エコ劇場
これはある3人家族のストーリーです。登場人物は、父、母、悠治(ゆうじ)物語は母の帰りを待つ二人の会話から始まります。では、はじまりはじまり~悠治『お母さんまだ帰ってこないねぇ。』 父『そうだねぇ、いつもよりはちょっと遅いかな。』 悠治『僕、少し見てこようかなぁ。』 父『一緒に行こうか。』----------------------------- ガシャッ。 悠治『あっ、お母さんだ。』 母『遅くなってごめんねぇ。』 父『おかえりぃ。』 母『悠治君ただいま~。』 父『おかえり、遅かったな。』 母『帰ってたなら連絡してくれれば良かったのに。』 父『迎えに行く距離でもないだろ?』 母『もう~。』 悠治『あ~、お父さんダメだよ。』 父『ごめんごめん、今日は食器洗うから許してっ。』 母『約束よ。』 悠治『じゃぁ僕も手伝う~。』 父『本当か、それならすぐに終わっちゃうな。』 母『駄目よ、あなたとの約束なんだから。』 父『分かってるって、厳しいなぁ。』 母『約束なんだから当たり前でしょ。』 悠治『(笑う)。』 全員『(笑う)。』----------------------------- 母『そうそう、コレ見て。セットで安売りだから買ったの。』 父『エコグッズか、バッグにマグカップにシャツにお箸まで。』 悠治『僕このマグカップ使う~。』 母『悠治君にはそれあげるね。そうだ、別にも気に入ったのが あって可愛いエコバッグ買って来ちゃった。』 父『おいおい、それじゃぁエコになってないだろ?』 悠治『ねぇねぇ、さっきからえこってなぁに?教えて教えてー。』 父『エコっていうのはエコロジーを短くした言葉で 地球にとっても優しい生活の事を言うんだよ。』 悠治『優しいって事はエコって良い事なの?』 母『そうよ、とっても良い事よ。』 悠治『じゃぁ何でお母さんみたいにたくさんエコを 買ってきちゃいけないの?』 父『エコっていうのはさっき言った通り地球に優しい事なんだ。 って事は、なるべく物を少なく暮らす事が一番良いんだよ。』 悠治『なんだかむずかしくて全然わからない。』 父『悠治君には少し難しかったかな?』 母『私もこういう難しい話は駄目よ。』 悠治『お母さんもいっしょだね、仲間だー。』 母『そうね、私は悠治君のいつも味方よ。』 悠治『やったー。』 父『それじゃぁ、駄目だよ。だいたいエコバッグだってそれを 何度も何度も使うからエコになっていくのに何枚も買って 私はエコしてます!って言ったって全くエコじゃないよ。 そうだろ?』 母『確かに、ちょっと甘くみてたかも。』 悠治『みてたかも。』 悠治+母『ねー。』 父『ねー・・・じゃないよ(笑)今日はとことん話しあうぞ。』 悠治『今日はエコ会議だね。』 母『なんだか頭が痛くなりそう。』 父『でもその前に、夕食の準備を皆でしよう。』 母『そうしましょ。』 悠治『ペコペコだもん。』----------------------------- 全員『いただきま~す。』 全員『ごうちそうさまでした。』 父『じゃあ食器でもパパっと洗うか。』 母『あら、本当に洗ってくれるの?』 父『当然だろ、約束なんだから。』 悠治『お父さんカッコイイ。』 母『あなたカッコイイわ。』 父『そうか?そうかなぁ?』 母『あなた、水出しすぎよ。もう~。』 父『あちゃー。』 悠治『お父さんカッコ悪ーい。』 母『あなたカッコ悪ーい。』 父『それは言わないでくれ。』 全員『(笑う)。』----------------------------- 父『じゃぁ今日はエコで話し合うぞ。』 全員『(笑う)。』 悠治+母『はーい。』脚本 ネゴ※気付いた方もいらっしゃったと思いますが、悠治の由来は悠仁+厚治でした。