カテゴリ:アメリカ生活
だいぶ前の話ですが、夫と喧嘩をした時
「2人の子供なのに、そんなに私にばかり世話を押し付けるなら、 子供をつれて実家に帰らせていただきますっ!」 とかっこよく(?)言い放った私。 しかし、言い放った瞬間・・・あ、帰れないよね・・・って。 そう、アメリカで産まれたひなは、パスポートを持っていない。 上の子はなは、うまれが佐世保なので、軍の福利厚生の一環だかなんだかで、 無料で、基地でパスポートを作ってくれた。写真も無料。 産まれてすぐなんて、パスポートは、まったく必要ないのに、 うちの能天気夫が「無料だから」と、新生児のはなを、基地に連れて行き、 張り切って作った。 もちろん、新生児なので、写真は目が半開きで怪しく、本人と見分けがつくのか?というほど。髪の毛が少なくてかなりのハゲだし。 そして、この間、自分のアメリカのパスポートをみた、はなが激怒した。 「これははなじゃない。はなにも新しいのつくってー」って。 美を愛するはなには衝撃の写真だったらしいです。 しかも、産まれてすぐ作ったせいで、まもなく有効期限も切れる。。。 さすが夫、計画下手。 しかし、まあ、現時点では、はなはアメリカのもあるし、 日本からアメリカに来たときに、日本のも作ってある。 ひなだけだーー、じゃあ私のできることは、すぐにやってしまおう、 と、早速、日本大使館の出張サービスを利用し、 ひなの日本のパスポートを作った。これが6月ごろ。 私の住んでいるところはロスまで車で2時間ほど。 私が留学生の頃は、朝一番でパスポートの申請をして、 一日ロスで時間をつぶして夕方受け取るという、大変面倒なものだった。 が、日本人人口が増えたおかげで、わが地域に、 3ヶ月に一度くらい大使館の人たちがやってくる。 そして、一般業務を行ってくれるのだ。 出生届、死亡届、そしてパスポートなど。 ま出生届は、郵送でも全然OKだから、パスポートの人が多い。 パスポートを、そこで申請すると、2週間後くらいに、 同じ場所に、数人の大使館員さんがやってきて交付してくれるために、 受け取りも、ここでできる、楽になったもんです。 さて、しかし二重国籍のはなとひな。 日本に帰るときに、日本のパスポートと、アメリカのパスポートがいる。 たとえば私は、日本人で、永住権保持者なので、 日本を出るときは日本のパスポート、アメリカに入国するときは、 その、グリーンカードと日本のパスポート。 が、はなの場合はすごかった。 日本人として私と同じように日本を出国し、アメリカ人として自国に入るのだ。 どちらのパスポートにもスタンプはなし。なんかすごいって思った。 夫は、ひなの日本のパスポートが出来上がった時点で、 「ひなは、日本に帰るとしても、日本人のくわっさんと一緒だから、 日本のパスポートさえあれば、OKでしょう。」という。 じゃあ何か?ひなは日本のパスポートだけもって日本に日本人として入り、 アメリカにもどってくるときは日本人として日本を出国するわけだが、 どういったステイタスでアメリカにはいるの? アメリカ人って言う証明がないじゃん。 移民ビザの私と一緒なら、ひなも移民ビザがいるんじゃない???? と言ったら「うーむー」って悩む夫。 いや、悩まんでもいいと思う、あなたが早く、 パスポートを申請してくれれば済むよ。 はなのときは、不必要に急いで作ったくせに。 ひなのときは、めんどくさいんでしょう? って言ったら「だってあれは・・・」と言葉を濁す。。。 基地で無料で作れるから、楽だったから張り切ったんでしょう? そして、自分は軍人でパスポート要らずだから、 アメリカのパスポートがどんな風か見てみたかったんでしょう???? と、私から非難を浴び続けた夫は 「もしかしたら、基地で無料で作れるかも。調べてくるね」っとやっと重いお尻を上げた。 でも、「基地で作れる?そんなわけないじゃん。もっと基地じゃなくて、 普通に調べてよ」って言う私を無視して、基地で、と張り切っていた夫。 が、2ヶ月、3ヶ月待てど暮らせど夫からの情報はない。。。 どうも、忘れたフリをしているようである。 ここで喧嘩をすると、面倒くさいので、 自分で、正攻法でパスポートを取ろうと、郵便局へ。 夫は当てにならないしね。 そう、アメリカのパスポート申請は郵便局なのです。 で、説明書とか申請書とかもらってきたら、夫がそれを見て一言 「えええ?高い。基地だったらもっと安くできるよお」と。 「絶対だな、じゃあ、値段調べてきてよ」と言うと 「うん」と言ったものの、また1ヶ月たっても夫、調べている様子はなし。 で、私が怒り、調べさせたら、やっぱり 「アメリカにいるので、普通のアメリカ人と同じく、 郵便局で申請をして下さい」って言われたらしい。 「ほらみやー。私が半年前に言った事と同じこといわれてんじゃん ここにたどりつくまでに軽く半年近くたってるよ。 っていうか、あなた、あと1ヶ月で出航ジャン。どーすんのぉ??」 と、再び私からの非難をあびまくった夫、 さすがにあせって、急遽、12月23日に郵便局に行き、 クリスマスの翌日の申請の予約をしてきた。 で、その後、26日に家族全員で郵便局へ行って申請してきました。 ここからが、やっと本題、前置き長くてすいません。 郵便局での申請は、こちらは予約制。それ以外は受け付けない。 普通の郵便窓口とは別ですが、でもやっぱり郵便局だし、 処理してくれるのも郵便局の人。 写真を二枚、申請書類に添付して、(貼り付けない) 子供の場合は、両親ともそろって申請に行く。 郵便局員の前で、色々な書類に親のサインをして、お金を払う。 意外と簡単。 しかも受け取りは郵便局の、書留で、って、送ってくれるらしい。 ははあ、だから郵便局で申請なのかな? とにかく、日本みたいに並んだりしないし、楽でした。 私は今すぐ旅行に行くわけじゃないと言うことで、 「6週間仕上げ」という値段が安いのを頼んだら、 今日ほぼ、6週間後にやってきました。。。 こんなに楽だったとは。。。。 我が家には一応 「子供の日本に関する書類、手続きはくわっさんが、 アメリカに関する書類、手続きは夫」と言うルールがあるのですが、 気づくと、全部私がやっている・・・。 ま、でもとにかく、これでやっと 「子供と実家に帰らせていただきます!」って言ってもうそじゃなくなるーー。 って思ったんだけど、肝心の喧嘩相手の夫がおらず。 それはそれで、つまんないわーー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月01日 16時21分49秒
[アメリカ生活] カテゴリの最新記事
|
|