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愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2022/02/11
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カテゴリ:フーテンの寅さん















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   私、生まれも育ちも葛飾柴又です
   帝釈天でうぶ湯をつかい
   姓は車、名は寅次郎
   人呼んでフーテンの寅と発します

      とかく西に行きましても東に行きましても
      土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
      ご厄介かけがちなる若造です
      以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして
      向後万端引き立って よろしくお頼み申します



       

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 ^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<25/48>

 【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<24/48>


■■ 『男はつらいよ』第25作 (寅次郎ハイビスカスの花)■■

     監 督    :山田洋次
     脚 本    :山田洋次、朝間義隆

     マドンナ   :浅丘ルリ子
     ゲストスター :江藤 潤
     常連 スター :  -略-
     ロケ地    :沖縄県 沖縄、長野県 軽井沢
     封 切    :昭和55年8月2日
     上映 時間  :1時間44分



<あらすじ>
 懐かしいリリー(浅丘ルリ子)から、「沖縄で仕事中に倒れて、
入院している」という手紙が寅次郎へくる。
寅次郎に一目会いたいというリリーの願いをかなえるべく、
那覇へ向かった寅次郎の懸命の看病の甲斐あってリリーは退院。
二人は小さな家を間借りして同棲を始める。
ある日、気を許しあった間だけに、二人は大喧嘩をしてしまう。


      
            







           

 とらや一家は水元公園にピクニックへ出掛けようとしていた。
丁度そこに、寅次郎が帰ってきたのだ。
荷物を隠し、大慌てで体裁を取ろうとするとらや一家に、
寅次郎が機嫌を損ね……いつもの大喧嘩になってしまう。


  


 いつものように寅次郎はとらやを飛び出そうとするが、
丁度届いていた速達が、リリーから寅次郎宛のものだという事が
判明し留まる。手紙にはリリーが沖縄で病気で倒れ入院している
と書いてあり、命に未練はないが……、
「もう一度寅さんに会いたかった」と結ばれていた……。
寅次郎は、あわてて沖縄に向かおうとする。
しかし大の飛行機嫌い。散々駄々をこねたあげく、
結局は奇麗なスチュワーデスに連れられ搭乗し……、
何とか沖縄に着いた。
 リリーは寅次郎の見舞いに、涙を流し喜ぶ。そして、
寅次郎の懸命の看病もあって、次第に彼女の病気は快方に……。

 
          



              











そして退院後、二人は一緒に生活を始めるのである。
その生活振りは、別々の部屋で寝てはいたものの、
心の通い合ったもので、周りがみな同棲・夫婦のような関係と
見なすほどであった。
リリーの口からも、寅次郎からの経済援助を拒否しながら
「あんたと私が夫婦だったら別よ」と言ったことを含め、
寅次郎との結婚を意識した発言が幾度となく飛び出した。









 しかし、その一方で地元の娘と浮かれる寅次郎の煮え切らない
態度へのいらだちが一つの原因になって、二人は大喧嘩となる。

  


     




 大家である国頭家の長男高志(江藤潤)は、リリーの思いを
知り、彼女を大切にしない寅次郎に怒りをぶつける。

       



 翌朝、リリーは書き置きを残して沖縄を去ってしまう。





慌てた寅次郎は手近な漁船で、島伝いに鹿児島までゆき、
鉄道でなんとか柴又駅にたどり着いたが、飲まず食わずの旅で
あったため、そこで行き倒れになって柴又は大騒ぎとなる。
 とらやの人びとは、回復した寅次郎から、沖縄でのリリーとの
話を詳しく聞くうちにリリーの気持ちを本物だと感じる。
寅次郎の生涯の伴侶として、苦労をしてきたリリーが
真にふさわしいとの思いから、寅次郎にリリーとの結婚を
強く勧めるのであった。
そして寅次郎もその気になる。


      


 数日後、リリーがとらやを訪ねてきて、
二人は大いに喜び合う。沖縄の思い出話を語るうち、
「私、幸せだった、あの時」と言うリリーに
「リリー、俺と所帯を持つか」と寅次郎は漏らす…………が、
直後、照れくささからごまかしてしまった。
それをリリーは、感じながらもあえて冗談として聞き流す。
好き合いながらも、お互いのプライドや体裁でうまく行かない
寅次郎とリリーであった。



さくらにも見送られ、柴又駅で二人は別れることになったが、
別れの切なさと「また今度」を匂わせる爽やかな別れであった。


その後、旅先のバス停で寅次郎が待っていると、
通り過ぎたマイクロバスからリリーが降りてくる。
ひとしきり軽妙なトークをした後、
これから草津に行くので一緒に行こうとリリーが誘い、
二人はバスに乗りこむ。




そんな
「ラブストーリーとしても寅とリリーのバディムービーとしても
最高のラスト」 で終わる。







        




            <後 23回続く>


   
 ※ 画像・記事の一部は、ネットから拝借しました。


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Last updated  2022/02/11 10:32:26 AM
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