カテゴリ:麗しき日本
◆
人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 伝統の秋祭り 守り続ける仲間たち【1】 < Renewal > 今年は、コロナのせいで各地の祭りが中止になったり、 縮小したり、形を変えたりと……淋しい状況ですね。 私の地元でも……秋祭りや関連行事は全て中止にして、 神事のみを執り行いました。 このような環境の中……だからこそ、伝統的に続く、 福岡宗像・東郷 摩利支神社秋季大祭の全容を、 改訂版にてお届けしたいと思います。 ----------------------------------------------------------- 毎年、10月の第2土・日に行われる摩利支神社秋季大祭は、 古い歴史を持つ祭りです。 存命であれば110歳になる父が、幼き頃の祭りの賑わい話を よくしてくれたものです……。 以前は、10月の8日、9日と日程が決まっていました。 神事でありますから当然のことです。 しかし、昨今は、何処も同じで市民の都合を優先し、 休日に開催する様になっています。(^-^) 私は現在、この摩利支神社の神社総代を仰せつかっています。 ● 大祭神事 ● いよいよ祭り本番の第一日目です。 夕刻……、まずは、拝殿に参集し大祭の神事が始まります。 自治会の役員、神社の総代、商工会役員、老人クラブ代表、 青少年育成会、神輿の担ぎ手衆など50名ほどが集って、 豊作に感謝し、住民の安全、健康、繁盛、望み成就を祈ります。 15分程の儀式ですが、誠に厳かな雰囲気で、 若手も緊張し、顔を硬直させて参加しています。 各グループ代表の玉串奉奠が終わって……、 いよいよ御神幸です……。 ● 御神幸 ● 御神幸の行列は太鼓を乗せた引き車を先頭に、鼓笛隊30名、 子供神輿、お賽銭箱、神社神輿、お賽銭箱、随行者40名の隊列 と続きます。鼓笛隊は、小学生を主流に中学生少々、 日頃の横笛の練習成果を発揮します。 神社神輿は、「白丁」という鎌倉時代の下級武士の様な衣装に 身を包んだ数人が担ぎます。 1km弱の距離の所にある釣川の岸まで行きますので、 かなりの重労働です。4人で担ぎます。 本来、海が近ければ浜辺にお汐井取りに行く所ですが、 海までは約10kmの地形なので、海に連なっている川の岸まで お汐井取りに行くのです。 また、氏子の家々の前をくまなく歩き、家内安全を祈る 意味もあります。 おごそかな笛太鼓の響く中を、粛々と進んでいきます。 町の人は家の前に出て、前を通る神輿を拝み、 お賽銭を上げるのです。 各町内会の隣組長が、随行者隊列に提灯を持って加わります。 雨の場合は中止になりますが、途中で突然の大雨に見舞われ、 残念ながら途中で引き返すこともあります。 こんなことは、過去、滅多にありませんが……。時折……。 釣川の土手の広場にしつらえられた祭壇で、宮司が祝詞を 奏上し、近隣の隣組が準備したお神酒と、スルメ、昆布などを 頂いた後、帰途に就くわけです。 神社に戻ると、拝殿に神輿を納め、後は奉納行事や物売りなど それぞれの持ち場に就くのが世話役の役割りとなります。 この宗像東郷 摩利支神社秋季大祭の準備から本番に至る 一部始終を、今日からシリーズでリニューアル紹介いたします。 神郡宗像と言われ、由緒ある宗像大社を抱える土地柄ですが、 その宗像の中心である東郷の、氏神様の祭りをお楽しみ下さい。 (^。^) <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ==================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[麗しき日本] カテゴリの最新記事
|
|