カテゴリ:JRにまつわるほのぼの話
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人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 【改訂】JRで遭遇した心動く景色<7> ー 半世紀超の列車通勤の思い出 ー ……列車の中の若者 [下]…… 90歳を越えられた恩師が、 しみじみと話を続けられた……(ー_ー) 幾つかの駅が過ぎて、吉塚に着いた時です。 次が博多だなと気持ちの準備をしていた時にその二人の 高校生らしい若者がすっくと立ち上がりました。 どうやら下車するようです。 そして……、相変わらず何事か話しながら下りて行きました。 ……と、……!!……バッグが残っています。 えっ?……どうして? …………?? ……ということは、このボストンバッグは……、 赤ちゃんを抱いたご婦人のものだった…………のです……。 私は、一瞬、頭の中が真っ白になりました。 そして、降りて行った例の青年に済まない事をしたと……、 深く反省しました。 目の前の現実を自分で勝手に解釈して、 恨みがましく思っていた自分が恥ずかしくなりました。 肘をかけていたので……てっきりそうだと思ったのですが、 真実は…………そうではありませんでした……。 本当に、心から反省しました。 そして、御仏様に心から感謝申し上げたのです……。 有難いことに、私は、終点まで乗っていく立場にあったから、 この真実に触れさせて頂く事ができ、 自分の愚かさを恥じることが出来ました。 ……有難いことです……。 先ほど来、途中の駅で恨みつらみつつ降りて行った方々は、 この真実を知るチャンスは無かったのです……。 もしかしたら、夕食の席などで、その青年への腹立たしさを 語っているかもしれません……。 私は真実を知らされ……、 己の愚かさを反省するチャンスを頂きました……。 誠に……有難いことです。 いつか聞いた、和尚さんの言葉を思い出しました。 「夏鳴く蝉は、春秋を知らず」 土の中から、夏になって外に出てきて、短い一生を終える蝉は 春、秋が存在することを知らない。 夏しか無いと思って死んでいく。 目先の事実に惑わされて真実を見失ってはいけない という教えの様です。 この年になって、このザマです。 まだまだ、修業が足りません。 <完> 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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