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カテゴリ:哲学について
毎日、信じられないくらいの美しさ、神々しさで、朝日が登り、夕日が沈んでいる。 その光景を眺める最高の幸せを毎日逃している。 初夏の柔らかな風をうける木々の枝葉の揺らぎを見ることも、ケヤキの下で陽光に透ける細やかな葉の緑を見ることも、遠くに鳥や虫たちの声に耳を澄ますことも。 毎日与えられている最高の幸福を僕たちは取りこぼしている。 仕事をしたり、目的に向かって努力したり、約束の待ち合わせ場所に急いだり、テレビを見たり、ゲームをしたり、友人とお茶を飲んだり、携帯をいじったりして、様々な義務やワークなどのフィクションを自らに課して、ノンフィクションの幸せから目を背けている。 でも、だからと言ってそのノンフィクションの幸せを毎日義務のようにして取りに行ってもいけないだろう。 生きている出来事と出来事との合間に、ふっと入り込んでくるものだ。だから、そのわずかなる隙間を空ける努力をなんとかしていこう。
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Last updated
2019.07.22 12:41:16
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