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テーマ:バンドマンの語り場(1286)
カテゴリ:音楽
2日前の話になりますが、カルチャーセンターでのレッスンの時に
その日の生徒さんの知り合いだというプロのシャンソン歌手の方が レッスン見学にいらっしゃいました。 弾き語りを教えてくれる先生をずっと探していたのだとか。 あと、伴奏者探しもずっとしていたようで。 この日は50代の社長さんの弾き語りレッスンで、この方は ものすごくやりたい事がハッキリしているので、レッスンも ほとんどこの方のペースで進んでいます。(めちゃラクです/笑) ピアノは全く初めてで、レッスンを始めてまだ1ヶ月しか経って いないのに、もう弾き語り出来てるんですよ。歌も上手いし。スゴイです。 で、このレッスンの様子を見学していたシャンソン歌手の方、 なんだかものすごく感激していたのです。 「こんな風にレッスンしてくれるところがあったんですね!!」…と。 まぁそのレッスン後、彼女といろいろお話をして、結局彼女も私の レッスンを受けることになりました。 いろんな諸事情を考慮した結果、私が彼女の家に出張してレッスン するという形をとることにしました。(家もさほど離れてなさそうだったし) 彼女の話で「へぇ~~~~」と思ったことが2つ。 まず、シャンソンのライブをするにあたって、ピアニストに伴奏を お願いするわけですが、まずみんな嫌がるそうです。 それをとても嘆いていました。 どうも「えぇ?シャンソンかよ」って反応をされることが多いそうで。。。 で、引き受けてもらえたとしても、しまいにはその人が歌いたい曲では なくて、ピアニストの方から「これをやって下さい」というふうに 言われるようになるんだとか。。。(驚) 要は、ピアニストが自分が弾くのに都合のいい選曲をしてくるわけですね。 プロの歌手相手にそれってちょっと理解しがたい感覚なのですが。。。(^ ^; なので今のところは仕事の際には、どこかに依頼して作ってもらった カラオケ音源+旦那様のギターで歌っているのだそうです。 で、仕方ないので、じゃぁ自分で弾き語りできるようにしよう!!と 思ったのだそうです。 レッスンの時に1曲聴かせて頂きましたが、コードのこともある程度は わかっているようだったし、ピアノも多少ぎこちなさはあるものの、 それなりに弾けている感じでした。 もう1つの「へぇ~~~」は、「自分が本当に学びたいことを教えてくれる 先生がいない」ということ。 今までジャズピアニストやクラシックのピアニスト何人かに習っていた 経験があるらしいのですが、どの先生もみんな自分の色に染めようと するばかりで、ジャズの人は絶対ジャズしか教えてくれないし、クラシック の人もしかり…という感じだったそうです。 「シャンソンを弾き語りできるように…」というニーズに応えてくれる 先生には巡り合えなかったのだ、、と。 なので、私が生徒のペース・要望に合わせてレッスンをし、パっとその場で 生徒が出してきた譜面でサクっと伴奏したりしている(かなりテキトー なんですケド…^ ^;;)様子が、彼女にしたらすごい驚きだったみたいです。 で、「ぜひ私にも教えてください!」…という流れになりました。 また、「今後仕事があった時に出来れば伴奏もお願いしたいんですけど…」 と言われました。 以前の日記にも書いた、初めて参加したセッションやってるお店では シャンソンの演奏もかなり多く、実はそれをきっかけにかな~り シャンソンに興味津々になっていたところだったので、私にとっても まさに渡りに船。これを機会に勉強できるぞ~と喜んでおります。ヽ( ´ー`)丿 現段階では自分にとってまだ未開の分野なので、ちゃんと出来るのか? という多少の不安はありますが、シャンソンの伴奏をするということに 対する抵抗は全くナシ。 そんな私の対応を見て、ますます彼女は感激していました。(笑) 今は昔に比べたら多岐のジャンルに渡りレッスンをしてくれる教室も 増えたような印象だったのですが、実際は思っているほどには ホントの意味ではそういうのもまだ浸透しているわけではないのかな~ と思いました。 確かに、そういうレッスンをしようとなると、教える側があらゆる ジャンルにある程度精通していないといけないわけで、というか、 どんなジャンルであってもそれなりに楽しめるよ~ってスタンスの 人でないと精神的にキツいと思われるので、「私はジャズで生きる!」とか 「私はクラシックで!!」と思っている生粋の芸術家肌の人には 生徒一人一人に合わせたレッスンなどとてもやってられないのかも しれないですね。。。 とりあえずレッスンを始めるのは、彼女が近日中に控えている コンサートの仕事を終えて一段落してから…という事になりましたが、 これでまた1人生徒が増えたわけですし、シャンソンのこともいろいろ 知ることが出来るし…ってことで、今から結構楽しみであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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