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2024年10月03日
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カテゴリ:日本語本
女副署長 松嶋智左

地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。
胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。
直後に封鎖された署内に動揺が走る。
犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。
副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。
留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、解けない謎。
元女性白バイ隊員の著者が女性警視の捜査魂を描く傑作。

(新潮社のwebページより転載)

著者は元白バイ隊員だそうですが、
警察内部の描写が詳細で目を見張ります。

警察小説ならぬ、警察署小説です(^^;)

私たち一般人にとって警察署のイメージは1つですが、
内部では刑事部や警備に分かれていているんですねえ。

日々、それぞれの仕事に誇りを持って当たる警察官。

お仕事小説としても楽しめました。

話は台風の最中に、よりにもよって警察署内で殺人事件が発生。

台風で警察署全員が出動なのに、事件の捜査が加わっててんやわんや。

台風の時って、警察官がこんなに大変なのは気がつきませんでした。

警察官の皆様に頭が下がります。

この小説、ミステリーとしても大変面白いです。

殺人事件が起きますが、なんと
防犯カメラに写っていないので、犯人がまったくわからない。

刑事課の敏腕刑事課長が乗り出してきて、
捜査を始めるが、犯人は五里霧中。

様々な人間模様が描かれる中、
最後に判明する、あっと驚く犯人。

そして何故防犯カメラに写っていないのかが、
納得の結末。

女副署長の活躍はかなり意外でしたが、
さすが、というべきなんでしょう。

警察小説として、読み応えが十分。

続編があるようなので、是非読んでみたいです。






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最終更新日  2024年10月03日 20時13分56秒
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