カテゴリ:上司と部下の関係
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 部長と担当者のコミュニケーション 阿武「『コミュニケーション』は組織の活性化を考えるとき、 欠く事のできない要素です。 組織の形体がどうであるかという事と、 直接関係なくとても重要なことです……。 どうです……新潮さん、御社の状況は……?」 新潮「ウチはフラットに近い組織です。 コミュニケーションはわりと良い方じゃ、 ないでしょうかねぇ……」 阿武「それは結構……。 良いコミュニケーションが取り交わされている職場は、 カラ元気、カラ威張り等が無くて本当に活気に満ち、 生き生きしているもんです」 新潮「阿武さん『コミュニケーション』と一口に言いましても、 上下……横……と様々だと思いますが…………」 阿武「良い指摘です。 コミュニケーションの活発化のテーマでは、 下から上への流れがスムーズであるかどうかが、 大きなポイントになります。 企業の上層部の方は、外部のコンサルタントあたりから コミュニケーションが悪いと指摘を受けると、 ここぞとばかり、上から下へ情報を流す事ばかりに、 精を出す傾向がありますが、得策ではありませんね……」 新潮「下から、上ですか…………。 ……難しいですね」 阿武「『部下からスピーディに情報が入って来ない』……と、 こぼすトップは結構多いものですよ。 私もこういう仕事柄、会議に同席させてもらう事が 多々ありますが、 『オレは聞いていない』とか 『なぜ、それを早く言わん……』とかが 結構多いですよ。 どっちもどっちなんでしょうがね……(^。^)」 新潮「うーん……。難しい面がありますよ。 せっかく耳に入れておこうと、情報をもっていっても 『今、忙しい』 『そんな事までいちいちオレに報告するな』って、 ピシャッと言われたりして、 すごく傷つく事が多いんですよ………」 阿武「なるほど……。 忙しいというのも本当でしょうけどね。 それで……、その後どうするんですか……?」 新潮「ご存じのウチの津沖君みたいに、 私は強気の人間じゃないですから、 そんな事の後は、どうしても消極的になりました……」 阿武「ありゃー……、それは、いけませんね。 つなぐべき大切な事もあるんじゃないですか? ……あるから行ったんでしょう……?」 新潮「ええ……でも、自分じゃ判断つきませんから………、 黙っていた方が無難だと思うんですよ。 嫌いな部長じゃないし、 あんまり叱られたくないですもんね……。 格好悪いし…………」 阿武「それじゃ、結局は、その部長さんが 困る事になるんじゃありませんか? その後、色々と情報不足になって………」 新潮「そうですねぇ……。 『何かあったら遠慮無く言ってこいよ。 君たちの発想を生かしたいから』 『思い付きで良いからドンドンつないでくれよ』 とは言われるんですけどね」 阿武「それは、そうでしょう。それが当然です。 特にお宅の会社はね……。成長盛りだから……」 新潮「ええ、そうですよねぇ。 だから実際には私だって勇気を出して、 その後も何度か部長の所に飛び込みましたよ」 阿武「なんだ、やるべき事はやってる訳だ……。 それで、良いじゃないですか……」 新潮「うーん、それがですねぇ……。 ウチの部長の、ひとつの癖なんですけどね。 腕を組んで目をつむって話を聞かれるんですよ。 結構難しい顔で……。………それも無言でね」 阿武「それは真剣に聞いてもらってるって事じゃないの……? ニヤッと冷やかすみたいな顔じゃ腹が立つでしょう?」 新潮「うん、そりゃーもちろん、 真剣に聞いて頂いているんですけど……、 阿武さん、やっぱり恐いですよ。 その、無言の雰囲気って…………。 相づちくらい、打って欲しいじゃないですか……」 阿武「うん、確かにそれも分かります…………。 部長さん、それりに威厳あるしねぇ……。 黙って最後まで聞いておいて、 『何が言いたいのか分からない』って言うタイプの人が いますね。話した方は相手が目上の人であればあるほど、 劣等感を抱きますね。 相手に威圧を与えるひとつの話法でもある訳ですが、 地位の離れた部下が、意見具申に来たときは避けるべき 態度でしょうね。ホントに聞きたいんならね……」 新潮「せっかく、話してるんだから、反応が欲しいんですよ。 とても、気を使ってしまいます……。 段々と、消極的にもなりますよ……」 阿武「『なるほど』とか『それは面白い』とか 『待てよ、この点はどうだったかな』なんて、 反応してくれると、説明も弾みますよね」 新潮「ええ、そうなんです。 我々平社員のワガママなんでしょうか?」 阿武「新潮さん、あなたは、今日とても大切な事を 話してくれました。 これは、上下どっちがワガママとか、良いとか悪いとか いう事ではなくて、コミュニケーションを活発化する為に 相互に、意識し、努力しなければならない事なんです……」 新潮「そうですか……。 相談して良かった。 周囲の多くの人たちが思ってる事ですし…………」 阿武「ちょっと、堅い表現になりますが……、 それぞれの人間が持っている、入力機構の『弾力性』を 問われる事なんです。 例えば、聞いて納得するという能力は、 一概に上層部の人の方が強いとも言い切れませんから、 下からの上手な働きかけも必要でしょうね……」 新潮「真剣に考えてみます。また、相談に乗って下さい……」 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZONのKindleストアで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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