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テーマ:弓道(485)
カテゴリ:弓道について
【‘09 3/28(土) 30射 17中 5.7割】
今日は呼吸を意識しながら、「待つ」という引き方をしてみた。 呼吸は流派や人それぞれ合わせ方があると思う。 ちなみに本多流は会で呼吸をすると「盗息するな」と指導される。 会で呼吸をすると伸合いで重要な働きをする前鋸筋(※ぜんきょきん 背中から脇腹にかけて肋骨に付着する筋群)が働かなくなるという医学的な見解もあるようだ。 ◆今日の稽古で合わせられた呼吸 弓構え:吸う息で手の内整えて、吐く息と共に姿勢を正す 物見:顔を向けながら吸う、吐いて胎を確認 打起し:吸いながら打起し、頂点まできたら吐く息と共に背中を下げる。(ちなみに鈴木弘之範師は吐きながら打起し、丹田を上げないよう抑えるとのことだが、自分にはまだ難しかった) 大三:吸いながら決める 引分け:前鋸筋を意識しながら細く吐きながら 会:息が切れるまで待つ(大抵息が切れる前に?が来るが、それを逃すと盗息⇒もたれの悪循環の世界に突入) 今日の収穫は三つ 一、呼吸をしっかりと動作と馴染ませることができた。 二、これまで早かった引分けの初動をじっくりと引き始める事で、前鋸筋を十分に活かしながら会にいけるようになった 三、弓構えでの手の内の作り方を、橋田榮次範士(所沢市弓道連盟所属 神永政吉範士の弟子)の解説する「三角(みすみ)の手の内」にしたら、大三での三指と弓のはまり具合がぴたりと決まるようになった。(三角の手の内詳細についてはまた追って書いてみたいと思います) 吐く息には、力の流れや、その方向性を受け取る構えを身体に作らせてくれる。 行射の前の一呼吸は、弓の重さ、自身の身体に掛かる重力を自覚させしめる。 呼吸で一度からだを原点回帰させて、ゼロポジションを定めないと、伸びや、力の方向性も定まっていかない。 作為や、中てっ気も呼吸と共に吐き出してしまいたい。 -------------------------------------------------------- 【写真について】 今回の日記の内容とはまったく関係ないが、写真は弓の滑り止めで使ったグルーボンド。12本で100円 熱すると熔けて接着剤となる。 よく筈や矢尻の交換時に使っている。熱するとすぐに熔けるから外す時も楽。 体配で弓を立てた時によく弓がすべるから、その滑り止めで本弭に付けました。 以前ある先生には、握り皮の切れ端を本弭に貼ると良いと教わりましたが、こちらのボンドのが透明なので、誰にも気付かれない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.28 22:57:37
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