はなひな～アメリカの子育て日記～

下の子は最近、学区のスピーチセラピーに通い始めました。



どうしてセラピーを受けるのか？

学区のセラピーと民間のセラピーの違いは？




などについてはまた、書いていきたいと思います。





最初、下の子は、私の住む地域の所轄の「プリスクール児セラピー」のテストを受けました。

3歳過ぎると、管轄は学区になり、

このテストで「学区のセラピー（無料）を受ける資格がある」と診断されると、

セラピーを受講する資格が与えられます。

（それ以前は保険にもよりますが、病院経由で民間のセラピーを受けます）





このプリスクール用セラピーは、学区の中に小学校が10個あったら、

そのうち5個くらいの小学校に設置された、公立のセラピーです。





最初、テストを受けた小学校でセラピーを受ける予定でしたが、

そのセラピーのクラスはどこも満員。





だから、我が家はとりあえず、テストを受けその後、以下のような流れになりました。


テストを受ける

↓

セラピストが診断

↓

さらにその上司のセラピスト、学区の幼稚園教諭も交え、結果を親と話し合い

↓

書類を作成し、そこにコレまでのテストの結果、親の要望を記入

↓

その書類を同じ学区内の別のセラピーのクラスに送付

↓

くわっさんと下の子ひなは、その別のセラピークラスに参加


という流れでした。




「すでに、テストも検査も全部済んでいるし、書類に書いたから、

くわっさんとひなちゃんは、身一つで授業を受ければいいだけよ」



とテストをしてくれたセラピストにいわれ、先日、初めてのクラスにいってきたわけです。




と、新しいセラピストがくわっさんのところに、前回記入した、書類を持ってきました。




セラピスト

「（10枚くらいあるその書類をぱらぱらーーーっとめくる）で？えーーっと・・・・



ひなちゃんは・・・・





何でセラピーを受けることになったのかしら？？？？」




くわっさん（の心の叫び）

「そ、そ、その書類に書いてあるだろうがーーーーーー」






そうそう、テストを受けたのは3月。

この書類が彼女の元に送付されたのは3月で、

実は4月の最初に一度クラスがある予定でしたが、



「まだくわっさんの子供についての情報を確認してないので1週間待って」

と、この新しいセラピストにいわれて一週間まっていた私とひなだったので、

てっきりその間に、すべて書類に目を通していると思いきや





読んでない？？？？？






ということでっっ！



以前テストを受けたときに話したとおりのことを最初から英語で話し、

また、以前のセラピストが私に話してくれた結果もまた私が英語で話し、

さらに、以前セラピストに私が話した、ひなの幼稚園の様子も英語で話し、

さらにさらに、ワタクシからの要望も英語で話し、

ぐったり疲れたくわっさん。






私はね、読み書きの方がましなの。会話はダメなのよ、発音が下手だから！

って言うことは通用しないアメリカでの育児・・・ああ、英語がんばろう・・・・。






以前なら、こんなちゃんとした学区の施設の人がいい加減でなんてことだ！

って思っていたのですが、最近はなれました。こんなもんです、アメリカ。




しかも、帰りの車の中で

「あー、同じようなこと、あったあった」って思い出したことがあったので、書きます。






それは、ひなを妊娠しているとき。

予定日まであと1ヶ月あったけど、羊水がほとんどなくなってて、

このままではひなが危ないので、未熟児覚悟で出産しましょう。




という話になり、突如入院→促進剤となりました。





まず、入院の病棟に行き、看護婦さん登場。

手元にカルテがあるのに「えっと、今日は何で入院かしら？」




・・・最初に診察してくれた先生の言葉を英語で必死に説明するくわっさん。




と、入院病棟の先生登場

ドクター

「はぁい、私が入院病棟のドクターの００です。ゲンキ？

で・・





あなたは今日は何で入院になったの？」




・・・おい、そこの看護師さん、2分前にわしがあんたに話したこと、説明してくれ・・・・






でも当然してくれるはずもなく、自分で説明したくわっさん。

くわっさんは、心の中で「ひなの命が危ない」とあせっているし、

手に点滴、促進剤など色々つながれ、一人孤独に病室にいたのです。

（上の子がまだ2歳前だったのでジェイさんには帰ってもらった）





すると、その後も

「はぁい、私が夕方からのあなたのナースです。くわっさんは００で入院よね」



おおおお、正解！めずらしい！



すると・・・


「はぁい！夕方からのドクターです。くわっさん・・・あなたは何で今日入院？」




・・・・・・





さらに

「はぁい、深夜勤の麻酔医です。今日は君は何で促進剤で出産になったの？？」


数時間がたち、またまた

「はぁい、早朝からのドクターです、今日は。。。」


「はぁい、早朝からの麻酔医です。今日は。。。。」





出産まで、必死でした。その後、無事出産。






出産後は、ひなは、新生児集中治療室に連れて行かれて、

そこでは、さすがに、同じ看護師さんがずっと同じ赤ちゃんを担当してくれたし、

先生も常にひなの様子を見てくれていてありがたかったが、その後も、

くわっさんは退院するまで、くわっさんに対しては、なぜか・・・


「はぁい、くわっさん、お昼からのドクターです。あなたは何で・・・」

って聞かれ続けました。





アメリカの医療機関で働く人々よ！

そのいつも打ち込んでいるパソコンの電子カルテみたいなのはなんだ？

それと、仲間同士でほうれんそう（報告連絡相談）ってのはアメリカにはないのか？？？？





ってそのときは思った。





今でも、子供を病院に連れて行くと、

最初に看護師さんが、カルテに記入するために色々質問して、答えて書き込んでるのに、

絶対ドクターは同じことを私に聞く・・・・・。






患者本人（もしくは保護者）に聞くことが大事なんでしょうか？？

まあ、そういうことなら、患者の取り違いはないかもしれんが・・・・。





で、だから、このセラピストさんも、くわっさんに直接聞こうと思ったのか？

それとも・・・書類を見るのが面倒だったか・・・・




ま、こんないい加減でもやることはやってくれるのもアメリカ人。

今後のセラピーが楽しみです。