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2007.01.06
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ロケ地巡礼の旅行記は個人的にもアルバムの役割を果たすと解ったので、
古い写真も順次アップして行くことに決定!
・・・で、まずは尾道から在りし日の大和ロケセット。



映画「男たちの大和/YAMATO」撮影に使われたロケセットが
2005年夏~2006年春の期間限定で公開されていた。
映画は未見であるにも関わらず、
ロケセットは「また今度」というわけにいかないので見に行った。

yamato_doc1

大和ロケセットの後姿を対岸、尾道側から撮影したもの。
フェリーが頻繁に行き来する尾道水道越し、
向島の造船所跡にそのロケセットは位置していた。
写真左部分に主砲等が少しだけ確認できる。
つい立ての白い横断幕には映画のタイトル「男たちの大和」の文字。

実は、この眺めに大林宣彦監督は激怒し尾道市に苦言を呈したという(笑)
尾道の風情に戦艦はそぐわないとか、ロケセットは残すものじゃないとか・・・。
しかし、
場所が元造船所のドックなだけに作りかけの船のようにも見え、
意外と風景に馴染んでるような気がする・・・。

いつまで下記ページが公開されているかは解らないのだが、
ロケセットに関する情報が充実しているので参考までに。
「おのなび」大和ロケセットのページ

●横から観たロケセット

yamato1

2005年の3月完成し、同年6月まで撮影が行われた。
総工費6億円の巨大セットだが、それでも前半分・左側のみである。
撮影後に艦橋はCG合成されたという。
砲身も第二主砲塔のみ。
必要最小限のものだけ作るロケセットならではの節約された造型だ。
美術としてのアイデアや手法が解るという観点なら、
これはこれで逆に味わいがある。

あの長渕剛「CLOSE YOUR EYES」PVもこのロケセットで撮影されていたが、
夜の闇を使って大和の欠けた部分を上手く隠していた。

●46cm主砲

yamato2

主砲は確かアニメ「ジパング」で一度発射された記憶がある。
とんでもない威力があるらしい(汗)
その主砲が実際の戦争で使われたという説と
一度も使われなかったという説、両方あるそうだ。

主砲発射時、もし甲板に兵員が居たら
吹き飛ばされたり内臓破裂してしまうと言われている。
それほど凄まじい衝撃波が主砲から発せられるのだ。
つまり、
戦闘機から攻撃を受けている状況下での主砲発射は実質困難だったという。

●96式25ミリ3連装機銃

yamato3

ロケセットでは入り込める場所が少なかったのだが、
主砲近くにあったこの銃座は触る事も出来た。
ここでもセットを本物っぽく汚す美術さんの苦労が伺える。

これら3連装機銃、高角砲、副砲などは現在、
広島県呉市宝町4-21 折本マリンビル3号館2Fにて公開されている。
(大和ミュージアム斜め向かいの駐車場ビル)
    ↓
「男たちの大和/YAMATO」ロケセット常設展示

人気の「大和ミュージアム」と合わせて見学したい。





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Last updated  2007.01.06 09:54:08
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