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愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2022/08/10
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カテゴリ:フーテンの寅さん













  
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   私、生まれも育ちも葛飾柴又です
   帝釈天でうぶ湯をつかい
   姓は車、名は寅次郎
   人呼んでフーテンの寅と発します

      とかく西に行きましても東に行きましても
      土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
      ご厄介かけがちなる若造です
      以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして
      向後万端引き立って よろしくお頼み申します



       

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 ^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<27/48>

 【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<26/48>


■■ 『男はつらいよ』第27作 (浪花の恋の寅次郎)■■

     監 督    :山田洋次
     脚 本    :山田洋次、朝間義隆

     マドンナ   :松坂慶子
     ゲストスター :芦屋雁之助、大村 崑
     常連 スター :  -略-
     ロケ地    :大阪天王寺、生駒山
     封 切    :昭和56年8月8日
     上映 時間  :1時間44分



<あらすじ>
 旅先で知り合った薄倖な芸者(松坂慶子)と通天閣の見える
天王寺で再会したところから始まる。
それまで、関西弁、薄味の食物等々、性に合わなかった
大阪という土地が、寅はいっぺんに好きになってしまう。
とらやでは一同ハラハラ。
寅はそんなことはよそに、芸者の為に大奮闘……。

  
             








           

 寅次郎は瀬戸内海の小島で、ふみ(松坂慶子)に出会う。
ふみの両親は幼いころに離婚し、祖母にこの島で育てられた。
その祖母の墓参りをしていたのだ。



ふみは現在は大阪で働いていると言うが職業は明かさなかった。




 その後、大阪に行った寅次郎が、石切神社で水中花の啖呵売を
している所に、ふみが芸者姿で現れる。
再会を喜びあう二人であった。そして寅次郎はふみたち芸者と
遊び歩く。






夜、ふみは、寅次郎を逗留先のホテルまで送るが、
寅次郎がタクシー代を渡そうとすると、
受け取りを拒む……「寅さんは友達だから」と……。







ある日、宝山寺で、ふみが絵馬に書いた願い事から、寅次郎は、
ふみには生き別れた弟(英男)がいることを知る。
両親の離婚と同時に、別れてしまったのだ。
 弟に全く会っていないふみ。寅次郎は会いに行く事を勧める。
二人は弟の会社に向かったが、彼は既に急病で亡くなっていた。

  


弟のアパートに行った寅次郎とふみは、彼の恋人に会い、
弟がふみに、とても会いたがっていたと知る。
姉を「お母さんみたいに懐かしい人や」と言っていたと……。



 ふみは仕事に向かったが、悲しみのあまり、
最後までやりきることができず、ホテルの寅次郎を訪ねてくる。
いろいろ話を聞いてくれる寅次郎は、頼もしかったが、
酔ったふみに「今晩、この部屋に泊めてほしい」と言われると、
しりごみして、自分は他の部屋で寝ることになる。

    

翌朝、寅次郎がふみに会いにいくと、
「これから、どう生きて行くか一人で考えていきます。
寅さんお幸せに。さようなら」という置手紙があった。



大阪から、柴又のとらやへ帰ってきた寅次郎は、
「大阪の芸者にふられた」と嘆く。ところが、しばらくすると、
芸者をやめたというふみがとらやを訪ねてきた。

 

ふみの来訪に、天にも昇る心地の寅次郎だった。

     



しかし直後、ふみの口から、約束をしていた板前と結婚し、
彼の故郷である対馬に移り住むという言葉が出る。


 


寅次郎は、とらやを立ち去るふみに祝福の言葉をかけるが、
さくらには「わざわざ来ることはなかったんだよ。
こっちの気持ちにもなってくれっていうんだよ。
こんな惨めな気分にさせられてよ」とこぼし、
いつになく落ち込んでしまう。

   




寅次郎がとらやを去った後大阪のホテルの喜介(芦屋雁之助)が
たまっていた宿賃を取り立てにとらやまで来る。

     


そのころ、寅次郎は対馬まで行き、ふみとその夫に会う。
晴れ晴れとした表情で、心から二人を祝福する寅次郎であった。


   





         <後 21回続く>


   
 ※ 画像・記事の一部は、ネットから拝借しました。


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Last updated  2022/08/10 11:53:42 AM
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