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2006.10.07
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転校生は誰にでもオススメできる名作。
今となっては台詞とか振る舞いに脚本上の古さを否めないが、
登場人物に共感できるという点で、他の大林映画とは一線を画す。

(↑写真は転校生で使われたワッフル店かつ観光名所のコモン)

最近、市川崑監督によって「犬神家~」がセルフリメイクされた。
そして今度は名作「転校生」が
大林宣彦監督自身の手によってリメイクされるとのこと。

長野市を舞台に主演は蓮仏美沙子と森田直幸(共に15歳)。

これも、これも有りなのか?
「HOUSE」とかならともかく「転校生」は大林監督の代表作。
そして、たぶん最高傑作なのに・・・。

まるで、四半世紀を経てなお、
あの「転校生」を超えることは出来ませんでしたと、
自らギブアップ宣言するようなものではありませんか?

もしかしたら
「転校生」より優れた脚本に出逢えなかっただけなのかもしれない。
確かに「転校生」をイマ風の脚本に書き換えたなら、
よりハジケた笑いで現代的作品に仕上がると思う。
しかし大林監督に、現代性が求められているだろうか?

ちょっとカルトな青春ノスタルジーに乗せ描写される笑いと愛。
日常的シーンに醸し出される風情、BGM選曲の妙。
それらが持ち味だと思う。

だからと言って「単なる焼き直し」では作る意味がない。
同じリメイクするなら、
本広克行によるサマータイムマシン・ブルースのノリか、
宮藤官九郎脚本・堤幸彦監督あたりで作って欲しい。
「転校生」の場合、題材そのものが良いのだ。

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大林監督はフィルムコミッションにノせられやすい渡り鳥。
というイメージが私的に固まりつつある(笑)
しかし、それも有りかぁ・・・、
需要がなければそもそも有り得ないのだから。

大林宣彦監督は近年、
大和のロケセットをめぐり尾道行政を非難していたが、
結局、ロケセット公開は観光的に大成功を収めたらしい。
それもまた「需要に応える」という、
単純かつ有益な行政サービスに過ぎなかったのだ。

エンターテインメントは需要なしに有り得ない。

そして今、監督は自身を
「旧作との比較という批判的視点」の前に置く道を選んだ。
それを挑戦と捉えることは可能だが、
需要の度合いに対して見合わないリスクではないのか?
ただでさえ監督という職業は批判され放題なわけで・・・。

「あなたは大林監督が転校生をリメイクしたら観ますか?」
というリサーチは行われたのだろうか?
もちろん「転校生のリメイク」だからこそ
今、話題になってるわけだが(笑)





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Last updated  2007.01.09 14:18:51
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