヒトってコワい。自分がコワい。きっとこのマイナスで心折れて中座したのだな。預金では増やせず、かつ物価上昇についていけない。会社員だと短期間の給与増も難しい。転職はいいけど別のリスクも大きい。とはいえ、いざという時に現金資産は超大事で、ましてや子育て中ともなれば尚のこと。投資は生活費外で行いたい。上記の実現損益マイナスに気づかなかった(←ドアホ)のも、証券口座を見ずとも生活できたからに外ならぬ。趣味にかけるお金はどうだろう。CH Precision C1+D1で超高額製品導入はひとまず終了感はあったし、育つ子供にお金をかけるべき。当然オーディオより教育、自分より子供でしょ。(C1もX1も発売時が定価の底値だった。消費税上昇も円安も戦争も原油高も原材料高も複合的にかみあって、あれよあれよという間にの値は上がり...いやもう書くまい)とにかく手が届かないオーディオ商品が増えてしまった。2010年代前半の100万円の製品と今の100万円の製品は、スペックの進化を差し引いてもまるきり同等ではない。それでも趣味は金額の桁がバカになるから、そんなことわかりつつも財布が緩みがちということ。だって欲しいものは欲しいんだもの。自制を込め「趣味のお金は趣味で稼ぐ」と決めたのは2年くらい前。ゲーム感があった方が必死になるし、使い込みもしない。なにせ目的が明確だから、投資の勉強も情報収集も熱の入りが違う。口座を見ないなんてありえない。手元にあるオーディオ機器/アクセ/ソフトを売る、そしてオーディオ・音楽系の株の売買で稼ぐ義務を自分に課した。ただ、株はオーディオメーカーくくりにしてしまうと、悲しいかな株価の大幅上昇など望みにくいから、家電はもちろん、部品(半導体とかクロックとか)や電材等も含めるマイルールは設定した。もっとも今や純粋なオーディオメーカーなんて東京株式市場にないけどな。無謀のようだが、半年スパンで考えればこれが結構なんとかなる。実力不足だし元手が元手だから一気に100万200万は望めないとして、ここ2年くらいで導入したSonore OpticalRenduも、AudioTechnica AT-ART20も、Roksan Xerxes20 Plusもいけたのだから立派なのではないか。勇み足だったFiderix 0 Side Forceも後付けでカバーできた。金脈は室内にある。CDもこつこつやれば売れる。アクセサリーはさほど値下がりせずさばける。買ったけど聴いてもいなかった未開封レコードあたりは割と高値で売れていく。株に関しては、値動きは大きいがちょっと目を離すと暴落しがちな銘柄もあるので損切は必須だし、非常に危なっかしい。売り買いの回数も必要で、「欲張らずに」積み重ねる必要があることはやってみてよくわかった。反省の日々。5月19日、株価は値上がりし、日経平均は32年9か月ぶり「バブル景気」後の最高値更新した。はたして「趣味のお金は趣味で稼ぐ」なんてお遊びがいつまで続けられるだろうか。