カテゴリ:麗しき日本
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群[3] 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群[2] 【交通安全の守護人となった所以】 「まず、宗像の立地を確認してみようかね。 宗像は中国大陸・朝鮮半島に近く位置しているんだ。 外国との貿易や進んだ文化を受け入れる窓口として、 重要な位置付けと云えるね」 「確かに本州・四国・北部九州から大陸と行き来しようとすると、 大変な要所になりますね……」 「リアルな位置づけについては後ほど地図を使って、 説明するとして……、「古事記」「日本書紀」によればだね」 「おっ!またまた、古典が出てきますね。(^-^)」 古事記誓約の一部 「三女神は、天照大神(アマテラスオオミカミ)と、 素戔嗚尊(スサノオノミコト)の誓約(ウケイ)のもとに 誕生し、天照大神(アマテラスオオミカミ)の神勅によって、 この大陸との交通の要路にあたる 「海北道中(かいほくどうちゅう)」(宗像より朝鮮半島に 向かう古代海路)に降臨された……と、あるんだよ」 「まさに、海上交通の要に降りてこられたんですね」 「そういうことだね。 宗像大社には二千数百年前に交通安全のためにお供えされた、 人形(ひとがた)、馬形、舟形といわれる石製の 形代(かたしろ)が今も残っているのさ」 「形代(かたしろ)ですか?」 「うん、実物を供えるのではなくて、『実物に変わるもの』を、 お供えしたんだな……。今も、国宝として保存されているよ」 「国宝ですか!! 凄いな――」 「このことは、古代より『道の神様』としての篤い信仰を 集めていたことを表していると云えるね」 「確かに、そうですね。(^-^)」 「そして……、 鉄道が敷かれるようになると鉄道関係の人々が、 自動車交通が発達すると車を運転される人々が、 安全運転を誓って参拝するようになった訳だよ」 「誓うんですね。お願いするんじゃなくて……。 今じゃ『交通安全の神』といえば宗像大社が常識ですね」 「そう、神前はお願いしたり頼む所ではなくて、 誓うところだよ。その尊き誓いを神様が護って下さる」 「……ですね。(^-^)」 【地理的な位置づけ】 「さて、宗像大社の地理的な位置づけについては、 地図を見て貰った方が分かりやすいかな。 3人の姫神の鎮座されているお社が、一直線に大陸に向かって いるのも、なかなかに興味深いね。(^。^) 次の地図は、この海域の沖ノ島からの距離関係を表したものだよ。 沖ノ島(沖津宮)から神湊(辺津宮)、下関、博多、唐津、芦辺、 厳原、そして……韓国釜山への距離感はこんな感じだよ。 沖ノ島はまさに、この海域の海洋交通の要だね。 ちょっと見にくいけど、リアルな地図で実感をあじわってな。 北九州地域と宗像市の関係。沖ノ島を赤で示している。 福岡市の博多と、北九州市の小倉のほぼ真ん中に宗像は位置している。 宗像の位置、沖ノ島の位置……少しは理解できたかな。(^。^)」 「はい、ありがとうございます。大まかに把握できました。(^-^) 世界遺産として、その沖ノ島と関連遺産群の何が評価されたか について、話を進めて頂けますか?」 「分かった。その辺りは、次の章で説明することに、 しましょうかね……(^。^)」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ========================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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