今月初めに、共通テストの申し込みが締めきられました。ずーっと何もしなかった息子が締め切りの3日前になって高校に出かけていき、卒業証明書や調査書をもらってきたのです。ひとりでちゃんとできたのだとホッとしたのもつかの間、締め切り日の前日に「封をしてから記入漏れに気づいたんだけどどうしたら良い?」というメールとともに、息子が事務所にやってきました。さすがに記入漏れのまま出すわけにいかなかったようです。
申込書を真っ黄色の封筒に入れてノリをしっかりとつけて封をした後、書類のコピーを見たら「成績表あり」にマルするのを忘れているのに気づき、息子はびっくりしたらしい。
「よりによって、ノリをしっかりつけちゃったんだよ。」と困っています。
こういう時こそ親の腕の見せ所です。ここを上手く乗り切れば、「勝訴判決とった」なんて話よりも、よほど子どもの信頼と尊敬を得られます。
幸い、封筒の紙質は少し厚めで繊維が柔らかめでした。何層かに薄くはがれそうな感じです。これなら、徐々にはがして張り直せば外から見て張り直しが分かりにくいだろうと思いました。なんせ実家は印刷屋、紙の扱いには慣れています。
封筒の端から徐々にそろそろはがしていき、開き切ったところで薄く封筒に残ってついているところを指で切って開けました。なるほど、中の用紙には確かにマルがありませんでした。息子はちょいちょいとマルをつけて再度封筒に入れました。私は1度開封した封筒に再度しっかり糊付けして封をしてみると、なかなかきれいに貼りあがりました。「うん、紙(神)ワザ」とか言いながら息子に手渡すと息子は私を見ながらニタっと笑い、元気よく郵便局に出かけていきました。
一昨日、無事に「受理しました」という連絡ハガキが来たので大丈夫だったようです。問題は学力です。
そういえば、「なぜ君は総理大臣になれないのか」は見ることができました!行けたんですよ、映画館に。絶対無理だと思ったのによく時間ができたよなあ。
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最終更新日
2020年10月25日 17時06分02秒
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