あぐらンジュブログ

Super!drama TVで放送中の「The Ｏ.Ｃ.」は、
ビバリーヒルズ～の現代版みたいな青春モノ＋親も青春してるぞ。
といった感じ。・・・で、
マリッサ役ミーシャ・バートンのファッションが話題のドラマ。
しかし、最近の内容はと言えば・・・、
脇役のセス（アダム・ブロディ）がメインのコメディ（笑）
まぁ、今に限ったことだとは思うけど。

しかし、そのセスが前面にフィーチャされているからこそ、
今、ＯＣは面白い。
期待してなかったドラマなのに意外と楽しめる。

セスというのは元々冴えない脇役だった。
養子に迎えられた主人公ライアンにとっては義理の兄弟にあたる。
荒れた街の生まれで世の中の汚い部分を知るライアンと異なり、
坊ちゃんのセスは箱入りヲタクで女性経験が皆無。
そして幼なじみのサマーに片思い中。
主人公とは正反対的性格で引き立て役のように思われた。

しかし日々、ライアンに感化され変身しているのだ。
オレンジカウンティ（Ｏ.Ｃ.）という
高級住宅街の生活に馴染もうとするライアンは、
実は教養があり性格も基本温厚で、欠点が見当たらない。
そんな彼にとっての変化は生活環境のみで彼自身は変化しない。

かたやセスは自分に無いものを多く持ったライアンに触発され、
自身の大変革を為そうと努力し続ける。
それでも結果、空振ってしまう姿が微笑ましく、
視聴者はライアンよりセスに感情移入することになった。

さらに突如、セスに想いを寄せるアンナという新キャラ投入！
この意外な展開でドラマは盛り上がった。
セス、サマー、アンナという有り得ない三角関係が、
もうドタバタコメディの様相。

たぶん制作サイドも
視聴者の興趣がセスへ向いてる事に気づいたのだろう。
セスの登場時間が現在、大増量中である（笑）

個人的には、このままセス中心で進んで欲しい。
ライアン＆マリッサがメインじゃ、
ドラマが暗くなってしまうと解り切ってるから・・・。