カテゴリ:思い出
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 祭りでの感動的な出来事 <Renewal> 舞台の上から、餅が一斉にまかれています。 祭りの来場者は皆、夢中で餅を拾います。 宗像・東郷の摩利支神社秋季大祭は二日間ですが、 必ず21時頃、催し物の最後に餅まきをします。 それが楽しみで皆さん最後迄おられるのです。 紅白の餅をビニール袋に入れた縁起餅ですからね。(^-^) 餅は、ミカンなどが入っている段ボールの空き箱で、 1日10箱位用意しています。 私は、神社総代なので、餅をまく側、 ないしは、ご高齢者、身体障害の方に、 少しばかりの餅を配る役目です。 餅まきが終わった頃、 丁度、後ろの方に車椅子のご婦人を見付けたので、 餅を二袋渡しました。にっこりされて、 「ありがとうございます(^-^)」という声です。 次の瞬間、30代後半の男性が、私に向かって、 餅を二袋、手渡すではありませんか……? 彼が懸命に拾った餅です。 「ええっ!! 何? 何ですか?」 まじまじと顔を見ると……どこかで見た顔…………。 「2年前は、ありがとうございました。あの人形、今でも 勉強部屋に飾っています!!」 ピンときて、思い出しました。 ……と、すかさず小学生の少年が、もう一袋餅を持って来て、 私にくれました。にっこり笑っています。(^-^) 私もにっこり。(^。^) それがこの餅です。 「稽古してるか?」「はい!!」爽やかな少年の声です。 さて、いきさつは、こうです。 2年前の同じ秋の大祭、神社総代で栽培した枝豆を販売する 役割りで、神社の入り口付近に店を構えていました。 塩茹でした枝豆を試食に供しながら……。 客寄せの為に、おしぼり人形を横で踊らせていたのですが……。 ……一人の少年が「おじさん、食べて良い?」と言って、 近づいてきました。「良いよ、どうぞ……」 そのまま、食べて行き過ぎようとしたんですが、私の相棒の、 「お父さんのビールのツマミにプレゼントしたら……?」 の声に戻ってきて200円ポケットから出して、 買ってくれたんです。 そして…………、「えっえっ? この人形、なーーに?」 と、大変な興味を示してくれたわけです。貸してあげると……、 操り方も、なかなかのもので……センスがあります。 「おじさん、この人形、ちょうだい!!!」 「これは、ダメだよ」 「そこを何とか……ちょうだい」 「ダメダメ、これは使ってるから……。おしぼりを持ってきたら 作ってあげるけどな……」 「もう……ケチ!!!!!」……で別れたのです。 ところが、30分後に、その少年が両親を伴って現れたでは、 ありませんか。手に、おしぼりを持っています。 「ご迷惑をかけて申し訳ありません。突然戻ってきて、 一緒に来て欲しいというものですから、ついて来ました……」 「いやいや、約束ですから、気にしないで下さい。 作ってあげますよ」 「ありがとうございます。この子が、こんなにひとつ事に夢中に なったのが初めてですので、二人で出てきました。 ご迷惑をかけてすみません」……と、お父さん。 その出来事以来の、再会だったのです。 当時、四年生と聞いていましたから、 今は、六年生のその少年にとって、 おしぼり人形はひとつの集中力形成のきっかけになった様です。 ラッキーな事です。 そして、感動的な再会でした。 摩利支神社の祭り…………様々なドラマがあります。 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ========================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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