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「Life」を求めて

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2009.10.23
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テーマ:弓道(485)
カテゴリ:弓道について
最近、毎晩走っている。
家の回りを軽く2Km程度。
9月26日からなので、1ヶ月弱続いている。
仕事を終わって、家につい着いてすぐにジャージに着替えて走りに行って15~20分くらい。
次の日に響かないよう軽く走る程度だが、夜グッスリ眠れる眠れるし、朝の目覚めも良いし体調も良い。
何より精神的にへこたれることが少なくなってきた気がする。
この数分が一日の生活の転換点となってきている。


【【09年10月23日()38射20中5.3割 ◎9 △3
◎◎××○△×××○
×○×◎××△×○×
×◎○◎◎◎○△×○
×○○×○◎○○

やはり◎とか△の射をするには足踏みや、的に入る前の礼から離れまでの一貫した直観、意識の持続がないと駄目な様だ。

「足踏みで的を射抜く」とか「物見で的を自分の心の中に入れてしまう」ということは、
射に入り込むための転換点であるが、それはもっと大きく言うと世界を転換する為のスイッチであると思う。
生活の中で自覚的にこの転換点を持つということは、その現在の一点から空間的にも時間的にも質的に世界を構築しなおすということだろう。
例えば足踏みに徹底して集中するということは、的の前に立つ時から、さらに道場に入ることから集中することとなるし、さらには普段の生活からも変わってくるのだろう。
そんなある一時の覚悟が、ものの見え方や、ものごとへの挑み方を変えてくる。
世界をそのように変えていく自由と力が人間の意志の自覚のうちに発見できると思う。

いつも読み返している本、星野道夫の『旅をする木』で星野が引用していたジョセフ・キャンベルの言葉が非常に印象的なので引用しよう。

「私たちには、時間という壁が消えて奇跡が現れる神聖な場所が必要だ。今朝の新聞になにが載っていたか、友達はだれなのか、だれに借りがあり、だれに貸しがあるのか、そんなことを1歳忘れるような空間、ないしは一日のうちのひとときがなくてはならない。本来の自分、自分の将来の姿を純粋に経験し、引き出すことのできる場所だ。これは創造的な孵化場だ。はじめは何も起こりそうにもないが、もし自分の聖なる場所をもっていてそれを使うなら、いつか何かが起こるだろう。」
神聖な場所、時間をどう取り戻すかは、人間の大きなテーマの一つであるだろう。
それは、救済をじっと待つことでも良いし、自ら旅立ち探すことでも良いと思う。

教は夜、6時過ぎから稽古。
いつも夜に稽古に来る練六の先生にちょっと指導頂く。
取り掛けを変えた。
取り掛けビフォア.jpg⇒⇒取り掛けアフター.jpg
1、親指と弦を筋交い⇒直角に。捻り皮と弦が当たる位置もずれるため、ペンで目印を付ける。
2、人差し指の第2関節を矢に当てる⇒第3関節を矢に当てる。
3、中指を人差し指・薬指に乗せて紅葉重ね⇒三指を平面一枚に。

人差し指第3関節を矢に当てておくと、三指で親指を下に押さえつけるのを防いでくれるようだ。
離れで上に浮き勝ちだった妻手の機動が、すっと親指が抜け一文字に切れるように。
大三で弓力を受け取るのが非常に楽になったのと、離れの衝撃がかなり和らいだ。
取り掛けに関しては非常に基本的なポイントだったが、頭では分かっていても出来ていないことって意外と多いものだと思った。。。





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Last updated  2009.10.24 00:16:47
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