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2024年10月02日
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カテゴリ:日本語本
俺でない炎上 浅倉秋成

ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。
既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。
まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。
会社も、友人も、家族でさえも。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。
必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。


「六人の嘘つきな大学生」が滅茶苦茶面白かった
浅倉秋成さんの本。

殺人の写真が載ったツイートが流れてきて、
あっという間にツイートをした人間が
特定されてしまう。

犯人を逮捕しろ、とネット上で圧力が高まる。

しかし、特定された人間は
ネットリテラシーの低い、
全く身に覚えのない営業の男性だった・・・。

ネット上で個人が特定されるのが
まず恐ろしい。

その上で、何の証拠もないのに、
犯人に祭り上げられるのはもっと恐ろしい。

現実でも、あおり運転の同乗者の女性が
特定されて攻撃されましたが、
映像の写真とは別人だったことがあり、
問題になりましたよね。

この小説の犯人と目された男性は、
状況があまりにも不利で、
ネット上ならず、警察にも追われます。

とにかく逃げるしかない状態。

うまく逃げますが、困難の連続。

逃亡劇としてもかなり面白いです。

後半、真相が明らかになっていくにつれ、
驚きの連続。

犯人はやっぱり意外な人物でした。

この小説は作者の叙述トリックが冴え渡っています。

見事に術中に嵌ってしまいました。

小説ならではの
見事なテクニック。

読み返すこと、必至です。

読み返すと、あちこちにヒントをちりばめてありました。

面白かった!






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最終更新日  2024年10月02日 22時55分49秒
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