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ラウンジプレイヤーの日常

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2006年02月02日
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カテゴリ:映画
先日彼氏と「SAYURI」を観てきました。本当はレイトショー狙いで
「B型の彼氏」を観るつもりで映画館に向かったのですが、
「B型の彼氏」はレイトショーでは上演しておらず(^ ^;;
そのまま諦めるのもしゃくだったので、レイトショーでやっていた
「SAYURI」を観ることに。まぁこちらも2人で以前「見たいね~」と
言ってたやつだったのでちょうど良かったです。

貧しさゆえに置屋に売られた少女千代(後のさゆり)の生き様と
それを取り巻く人間模様が描かれた映画です。

ストーリー的には正直誰に共感できるとかいう部分はあまりなく、
感動できる場面があるわけでもなく…という感じではありましたが、
映像が非常に美しく、出演者の女優さんも美しい方が多く、それだけでも
結構個人的には楽しめました。
特筆すべきは、千代を演じた子役の女の子。名前とか全然知りませんが
かなり良かったです。成長して途中からチャン・ツィーに代わる
わけですが、全く違和感もなかったですね。

チャン・ツィーも今まではCMでしか見たことなくて、演技してる
ところを見たのは初めてでしたが、とても美しかったです。
芸者になってしまってからは全体的に抑え目の演技で、あまり
感情の起伏が表に出るような場面がなかったのですが、芸者というのは
そういうものでもあるし…と思うと、サジ加減が非常に難しい
役どころでもあるかもしれませんね。
芸者になってからではなく、むしろ芸者になるためにあれこれ修行している
場面のチャン・ツィーの演技がなかなかチャーミングだと思いました。

また、気になっていた桃井かおりもかな~りいい味出してました。
日本でよく見る「何をやっても桃井かおり」的な部分がこの映画では
さほど出ておらず逆にそれがかなり新鮮に感じて好印象でした。
工藤夕貴もコケティッシュな魅力がよく出ていたと思います。
しかし「おカボ」という名前が「パンプキン」かよ、、、と。(^ ^;
そこはもう「おカボ」でよいではないか。…と心の中で突っ込んで
ました。(笑)
あと、初桃役のコン・リーがすごく存在感ありました。女のドロドロした
部分がひっじょーに出てました。

それにしても、私は海外の俳優さんについては全く詳しくないので、
この映画に出てた人たちも日本人なのか中国人なのか韓国人なのか、
全く区別がつきませんでした。(^ ^;;
「日本人いっぱい出てるじゃん、スゴイじゃん!」と思いながら
観てたら、エンドロール見たらほとんどが日本人じゃない名前。。。(苦笑)

この映画の存在を知った時、日本の話なのに主役が日本人の女優では
ないことにかなり不満を感じましたが、チャン・ツィーの演技を見て、
たしかに日本人の女優さんで「綺麗で語学力があって演技が出来て
踊りが上手くて…」と全ての条件を満たせる人は現段階ではいないの
だろうなぁ…と思うしかありませんでした。
踊りの場面、とても綺麗でした。

台詞の方がヘンな風に日本語と英語がミックスされているため、
そのあたり結構賛否両論あるようですが、私はさほど気になりません
でした。でもあれは気になる人はとことん気になるだろうなぁとは
思いました。(^ ^;


彼氏の方はといいいますと、「あぁ、これは彼的にはダメだったかもなぁ」と
思ったんですが、意外とそうでもなかったようで、「まぁまぁだな」と
言ってました。彼氏の「まぁまぁ」はそこそこ高評価なのです。(笑)
どうも彼氏は基本的に映像が美しい作品には良い印象を抱くらしい。
数年前一緒に観にいった女流画家フリーダ・カーロの一生を描いた
「フリーダ」という映画も、ストーリーそのものというよりは
映像の色彩感に非常に感銘を受けたらしく、その後一人で自分の大学の
近くにある美術館で開催されていた「フリーダ展」を見に行って
画集やら絵葉書やら購入してました。そこまでハマってたのか…と
かなり驚いた記憶があります。(^ ^;
彼のストライクゾーンは未だに読み切れません。(苦笑)

微妙に話が逸れましたが、まぁ「SAYURI」を観て最後にふと思ったのが、
「渡辺兼が演じてた<会長>って、すんごい素敵な紳士風だけど、
思いっきりロリコンじゃん!!!」ってことです。(笑)
9歳の少女に目をつけるとは。。。光源氏ですね。。。





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Last updated  2006年02月02日 17時25分56秒
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