ラウンジプレイヤーの日常

先週の話になりますが、ヤマハの電子ピアノ「グランタッチ」を
業者に修理してもらいました。
実は去年の秋ぐらいから、１つだけ発音しない鍵盤が出来てしまい、
不便さを感じつつも修理代を捻出できないというどうしようもない
理由により(^ ^;;ずっと放置状態となっておりました。

しかし、さすがに限界を感じたので修理を依頼。
修理の様子は一部始終見させてもらいましたが、あっという間に
直りました。小さな部品1つを取り外し、新品と交換して終了。
めでたく音も出るようになりました。それどころかピアノ全体の
音の出方も変わったのには驚きました。電子ピアノなのに。
そのへんの仕組みについても、修理して下さった方が丁寧に説明して
くれたので、自分自身は「なるほどーー！」と納得できたのですが、
ここで文章にして説明するほどには理解し切れていないっぽいので
残念ながら割愛させて頂きます。（苦笑）

このグランタッチは、まさにグランタッチが発売された時の初期モデル
なので、もうかれこれ10年以上愛用しています。
それまで愛用していたアップライトピアノは、生音ゆえ夜10時半までの
音出しが限界で、大学に入ってピアノに入れ込む状況になってからは
それだとどうしても練習時間が足りないってことで、グランタッチを
導入してもらったのでした。
電子ピアノではありますが、鍵盤の構造は本物のグランドピアノと同じ
なので、ヘタなアップライトとかよりは断然弾きやすく音も良かったのが
決め手でした。さすがに本物のグランドピアノとは全然違いますけどね。

3年ほど前に、ペダルの調子がおかしくなったので（ペダルを離しても
音の響きがずっと残ってしまう、という症状）ペダルをまるごと
交換するという修理を1度やってもらったことがありましたが、それ
以来の修理となりました。
いずれの修理も出張費込みで2万円掛からなかったので、定期的な
調律をする必要がないことを考えると、こうやってたまに故障する事が
あってもまぁコスト的には悪くないかな、と思いました。

でも、今回来て下さった方が言うには、グランタッチは鍵盤のつくりは
本物と同じなので、調律はしなくていいけど、そろそろ「整調」が
必要かもしれませんね、とのことでした。
確かに、まださほど違和感はありませんが、よく使う鍵盤は微妙な
グラつきが出てきています。
長く大事に使っていきたいので、またそのうちメンテナンスを依頼することに
なるだろうと思います。


そして私の部屋にはグランタッチと共に、グランタッチ購入まで使ってきた
アップライトもそのまま置いてあるのですが、これをついに手放す決意を
しました。
いちばんのきっかけは来年の結婚ですが、今までも何度か処分しようか
迷いながらも、やはり愛着があるため踏み切れずにいました。
でも、ここでいつまでも物置状態としてピアノとしての役割を果たして
あげられずにいるよりは、どこかで有効利用してもらった方が
ピアノも喜ぶだろうと思いました。

いくつかの業者に見積もりを出してもらったのですが、このアップライトは
37年ほど前に製造されたものということで（私が4歳ぐらいのときに親戚から
中古として譲り受けたピアノでした）、値段はつけられないという結論。。。
結局、こちらが1万円を払って引き取ってもらうことになりました。
ゴールデンウィーク明けにピアノ運搬専門業者が引き取りに来ます。
これでだいぶ部屋が広くなるだろうなぁ。
部屋がスッキリして、コーディネートも変えられそうなので、楽しみな
ような反面、やっぱりずっと当たり前に自分の部屋にあったピアノが
なくなってしまうのは寂しくもあり。。。複雑な気分です。

こうやって引き取られたピアノの多くは、最近は中国に売られていくことが
多いと以前誰かから聞きました。
どこの国でもいいけど、とにかくどこかでちゃんとピアノとして使って
もらえますように。