あぐらンジュブログ

[尾道：ロケ地巡礼など] カテゴリの記事

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  尾道商店街のレトロなオバＱ

  引き続き商店街つながり・・・。アーケード商店街の駅よりにある交差点付近で見つけた。●レトロなオバＱ「かみちゅ」にも出演を果たしているため（実際は少し顔が変えられている）これがアニメファンの間でも結構知られているｗそして、まだ動くという噂。街中にこれが無造作に置かれて絵になるのは、やはり尾道ならでは？（笑）

  2007.06.30

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  尾道のカフェ「大和湯 ゆーゆー」#2

  新・京都迷宮案内２時間ＳＰ「京都～尾道」で橋爪さんも歩いたアーケード商店街つながりってことで・・・、引き続き銭湯を改造したカフェ「大和湯 ゆーゆー」から。●ゆーゆー店内：カウンター「節水」を呼びかける扉、鏡やタイルが銭湯の名残りを伝えている。古びた中に適度な明るさを演出する照明類など、なにげに小洒落た雰囲気を醸し出す。●ゆーゆー店内：テーブル席全体的にカジュアルなコーディネイトに仕上げてある。尾道の商店街にあって異彩を放つ店だ。●甘夏みかんのヨーグルト？ずいぶん前に行ったのでハッキリ覚えていないけど、確か「甘夏みかんのヨーグルト」だったと思う。美味しかったのは逆にハッキリ覚えている。ちなみに瀬戸内海は柑橘類の宝庫。この店、実は価格設定も尾道商店街にあっては異色だったりする（笑）

  2007.06.27

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  尾道のカフェ「大和湯 ゆーゆー」

  新・京都迷宮案内２時間ＳＰ「京都～尾道」で橋爪さんも歩いたアーケード商店街つながりってことで・・・。●ゆーゆーの店頭知る人ぞ知る名物カフェ「大和湯 ゆーゆー」昔、銭湯だった所を改造した店で、レトロな外観等はそのまま残されている。単に食事やドリンクを出すだけでなく、地産品を積極的に売り出そうとする意気込みが感じられる店頭。●店内、エントランス部分入ってすぐの場所が昔は脱衣所だった事が解る。これまたレトロな体重計も存在感がある（笑）このスペースも地産品のショップスペースとなっているため、気楽に立ち寄って欲しいようだ。・・・が、かつての銭湯入口は狭いため、実際には案外入りづらかったりする。

  2007.06.26

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  尾道のラーメン店「みやち」

  過去、通りすがりに撮った商店街の写真（べっちゃー祭りの時）として、部分的に「みやち」を紹介したことあるけど・・・、（下がその時の写真）今回は以下、それより前のちゃんと食事した時に撮ったものを掲載。●みやち入口タイトルでは「ラーメン店」と書いたけど本当はここ・・・、ラーメン屋ではなく、うどん等も出す「麺類」の店なのである。実は暖簾にも「めんどころ みやち」と書いてある。●みやちの中華そば手ブレしまくって使い物にならない写真だけど、使った（笑）ここの「中華そば」は、世に言う「尾道ラーメン」とはちょと違う。初めて尾道へ行く人にはお薦めしない。背脂は入ってなく、ダシもサッパリめ。飽きがこない味といった感じだろうか・・・、実際、お昼は地元の人達が頻繁にTAKE OUTしていた。商店街に面してるため立地が悪くないのだ。中華そば（中）400円　・（大）500円もし今度行くことがあったら、カレーうどんを食べようと思う（えっいや、やっぱり同じ食べるんだったらカレー中華にしよう（笑）あっ、そうそう、てんぷら中華もあるし！！！

  2007.06.25

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  新・京都迷宮案内スペシャル尾道ロケ地#2

  一昨日放送された「新・京都迷宮案内スペシャル　京都～尾道を結ぶ絆の謎」で尾道ロケに使われた場所、その二。●兼吉バス停主人公の橋爪功が尾道にやって来た時に、まず渡った向島。その向島を表すため、シンボル的に映したのがこのバス停。実は元々、大林映画「あした」のロケセットとして作られた物。それが現在、バス停として移設保存されている。●海岸沿いの遊歩道杉田かおる達が青春時代に、自転車で走っていたのがここ。駅に近い海岸沿いの整備されたプロムナード。写真は雨上がり、なぜか鳩がいっぱい（笑）

  2007.06.23

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  新・京都迷宮案内スペシャルの尾道ロケ地

  昨日放送された「新・京都迷宮案内スペシャル　京都～尾道を結ぶ絆の謎」で尾道ロケ部分で使われた西国寺の写真。●西国寺の階段杉田かおるが昔の彼と過去を振り返っていた時に座っていた階段。この階段の最上段部分に腰掛けていた。写真内、階段上部に本堂の屋根が少しだけ見えている。●西国寺金堂その会話シーンで背景に映っていたのがこの西国寺本堂。結構長い階段を登りきった所にあるので眺めはいい。●西国寺金堂と鐘楼金堂（本堂）の横から見たアングル。厳かな鐘楼と合わせ、整えられた美しい配置になっている。しかし、ここが西国寺の最上部というわけではない。●三重塔さらに倍近い階段を登って行った所に写真の三重塔がある。大林映画等ではロケ地になっていないため、ここまで来る観光客は稀である。疲れるし（笑）

  2007.06.22

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  尾道ラーメン「フレンド」宇宙一おいしい！

  自称「宇宙一おいしいラーメン」その名もフレンド（笑）結構ＴＶで紹介されているから有名！で、期待して食べに行った。・・・果たして、そのお味は？●フレンド正面肝心な「フレンド」という店名の表示はとても小さいため、「フレンド」を探してもなかなか見つからないかも（笑）やっぱ「宇宙一おいしいラーメン」を探さねば！Ｃｌｏｓｅの時は看板も暖簾も片付けてしまうので、店らしき痕跡がほとんど無い。よって、閉店時に寄ってしまった場合「休みであること」以前に、「店の存在」そのものに気づけず、延々と探し回ってしまうケースも有り得る（笑）●フレンド店内昔はスナック（バーみたいなやつ）だったらしいので、そんな感じのカウンターと椅子が並んでいる。写真には写ってないけど噂どおりママは気さくな人だった。ちなみに、この春の時点で定休日は木曜と金曜ということだった。日曜、特に祝日などは開けたり開けてなかったりするので注意。●ラーメン（並盛）バレバレの観光客状態だったので「薄かったら言ってね」と本当に聞かれた。写真では薄く見えるけど、ちょうど良い濃さで美味しくいただいた。尾道ラーメンは、朱華園、みやち、つたふじ、フレンドを制覇したわけだけど、一番の好みはフレンドかもしれない（好みは人によって様々ってことで）サッパリしていてコクがあるって感じは、どこの尾道ラーメンも一緒だけど、フレンドが最もコクを味わえるように感じた。並・・・・・・・・４００円大盛・・・・・・・５００円チャーシュー・・・５００円大盛チャーシュー・６００円小盛・・・・・・・３００円しかしこの店、街の中心から離れているため、観光客にとっては少しやっかいな立地だと言える。浄土寺や一夫の家（転校生）に近いので、その行程の間に組み込むのがベストだと思う。土日なら巡回レトロバスを利用したり、平日でも尾道駅からだと５番のバスに乗って浄土寺バス停下車がラクである。とにかく・・・、店が開いてたらの話だけど（笑）

  2007.04.26

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  尾道ロケ地巡礼「時をかける少女」和子の家

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「時をかける少女」のロケ地巡礼から。思い出したように更新される尾道シリーズ（笑）桜の季節が過ぎ去った頃に遅まきながら・・・。●芳山和子の家の門主人公：芳山和子（原田知世）の家らしいです。て、自信ないのかよ（笑）売物件の札がバッチリかかってます。保存の方向で住んでくれる人が買ってくれるといいですね。これも尾道の映画遺産の一つだと思うので・・・。●芳山和子の家横っちょの門が開いてたのでちょこっと中を撮ってしまいました。ロケ地ってことで見に来る人がいるから、中へリアルに住む人にとって私達のような観光客はウザイでしょうね。とても一般人には耐えられないでしょう。考えさせられます。●西国寺仁王門実は和子の家の目と鼻の先に、この西国寺仁王門がある。大きなワラジに眼を奪われ、中で仁王立ちしている仁王様の存在を忘れてしまいそう。●西国寺三重塔遠景と桜山の中腹に西国寺の三重塔が微かに見えている。この時は仁王門までしか踏み入ってないけど、もしも西国寺本殿（金堂）まで行こうとしたなら、この奥の長い階段を登らばならない。彼方の三重塔へはさらにその倍近い道のりがある・・・。

  2007.04.15

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  尾道ロケ地巡礼「ふたり」事故が起きた坂道

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「ふたり(1991)」のロケ地巡礼から。●吉田邸前のＴ字路映画「ふたり」の始まりと終わりを飾る印象的な坂道。右手に見える坂からトラックが転がって来て、北尾千津子（中嶋朋子）は階段の近くで事故に遭う。そこに妹の北尾実加（石田ひかり）も居たのだが、為すすべも無く姉が息を引き取る姿を見取るほか無い、・・・彼女が託す言葉を胸に刻みながら・・・。衝撃的なシーンだ。Ｍ・ナイト・シャマラン監督の映画「サイン」で主人公（メル・ギブソン）の妻が亡くなるシーンも衝撃的だったが、あれを見た時、この「ふたり」の事故シーンを思い出した。●上側から見おろした景色映画の事故が起きたシーンで実加は転がった缶を追っていたため、その瞬間は見ていない。この写真の奥、道が右へ少し曲がった辺りまで追い続け、事故現場へはちょうど背を向ける格好だったのだ。

  2007.03.03

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  尾道ロケ地巡礼「千光寺山－鏡岩－」

  ロケ地巡礼の途中で目を引いたのが、この「鏡岩」オモテ側にの千光寺驚音楼とは建物（庫裡）を挟んだ山側斜面にある。永らく伝説としてのみ語られていた岩が数年前に発見されたという。●鏡岩この細い裏路を通り抜けたら「文学のこみち」へと出るのだが、ここで立ち止まって見上げると鏡岩がある。その部分が真っ白になっているため嘘っぽく見える（笑）●山陽日日新聞「鏡岩記事」2000年10月29日付鏡岩の説明として、発見当時の新聞記事が掲示してあった。それによれば・・・、庫裡の裏側の斜面にある大松が枯れ、取り除くため手入れしていたところ、高さ7m余りある大岩に直径2mの円形に削られたノミ跡が現れ、先代住職らが以前から伝え聞いていた「玉の岩の明りを、また朝日を西国寺山頂にあるタンク岩に反射させた」という伝説の鏡岩と確認。周辺の落葉樹など刈り取りながら足場を組み、深さ五耗ほど彫り込まれた鏡面を研磨した。（以上、記事より抜粋）阿弥陀三尊像の磨崖仏、烏天狗の線刻、梵字岩、七仏通戒偈など、千光寺周辺は本当に奇岩や石造の宝庫である。

  2007.03.02

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  尾道ロケ地巡礼「ふたり」千光寺

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「ふたり(1991)」のロケ地巡礼から。●千光寺裏の奇岩群千光寺の裏手にそびえる巨岩群は、そこが太古から信仰の対象であっただろうと推測させる・・・。（ちなみにこれらの岩はロケ地ではない）●千光寺本堂北尾実加と長谷部真子が腰掛けた赤い欄干の寺映画「ふたり」で主人公の実加（石田ひかり）と友人の真子（柴山智加）が腰掛けていたのが、この千光寺の赤い欄干。巡礼に行った時は冬だったため、防寒用の透明シートが被せてある。●千光寺驚音楼写真右が千光寺のシンボル「驚音楼」その鐘の音は『日本の音風景百選』に選ばれている。また立地はちょうど展望台のようになっていて眺望が良い。写真左は千光寺本堂から驚音楼へ向かう途中にくぐる木戸。実は、ここに写っている岩は「玉の岩」の下部。千光寺のレイアウトが奇岩の間を縫うように建てられていると解る。ちなみにこの目立つ驚音楼は大林映画でロケに使われた記憶がない。赤と白の印象的造型だが、映画の背景としては逆に使いにくいのかも。と想像したり。

  2007.02.28

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  尾道ロケ地巡礼「千光寺山」ポンポン岩

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督作品のロケ地巡礼から「あの、夏の日」●ポンポン岩（鼓岩：つづみいわ）写真は対岸の向島に大和ロケセットの後姿が見えている頃に撮影。この岩もロープウェイ山頂駅から千光寺へ下る途中にある。千光寺山に限らず尾道は「坂の町」であると同時に、奇岩・巨石の町でもあるようだ。この鼓岩（別称：ポンポン岩）は、「岩の上で小石で打つと「ポンポン」と鼓のような音がする」との事だが、試してはいない（笑）●ポンポン岩　別アングル大林映画、新尾道三部作の三作目「あの、夏の日～トンデロじいちゃん～」では、おじいちゃんと主人公の由太が、この岩に座って尾道水道を眺めるシーンが撮影されている。

  2007.02.14

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  尾道ロケ地巡礼「東京物語」浄土寺#2

  小津安二郎監督の集大成にして最高傑作との呼び声高い「東京物語 (1953年作品)」より。●浄土寺尾道へロケ地巡礼の旅に出かけた時に撮影した写真。映画の序盤と終盤に登場するこの浄土寺へは坂道をほとんど登らないで済むから比較的ラク。（結構長い階段はあるけど。笑）観光の起点となるロープウェイ駅からは離れているため、巡回バス等を利用するのが良い。その浄土寺が登場する映画「東京物語」の内容は・・・尾道に暮らす老夫婦、平山周吉（笠智衆）・とみ（東山千栄子)が、独立した子供達の暮らす東京へ会いにやって来る。しかし、内科医の長男（幸一：山村聰）と美容院を経営する長女（志げ:杉村春子）は、久しぶりに会った両親を「忙しいから」と邪険に扱う。うちわを手放せない暑い夏の東京・・・。立派な大人に成長した子供達だが、パタパタとウチワで扇ぎつつ語る姿は両親の来訪に苛立ってるようにも見える。小津カメラはそんな彼らを冷やかに捉えて行く・・・。身につまされる描写だ。対照的に、結婚後わずか３カ月で出征し戦死した次男の嫁（紀子：原節子）は、血の繋がらない義父母を東京案内するなど優しくもてなす。家族とは一体何なのか・・・、考えさせる。そして色々と経験した後、周吉らは尾道へ帰ろうとするのだが・・・。●浄土寺から見おろす尾道水道この角度で撮影されたシーンが映画ではよく使われている。古い町並みが残る尾道でも、海岸沿いは現在と様子がかなり変化していた。また、写真右下に宝篋印塔など小さく見えているが、その画も何度か挿入されていた。「東京物語」は時代を切り取った等身大のドラマであるにもかかわらず、現代に通ずる問いかけが多い。結局「家族」とは普遍なテーマなのだが、同時に映画は「都市集中型の高度成長が核家族化を促し地方を切り捨てる」そんな未来をも予見していた。例えば、尾道から届く「母危篤（ハハキトク）」の連絡は電報だが、東京の子供達間の連絡は電話で行なわれている。といった具合に、早々と地域における格差が描かれていた。意外と風刺に富んだ映画である。

  2007.02.10

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  「東京物語」小津安二郎監督作品

  映画「東京物語 (1953年作品)」は小津安二郎監督の集大成にして最高傑作と呼ばれている。また「日本のオヅ」といえば、その演出手腕は海外にまで影響を及ぼしたと聞く。しかし私的には、映画に尾道のシーンがあると聞いてなければ、たぶん見る事は無かっただろう（汗）この映画は、まさにホームドラマの先駆け。娯楽映画に慣れた現代の人間が鑑賞するにはちょっと辛い。それでも、小津ならではの「空気」は紛れもなく存在し、しっかりとそれを堪能できた。日本人なら一度は観ておきたい名画だと思う。例えば、ちゃぶ台を囲んだ会話のシーンなどで、古い映画にしては短いカットを挟むのだが、それがカメラ目線に近く、また固定であるため、漫画のコマ割り描写に似ている。ゆえに、妙に迫って来るものがあって面白い。さらに「小津カメラ」として知られるローアングルが多用されており、日常のシーンを非日常的角度で描写している。「あっ、このアングルも低い」といった感じで案外退屈させない。●浄土寺（尾道ロケ地巡礼した時の写真）映画の始まりと終わりで頻繁に映る浄土寺。聖徳太子が創建したと伝えられるほどに歴史があり、足利尊氏ゆかりの寺としても知られている。平山周吉（笠智衆）の家は、この近くにあるという設定のようだ。●住吉神社の石灯籠映画の冒頭、尾道のシーンはこの石灯籠で幕を開ける。なんと言ってもこの東京物語、老いた両親を邪見にする杉村春子がイイ！その演技だけで見る価値がある（笑）あとはもちろん笠智衆の４９歳とは思えぬ枯れた演技だろう。尾道へ帰る途中、周吉夫婦は「子供達は変わった」と言いながらも「私達は幸せなほうでさぁ」と、うなづき合う・・・。うぅぅ、泣かせる。これら老夫婦のシーンは、大林宣彦作品「時をかける少女」ラスト近くの似た画を思い起こさせる。息子夫婦と孫（深町一夫）を同時に亡くした祖父母が「私達ずっと二人きりなのかねぇ」と、しんみり語るシーンだ。大林監督も小津安二郎の影響を受けたに違いない（妄想）　ちなみに大林作品「あの、夏の日～とんでろじいちゃん～」は　東京物語の少年版オマージュ（もしくはアンサー）と思ってさえいる。to be continued...（次回記事、尾道ロケ地巡礼「東京物語」浄土寺#2 へ続く）

  2007.02.09

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  尾道ロケ地巡礼「千光寺山」玉の岩

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督作品等のロケ地巡礼から。●玉の岩ロープウェイで千光寺山へ昇ると、途中「玉の岩」（写真左）の近くを通る。もしそこが寺でなく神社ならば御神体だったであろう巨岩。それらを眼下に望んだ後、ロープウェイ山頂駅へ到着する（写真右）遠い昔、玉の岩の上には光る玉があったとの言い伝えがあり、現在はそれを模した球体が置かれている。伝説によれば、玉は盗賊に盗まれたのだという。彼らが船で運び出そうとした時、誤って海に落とし沈んでしまったため、そこが「玉の浦」と呼ばれるようになったという説も。●玉の浦千光寺山から見おろした玉の浦。大林映画等にもよく挿入される見慣れた尾道水道の景色で、なにげに海、陸、島の配置とバランスがイイ。写真右はロープウェイ山頂駅から千光寺へ下る途中にある句碑。掘られている句は、ぬばたまの 夜は明けぬらし 玉の浦に あさりする鶴 鳴き渡るなり（万葉集　巻一五・三五九八）瀬戸内の「玉の浦」を詠んだ句だが、実はこの句、尾道とは別の玉の浦を詠んだという説もある。

  2007.01.28

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  尾道ロケ地巡礼「転校生」こもん

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」のロケ地巡礼から。私的アルバム化を試みるシリーズなので、思い出したようにＵＰ。●こもん店頭前にも載せたことあるけど改めて「こもん」の店頭。写真左側の路地を進んで行けば、こもんと姉妹のソフトクリーム店に着く。そこに「ほうじ茶ソフト」というちょっと変わった商品があって、オススメはバニラとのミックス。これはイケる！写真右側にはテントと椅子の端が見えているけど、映画「転校生」では、そこで一夫と一美がジュースを飲む。●こもん店内同じく映画「転校生」で、一美（小林聡美：中身は一夫）が水着を買った後、母親と二人で立ち寄り、ワッフルが注文される。映画で座っていたのは、この写真より奥の席。写真は正面側の席なので、窓の外にロープウェイのチケット売り場が見えている。●こもんのワッフル実は随分前の撮影なので何を注文したか覚えていない（汗）たぶん、カスタードクリームのワッフル（奥）とアイスクリームのワッフル（手前）。飲み物はアイスコーヒーと紅茶（ミルク？）だったと思う。アイスクリームのワッフルは、そのうちアイスが溶けてベチャベチャになるので、早く食べるよう心掛けたい（笑）味は普通。カリカリな感じでなく、ふんわりしてる。

  2007.01.27

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  尾道ロケ地巡礼「時をかける少女」艮神社#2

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「時をかける少女」のロケ地巡礼から。●艮（うしとら）神社の狛犬映画では芳山和子（原田知世）が時間をさかのぼった後、静止画を繋いだストップモーションのような映像になるのだが、その際、見た眼のカメラは艮神社裏の坂を駆け下り、この狛犬をグルリと一周する。モノトーンで、とても印象に残るシーンだ。ちなみに、アニメ「かみちゅ！」Vol.6のジャケット背景。そこに狛犬こそないけれど、主人公の来福神社が艮神社をモデルにしていると解る。（立地など全体的には御袖天満宮がモデル）●艮神社の本殿ひっそり佇む艮神社の本殿、映画には登場しない。「本殿」とは御神体を安置する社殿のこと。多くの神社建築において、その前方には大きな拝殿が設けられ、本殿自体まったく目立たない。それどころか、まるで隠すかのような造りになっている。●招き猫美術館写真左の路地は「猫の細道」と呼ぶらしい。艮神社の隣、ロープウェイ山麓駅とは逆側にある。その路地に面した「招き猫美術館」はロープウェイからの眺めで、ひときわ眼を引く。営業時間：11:00～17:00（土・日曜、祝日は10:00～）休業日：木曜（祝日の場合は翌日休）入場料：小学生以上100円尾道を安住の地と定めた流浪の画家、園田春二氏のアトリエを兼ねているようだ。古民家を改造した文字通り招き猫の小さな美術館。ちなみに、園田氏のアートワークは福石猫（ふくいしねこ）がマスメディアに取り上げられ、有名である。福石猫とは、自然の丸石に一つづつ丹念に絵付けを施した園山氏オリジナルの招福縁起猫。尾道市公認でそれら福石猫が尾道の各所に飾られており、秘かにその探索を楽しむ人達もいる。

  2007.01.19

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  尾道ロケ地巡礼「時をかける少女」艮神社

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「時をかける少女」のロケ地巡礼から。●艮（うしとら）神社の鳥居と神門写真左は千光寺山ロープウェイ山麓駅の隣にある鳥居。「艮宮」と書かれている。その右上にはロープウェイ駅の階段上部が見えているのだから、いかに密接しているかが解る。写真右の神門の上に写っているのはネット。ロープウェイが真上を行き来するために張られているようだ。そして、ここをくぐればいよいよ艮神社である。そこは映画「時をかける少女」において、芳山和子（原田知世）が時間をさかのぼった時に訪れた神社だ。●艮（うしとら）神社の拝殿ロープウェイから見おろした時にもその巨大さに感嘆するのだが、ここに複数ある楠は、いずれも大きく立派な御神木である。写真左側には巨岩も写っている。和子（原田知世）はその近くに立って幼少期の自分を見ていた。艮神社はレイアウト的にも変化に富んだ興味深い神社だが、その名前もまた様々な憶測を呼ぶ。艮（丑寅：うしとら）とは北東の方角を指す。鬼門と呼ばれ邪気が侵入して来る方向と言われている。その名を冠するという事は当然、神社には鬼門封じの意味があったと思われる。では、いったい何の北東の方角にあたっているのか？尾道の南西方向は瀬戸内海。かなり離れているが大三島に大山祇神社がある。その鬼門を封じているのではないかと考える人は多いようだ。

  2007.01.15

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  尾道ロケ地巡礼「転校生」ロープウェイ#2

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」のロケ地巡礼から。●ロープウェイ山麓駅写真左はエレベータ乗降口があるロープウェイ山麓駅東側。普段は、エレベータが必要な人のみ利用する感じだが、混雑日には昇りの乗客は全てエレベータでの移動となる事も。そんな時は、ここにエレベータ待ちの行列ができる。しかし行列が見えたからといってすぐに並んではいけない。まずチケットを購入しましょう（笑）写真右は普段、上りと下りが入れ違う階段。混雑日は降客専用となる。結構急な階段で降りる時に少し恐かったから注意が必要かも。ちなみに写真左、道路奥にチラッと見えているのが例のワッフル店「コモン」の店先。そこで道は少し右に折れ、そのまま進むとＪＲの高架に出る。また、そのまま高架へ向かわず右へ折り返せば艮神社。●千光寺と玉の岩ロープウェイから見た千光寺と玉の岩。遠い昔、岩の上には夜になると光る「玉」があったと伝えられ、千光寺山（大宝山）の名もこれに由来するとか。映画「転校生」においてロープウェイが映るのは、千光寺山で一夫・一美が不良に絡まれている時。彼らの上空をゴンドラが通過する。タイミングを見計らっていたことは明らかで、「ロープウェイ待ち」の撮影だったと想像できる。もしＮＧが出たら、次のロープウェイを待たねばならなかったはず・・・。

  2007.01.14

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  尾道ロケ地巡礼「転校生」ロープウェイ

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」のロケ地巡礼から。●千光寺山ロープウェイと艮神社御袖天満宮方面からロープウェイ乗り場へ向かう途中。艮（うしとら）神社の門が奥に少しだけ見えている。ゴンドラが停まってる建物の右下、神式の屋根がそれ。この艮神社は「時をかける少女」のロケ地として知られている。尾道へ観光に来て千光寺へ寄らない人はいないので、このロープウェイ発着所が観光客には頻繁に起点となる。その起点のすぐ隣に艮神社は位置するため、抜かり無く立ち寄っておきたい。●ロープウェイ山麓駅前の高架ロープウェイ山麓駅前にて、ちょうどＪＲが通過したので撮影。タモリ倶楽部で見た「電チラ」には程遠いけど、チラ見のＪＲも悪くない（笑）ロープウェイを降りたほとんどの観光客が、この高架をくぐる。そちらに観光バスの駐車場もあるのだが、実は尾道ラーメンの有名店を目指す人が多かったりする。写真左隅に植栽が写っているけど、これはワッフルで知られる「コモン」店先の物。コモンはロープウェイ山麓駅の真ん前という好立地なのだ。既出だが、そのコモンは映画「転校生」のロケ地でもある。

  2007.01.13

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  尾道ロケ地巡礼「転校生」御袖天満宮#2

  引き続きアニメ「かみちゅ！」や大林宣彦監督の代表作「転校生」ロケ地で知られる御袖天満宮から。●御袖天満宮の鐘楼から見た千光寺御袖天満宮の鐘楼から望む千光寺山。尾道最大の観光スポット千光寺が山頂付近に小さく見えている。御袖天満宮との位置関係が解る画。もし千光寺と御袖天満宮の二つを踏破したなら、それだけで結構疲れてしまう（笑）千光寺山はロープウェイがあるので、なるべくそれを利用し、徒歩は下りに徹するのが良い。●石段脇の楠と下から見上げた石段御袖天満宮の石段を登り切ったら左手に楠がある。石柱の奥へ微かに前述の鐘楼が見えている。写真右、石段脇の出っ張った部分よりさらに見晴らしが良く、そこがちょっとした展望台のような配置になっている事が伺える。なお、アニメ「かみちゅ！」で主人公の神社はこの御袖天満宮をモデルにしているとのこと。石段上部の両脇に立つ石柱と楠が「かみちゅ！Vol.3」のジャケットに描かれている。かみちゅ！Vol.3のジャケットもし、社殿の内側から見たらこのジャケットのような景色になる。ところが社殿そのものは御袖天満宮とは別の艮神社をモデルにしてるらしい。

  2007.01.11

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  尾道ロケ地巡礼「転校生」御袖天満宮

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」のロケ地巡礼から。●御袖天満宮の石段このブログでも既にお馴染み、映画で最も印象的な階段。物語の始めと終わりに舞台となる。そこでは、蹴られた空き缶が弾んで屋根に当たるシーンも挿入されていた。空き缶の転がる音が鈴のように響き、映像に超自然的雰囲気を醸し出す効果をあげる。●御袖天満宮映画で社殿そのものはスルーされているが、周囲をスモーク（霧）で包む事によって怪しげな兆しが表現された。神社という何か神秘的な雰囲気が強調されたため、二人が石段を転げ落ちるシーンもそれ自体が昔話のような和風の超常現象として映る。なお、御袖天満宮の起源は・・・、菅原道真公が左遷されて筑紫国太宰府へ下る途中、尾道に船を寄せて休んだとされ。その時、金屋という者が尽くしたことに感謝し片袖を与えたという。その袖を御神体とするのが御袖天満宮。

  2007.01.10

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  尾道ロケ地巡礼「転校生」陸橋

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」のロケ地巡礼から。●転校生の陸橋姿が入れ替わってる事に気づいた一夫（外見は一美：小林聡美）が、家を飛び出し、自転車に乗って商店街を駆け抜け、一気に駆け上がったのが、この陸橋。そのシーンは離れた場所からの撮影なので、もしかしたら小林聡美本人が乗ってたわけじゃないかもしれない。いずれにせよ、これを登り切るにはかなりの脚力が必要と思われる。この陸橋は同じく大林宣彦監督作品「ふたり」でも映る。ロケ地としては結構お馴染みのスポットのようだ。●塀に囲まれた坂の小径陸橋を駆け上がった後、さらに駆け抜けて行くのがこの坂道、・・・だと思う（自信無し）ここは視界を遮る塀に囲まれているため、まるで迷路を歩いている気分になる。そしてこの坂道を走る時、小林聡美さんの顔がアップで映るのだけど、その表情は半笑いで勇ましい（笑）映画はこの後、自転車を降りて一美の家へ乗り込むシーンへと続く。そこに居たのは母親に叱られて泣く一美（外見は一夫：尾美としのり）

  2007.01.09

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  尾道：工房 おのみち帆布

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」ロケ地巡礼の途中・・・。●商店街姿が入れ替わってる事に気づいた一夫（外見は一美）が、家を飛び出し、自転車に乗って駆け抜けたアーケードの商店街。その一角に「工房 おのみち帆布」があったので寄ってみた。地味にブームが来てると聞く帆布素材のグッズを扱う店。近年、ブランドとして「尾道帆布」が立ち上がり、地元商工会もプッシュしてる様子。実際、尾道のホテル等、土産物売り場でも帆布グッズは頻繁に見かけた。●工房「おのみち帆布」内に展示の整経機店内はバッグや財布などを売る傍ら、帆布の整経機を展示していた。帆布とは帆船の帆に使われた厚手の綿織物のこと。丈夫で通気性がよいため、テント地や画布などに用いられてきたという。手触りが良く、ちょっと渋めのトートバッグはイイ感じだ。安くないけど（笑）↓尾道帆布に関する詳しい情報はコチラで：「工房 おのみち帆布」

  2007.01.08

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  尾道ロケ地巡礼：転校生

  尾道三部作・新三部作で知られる大林宣彦監督の代表作「転校生」のロケ地巡礼から。●転校生の踏切映画の始めに近い部分、白黒からカラーに変わるシーンで、斉藤一美（小林聡美）が立っていた踏切。映画では斉藤一夫（尾美としのり）と身体が入れ替わった後、その事実に気づかないまま帰宅する途中。目の前を列車が通過する間に白黒からカラーへと変わる。階段落ち後のショックで一美（外見は一夫）が鞄を残して去ったため、一夫（外見は一美）は両手に鞄を携えモヤーッと立っている。映画では周囲がほとんど映っておらず、また現在、様子がかなり変化しているため場所は解りにくいが、林芙美子像からそう遠くない場所とインプットしておけば、踏切を目印になんとなく見つけられる（笑）●ついでに「かみちゅ！Vol.5」ご覧のように、アニメ「かみちゅ！」Vol.5のジャケットが、この踏切を背景に描かれている。案外見逃してしまいがちな踏切なのに立派な聖地だという証し（笑）●斉藤一夫宅そして一夫（外見は一美）が何も知らぬまま帰宅した家。今も外観はほとんど変わっていない。海岸通りの東端に位置している。浄土寺を降りて真っすぐ海方向へ行けば左側に見えてくる。真ん前が海なので、とても眺めが良さそうなお家だ。

  2007.01.07

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  尾道→呉。大和ロケセット

  ロケ地巡礼の旅行記は個人的にもアルバムの役割を果たすと解ったので、古い写真も順次アップして行くことに決定！・・・で、まずは尾道から在りし日の大和ロケセット。映画「男たちの大和/YAMATO」撮影に使われたロケセットが2005年夏～2006年春の期間限定で公開されていた。映画は未見であるにも関わらず、ロケセットは「また今度」というわけにいかないので見に行った。大和ロケセットの後姿を対岸、尾道側から撮影したもの。フェリーが頻繁に行き来する尾道水道越し、向島の造船所跡にそのロケセットは位置していた。写真左部分に主砲等が少しだけ確認できる。つい立ての白い横断幕には映画のタイトル「男たちの大和」の文字。実は、この眺めに大林宣彦監督は激怒し尾道市に苦言を呈したという（笑）尾道の風情に戦艦はそぐわないとか、ロケセットは残すものじゃないとか・・・。しかし、場所が元造船所のドックなだけに作りかけの船のようにも見え、意外と風景に馴染んでるような気がする・・・。いつまで下記ページが公開されているかは解らないのだが、ロケセットに関する情報が充実しているので参考までに。「おのなび」大和ロケセットのページ●横から観たロケセット2005年の３月完成し、同年６月まで撮影が行われた。総工費６億円の巨大セットだが、それでも前半分・左側のみである。撮影後に艦橋はＣＧ合成されたという。砲身も第二主砲塔のみ。必要最小限のものだけ作るロケセットならではの節約された造型だ。美術としてのアイデアや手法が解るという観点なら、これはこれで逆に味わいがある。あの長渕剛「CLOSE YOUR EYES」ＰＶもこのロケセットで撮影されていたが、夜の闇を使って大和の欠けた部分を上手く隠していた。●４６ｃｍ主砲主砲は確かアニメ「ジパング」で一度発射された記憶がある。とんでもない威力があるらしい（汗）その主砲が実際の戦争で使われたという説と一度も使われなかったという説、両方あるそうだ。主砲発射時、もし甲板に兵員が居たら吹き飛ばされたり内臓破裂してしまうと言われている。それほど凄まじい衝撃波が主砲から発せられるのだ。つまり、戦闘機から攻撃を受けている状況下での主砲発射は実質困難だったという。●９６式２５ミリ３連装機銃ロケセットでは入り込める場所が少なかったのだが、主砲近くにあったこの銃座は触る事も出来た。ここでもセットを本物っぽく汚す美術さんの苦労が伺える。これら３連装機銃、高角砲、副砲などは現在、広島県呉市宝町4-21 折本マリンビル3号館2Fにて公開されている。（大和ミュージアム斜め向かいの駐車場ビル）　　　　↓「男たちの大和/YAMATO」ロケセット常設展示人気の「大和ミュージアム」と合わせて見学したい。

  2007.01.06

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  尾道ラーメンつたふじ・ベッチャー祭り

  思いたって「ぶらり尾道ラーメンの旅」を敢行。せっかくの三連休だし、天気も良さげだし、行くっちゃ尾道！ラーメンとかＵＤＯＮは安くてイイよね。しかし、交通費が・・・（汗）行列必至なので朝一番を狙ってゴー。朝イチ、暖簾の出てない準備中店舗の写真ゲット！（写真左：つたふじの外観、暖簾無しヴァージョン）で、食したのは中華そばの並みですばい。（写真右）店内は狭くて席数も少ないから、すぐ満席になるので覚悟を。背脂の浮いた醤油ベースのスープ、黄色い麺、一般に尾道ラーメンとして認知されている仕様だが、朱華園と違って細麺で、スープは少しサッパリしている。個人的には、つたふじの方が好み。また、かなりの数で「中華うどん」が注文されていた。早くも旅の目的達成ずら。ラーメンブランチで満足・満腹。ダラダラと商店街へ繰り出したら何やら賑やかなお囃子が！ドンチャカな躍動感。こ、これは、もしかして、もしかしなくてもマツリ・・・。もう通り過ぎた後だったので、神輿が遠くかすか（写真中央）尾道ラーメン超有名店「朱華園」の看板も右へかすかに。普段なら朱華園の行列がミョーに浮いてる通りなんだけど、この日だけは人出の多さに紛れてるぅぅぅ（笑）文化の日は各地でマツリルと知ってはいたが、ご他聞に漏れずというべきか、尾道も「ベッチャー祭り」というのをやってたんだっちゃー。ブラブラした後でブランチ後のラーメンを食しに「みやち」を目指したけど行列だったので通過してもうた。（写真左に見えるのが「みやち」）こんなに賑わった尾道アーケード街を見たのは初めてさー。それでもシャッター閉じた店がかなりあったのはご愛嬌（泣）ベッチャー祭・一宮神社の提灯が下がってるけど、通りすがりのオノボリさんとしては一宮神社がどこにあるかさえ知らないのはデフォルトってことで。＜調べてみたので追記してみたり＞一宮神社とは、奇祭「ベッチャー祭」で知られる吉備津彦神社の別称らしい。＜ベッチャー祭＞文化4年、尾道に悪疫が流行し、尾道町の時の奉行 南部藤左衛門が各神社に命じてこの悪疫の平癒祈願をし、病魔退散のお祓いを三日二夜にわたり行われた。その修祓の日（旧暦の10月18日）に御神輿を先頭に獅子と鬼：ベタ、ショーキ、ソバの格好をした若者が町へ繰り出したのが始まりとされている。＜ご利益＞ベタ・ソバに「祝棒」で突かれると子宝に恵まれ、ショーキに「ささら竹」で叩かれると頭が良くなると伝えられている。

  2006.11.04

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  「転校生」再び

  転校生は誰にでもオススメできる名作。今となっては台詞とか振る舞いに脚本上の古さを否めないが、登場人物に共感できるという点で、他の大林映画とは一線を画す。（↑写真は転校生で使われたワッフル店かつ観光名所のコモン）最近、市川崑監督によって「犬神家～」がセルフリメイクされた。そして今度は名作「転校生」が大林宣彦監督自身の手によってリメイクされるとのこと。長野市を舞台に主演は蓮仏美沙子と森田直幸（共に１５歳）。これも、これも有りなのか？「HOUSE」とかならともかく「転校生」は大林監督の代表作。そして、たぶん最高傑作なのに・・・。まるで、四半世紀を経てなお、あの「転校生」を超えることは出来ませんでしたと、自らギブアップ宣言するようなものではありませんか？もしかしたら「転校生」より優れた脚本に出逢えなかっただけなのかもしれない。確かに「転校生」をイマ風の脚本に書き換えたなら、よりハジケた笑いで現代的作品に仕上がると思う。しかし大林監督に、現代性が求められているだろうか？ちょっとカルトな青春ノスタルジーに乗せ描写される笑いと愛。日常的シーンに醸し出される風情、ＢＧＭ選曲の妙。それらが持ち味だと思う。だからと言って「単なる焼き直し」では作る意味がない。同じリメイクするなら、本広克行によるサマータイムマシン・ブルースのノリか、宮藤官九郎脚本・堤幸彦監督あたりで作って欲しい。「転校生」の場合、題材そのものが良いのだ。大林監督はフィルムコミッションにノせられやすい渡り鳥。というイメージが私的に固まりつつある（笑）しかし、それも有りかぁ・・・、需要がなければそもそも有り得ないのだから。大林宣彦監督は近年、大和のロケセットをめぐり尾道行政を非難していたが、結局、ロケセット公開は観光的に大成功を収めたらしい。それもまた「需要に応える」という、単純かつ有益な行政サービスに過ぎなかったのだ。エンターテインメントは需要なしに有り得ない。そして今、監督は自身を「旧作との比較という批判的視点」の前に置く道を選んだ。それを挑戦と捉えることは可能だが、需要の度合いに対して見合わないリスクではないのか？ただでさえ監督という職業は批判され放題なわけで・・・。「あなたは大林監督が転校生をリメイクしたら観ますか？」というリサーチは行われたのだろうか？もちろん「転校生のリメイク」だからこそ今、話題になってるわけだが（笑）

  2006.10.07

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  新・尾道三部作「ふたり」の旅館

  引き続き「ふたり(1991)」から「西山本館」が使われたシーンと一部「魚信」のロケ地巡礼記。映画では主人公の親友：真子の家、兼旅館として登場。（下段はロケに使った映画のシーン）Ａ．西山本館で最も特徴的な吹抜け（上）ポッカリ開いた吹抜けがある木造建築は珍しいそうだ。その吹抜け脇でスイカを食べてる実加と真子（下）Ｂ．吹抜けを下から見上げた構図（上）大きな吹抜けではないが、やはり開放感がある。上から見下ろした映画のシーン（下）従業員が玄関を掃除してる様子。スリッパが並んでいる。実は、見下ろすアングルは絵に成らないので撮らなかったのだが、なるほどぉ、玄関に通じる扉が開いてたら絵になる。Ｃ．談話室と呼ばれる一階の居間みたいな部屋（上）ボードの一部が、暖炉に似せた装飾になっていて和む（笑）壁の絵画は小林和作画伯（尾道市名誉市民）による襖絵。夫の遺影へ手を合わせる真子の母親（下）飾られている人形が当時と同じ物である事がわかる。Ｄ．海へ、せり出すかのように建つ魚信の外観（上）外観シーンと背景に海を臨む部屋のシーンで魚信が使われている。饅頭を頬張りながら父親の死を告げる真子（下）かつて大和ロケセットがこの対岸に見える向島の造船所跡にあった。料亭旅館　魚信

  2006.08.15

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  ロケ地巡礼「ふたり」新・尾道三部作

  「ふたり(1991)」西山本館１階の珍しい電話ボックス実加（石田ひかり）と電話で話す真子（柴山智加）のシーンがこの電話室で撮影された。西山本館は真子の家、兼旅館の内部として幾つかのシーンで使用。（外観は海沿いの「魚信」という旅館で別）電話室右手の床は、わずか三枚の板で出来ており希少な造りとのこと。旅館に入ってすぐの受付前にあたる広間(?)。その奥のガラス戸を開けるとラウンジのような居間がある。ちなみに、この西山本館は、フジテレビの西山アナ（キクちゃん）の実家らしい。こちら本館は街中に位置する老舗旅館。他に西山別館というのもあるが、そちらは庭園に離れが並ぶ高級旅館なのだとか（汗）映画「ふたり」は知る人ぞ知る大林宣彦監督作品で、新・尾道三部作の一作目。久石譲が音楽を担当するなど、新・三部作の他作品とは一線を画す出来上がりとなっている。また劇中やエンディングで歌われる名曲「草の想い」は、大林宣彦：作詞、久石譲：作曲。エンディングではこの二人が自ら歌っている（えぇ～ッ！）この映画はＮＨＫが製作に絡み、テレビ版が存在するらしい。（1990年11月9日、16日の２回放送）内容は赤川次郎原作のゴーストファンタジー。

  2006.08.14

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  あの、夏の日～とんでろ じいちゃん～ 宮崎あおい出演作

  今をときめく宮崎あおいさんが出演していたとの事で、あらためてジックリ鑑賞してみた（笑）そして久々の尾道ネタ・・・。大林宣彦監督による新・尾道三部作から「あの、夏の日～とんでろ じいちゃん～」（1999年）尾道シリーズ最後にして、主人公は初の少年。カメラ目線での独白シーンがある等、異色の作品に仕上がっている。小学校５年の由太（ユウタ）は夏休みに一人で父親の郷里、尾道へ帰省することに・・・。高校の元校長だった祖父（小林桂樹）がボケ始めたので、仕事で忙しい両親に代わって様子を見に行くことになったのだ。尾道で夏休みを過ごすうち、由太は爺ちゃんの不思議ワールドへ引き込まれて行く。大林映画は突飛な演出のため、見る人を選ぶ傾向あるが、この映画は特にそれが顕著。また、以前の尾道シリーズは主人公が中学生だったのに対し、今作は小学生の男の子。甘酸っぱい青春ノスタルジーだった過去作品のスタイルから、幼少期の望郷映画へと変貌した事で、多くの人にとって、さらに馴染みにくいものとなっている。もっとも「愛と夢と希望に満ちた人生を、新しい世代に送って欲しい」という、解りやすいメッセージが強く込められていることから、単に対象年齢が低いと考えるべきでしょう。特筆すべきは、ちょっとしたタイムトラベル系ミステリーに仕上がった脚本にある。中盤まで耐えることが出来たなら、爺ちゃんが抱える幼少期のトラウマに、どのような真相が隠されていたか興味をそそられる事となる。また、喋る鯉など意外に良く出来た特殊効果が意表を突いたりもする。これはダメだと拒絶反応を起こさないで済む人ならば、「独特の大林ワールド」を受け入れる「広い心」で楽しみたい良作。たぶん大人に向けては、観ている間だけでも子供の心を取り戻して欲しいのだと思う。ちなみに、子役時代の宮崎あおいは爺ちゃんの思い出の少女（小林玉）。なぜか全裸になったりする（笑）その、あおいちゃんのお腹を這う玉虫・・・（何すんの大林！）幼少期に爺ちゃんが憧れた玉ちゃん、その血を継ぐミカリに終盤、由太もまた憧れを抱く。生きとし生けるものは死に行くが、思い出は残り若者へ受け継がれるのだ。そして出逢いと別れを繰り返し、人は成長する。在り来たりだが、不変のテーマだ。夏休みの終わりになって由太がミカリ達と別れる駅のシーンは、それが在り来たりでも、やはり泣けてしまうのだから・・・。下の写真は爺ちゃん家の入口ですが、現在は「おのみち文学資料室」本当に眺めが良い所にある。

  2006.07.28

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  新・尾道三部作ミタ━━━━ッ!!

  尾道三部作特集を日本映画専門チャンネルで放映してたので、その尾道三部作、新・尾道三部作を全部観てしまったぁ。特に「新」の方は全て初めてだったのだが、コンプリートして思ったのは・・・、大林映画が、ある意味カルト映画じゃないかという事（笑）ノスタルジックという言葉で許容しなければ受け入れられない人が、かなりいると思う。特に現代においては・・・。普通ＯＫ出せないだろう、みたいなシーンがイッパイあった。だが、そこがイイというか、クセになるって感じ？手作り感があるっていうか・・・。役者の演技の細かい出来などには左右されない、そんな高みに監督は居るのかも（笑）そういった大雑把さ、逆に妙な演出へのこだわり。それがダメだという人にはとことんダメで、かたや、それこそが持ち味だと賛美する人。その両極端に好みを分かつ気がした。個人的には、こういう映画もあってイイだろう。って所だろうか？それでも「転校生」と「ふたり」の評価は総じて高いわけで、やはり、そういった作品に引っ張られてこその次回作だったのかと、深く納得してみたり・・・。まぁ、大林監督については散々語り尽くされてると思うけど、そのような突っ込み所満載の監督だという時点で既にカルト。前にも書いたが、ストーリー等、全体を通しての出来上がりより、シーン毎の絵にこだわる監督って感じ。ＣＭ出身の監督だと聞いたことありますし・・・。強いて言えば、美少女俳優が映画という仕事を通して成長するその姿のまんまを、アルバムのように収めていった映画達。そんな印象。そこには当然のごとく青春の香りが漂い、大人が観れば郷愁を誘ったりもする。監督にしてみれば、撮りたいものを撮りたいように撮っただけなのでしょう。その精神は美少女キャラを好んで描くアニメ同人に似たノリを感じざるを得ない。そしてそこに描かれる美少女もまた同様に、ヲタクが望むような「守ってあげたい系の少女」がステレオタイプに描かれている、との指摘も可能では？（現代の主流はツンデレのようだから当時として・・・）「転校生」は、その点少し異色だったのかもしれないが、ハキハキした明るい転校生の少女が、身体が入れ替わった途端、内向的でネガティブな「守ってあげたいタイプ」に変貌した。そして前述のような傾向をある意味、払拭する目的で最後の「あの、夏の日」が撮られたのではないかと邪推するわけだが、その試みは、たぶん空振って尾道シリーズは終幕・・・。しかして、ノスタルジィ＋美少女至上の精神はアニメ「かみちゅ！」へと正しく受け継がれたのです（笑）

  2006.06.12

• やっぱ「転校生」は、普通に面白い

  たぶん小林聡美が自転車で駆けた陸橋↑先日、大林宣彦監督の「転校生」をＣＳで久しぶりに観た。こんなに面白かったかと、あらためて思った。「オレがアイツで、アイツがオレ」ですからね、ライトノベルなネタだし・・・。元の自分が殴られてるのを見て「私をぶたないで」には爆笑した。カラダが入れ替わった相手に成り切ろうとする登場人物。芽生える思いやりの心。皆が相手の立場で考えられたなら、どんな暮らしやすい世界になることだろう。そんな幻想を抱かせる。でも、よく下ネタに走るんですよね～、この種のネタは（笑）そこは大林マジック。きっちりファンタジーにまとめあげ、青春の一ページとして最後は思い出の白黒フィルムに！スキップする少女が向かう先には未来が待っている。感動。それでも異様に半裸のシーンが多いなとは思ったが（笑）ガニ股で歩く小林さんの余裕ある演技は「ドーンと来い」てな感じで、既に大モノ女優の貫禄。

  2006.04.08

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  尾道は映画からアニメの街へ？

  引き続き尾道、御袖天満宮のネタから。昔なら尾道と言えば文学の街だったのでしょうが、少し前までは大林映画の街だった。そして今は「かみちゅ！」の街（笑）アニメ聖地巡礼の場として静かなブームが２００５年から続いてる。御袖神社は、主人公が暮らす神社のモデルだそうで、今は、掛けられた絵馬とかにも、巡礼者の跡が見られる。ちなみに広島県という事だったら、三次が「朝霧の巫女」の舞台だったし、「ジパング」では、第一話で江田島の旧海軍兵学校が登場した。広島だけで、ちょっとしたアニメ史跡巡りが出来ますね（笑）そのジパングは、自衛隊のイージス艦が太平洋戦争の時代へタイムスリップする話だが、Ｂ級映画好きとしてはワクワクするようなネタ。戦国自衛隊とかのパクリやん、と思わないでもないのだが、こういうジャンルが小説の世界にはあるようで、既に使い古されたネタらしい。タイムスリップ軍事モノとしては、船舶という類似点で「ファイナル・カウントダウン」が思い浮かんだけど、Ｂ級枠で考えたら「フィラデルフィア・エクスペリメント」も、かすってる。なんたってＢ級の巨匠、ジョン・カーペンター製作総指揮。レーダーから船影を消す実験がタイムスリップを引き起こし、再度行われた実験の時代へ繋がるという内容で、過去の人間が現代に飛んで来る逆スリップ。実は昔テレビで見聞した事なのだが、この実験が現実に行われたと、一部で信じられてるという（驚）それをネタにした原作だそうです。マジですかぁぁぁ。右側の人がマイケル・パレ主演のマイケル・パレってストリート・オブ・ファイヤーで脚光浴びたわりに、後の出演作ってＢ級ＳＦ映画が多い。だからＢ級の星といえばマイケル・パレです、個人的には（笑）ところで、リメイクの「戦国自衛隊１５４９」が、フィラデルフィア・エクスペリメントからヒントを得ているように思ったのは私だけでしょうか？

  2006.03.28

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  映像の魔術師？：大林宣彦監督

  大林監督は愛すべきＢ級映画の達人である。というのが個人的な見解（笑）この御袖神社は、転校生で二人が転げ落ちた石段の神社【　尾道三部作　】転校生1982時をかける少女1983さびしんぼう1985【　尾道新三部作　】ふたり 1992あした 1996あの、夏の日 ～とんでろじいちゃん～ 1999こんなにあったのですね、尾道だけで。新三部作なんて、知る人ぞ知るって感じではないでしょうか？正直言って未見の作品多い（汗）「転校生」はとても評判の良い、ほのぼのとした感動作だったが、「時をかける少女」はＢ級のノリで作った映画って感じ。あの画像合成の演出は、庵野秀明氏のキューティーハニーや、押井守氏の「立喰師列伝」に通じるスピード感と清々しさがある。アナログ的で陳腐な手法は、かえって古くならないのかもしれない。「時をかける少女」は個人的にエンディングが全て！ユーミンの曲もイイけど絵が笑えるやら感動するやら♪これほどエンドロールを好きになった映画は無い。そして大林宣彦監督を語る時、劇場映画デビューの問題作「HOUSE」(1977)は外せない。生粋のＢ級映画。ネタもホラーだし。「HOUSE」を楽しめたら、貴方は大人。そして栄えあるＢ級映画好きに認定です（笑）とにかく勢いがある映画。所々で見せる映像表現が美しく、全てが抽象的なので、残酷なはずのシーンが残酷でないのは計算だと思う。間違いない。余談だが、大林版ファンタジー「漂流教室」のオープニングは、好きなオープニング BEST 5 に入る。（原作と比較され、映画は最悪と評されてしかたないけど、笑）場面単位で心に残る映像を繰り出す所が、大林マジック☆てことで、シーンを楽しむＢ級と思えばオールＯＫ。

  2006.03.27

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