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カテゴリ:『CRONOUS』 ~黙示録~
『CRONOUS』 ~黙示録~
序章 『-To Be Continued-』 僕はペンを置いてノートを閉じた… 「もういいのか?」 そんな問いかけをしてきたトゥイージーに僕はうなずいて返事をする 「じゃぁ…行くか…」 トゥイージーは僕の肩を叩いてニコリと微笑んだ 僕は椅子から立ち上がりアジトから出て行くトゥイージーの後を追う トゥイージーがアジトを出た所で僕は思わず立ち止まる 慌ててリビングに戻るともう一度ノートをの最後のページを開いて 『…To Be Continued 』 と書き込んでノートを閉じた そう…僕たちは必ず全員でまたここに戻ってくる そんな願いを込めて… そして僕はアジトを出る まぶしい日の光に照らされ思わず目を細めた 「!!!!…ザンさんおせーぞw危うく寝ちまうところだったぜww」 「寝てたでしょうに…まったく」 「白さんの寝落ちは今に始まった事じゃないからなぁ」 「寝てないって!…ただちょっとゆっくり瞬きしただけだって!」 「はいはい…寝てない寝てない」 「孫さん!その投げやり感全開で二度繰り返すのやめてくれないかなぁ…傷つくって」 「オッサン…傷つくとか…そんな心持ち合わせてないだろ…」 「うわぁぁ…聞いた?ねぇ聞いた今の…ホントに傷つくなぁ…もう立ち直れないかも…お嬢…癒してくれ!この今にも割れそうな俺のハートを…」 「えっとぉ…遠慮しておきます」 「Σ(´ロ`;)」 「私も丁重に辞退させて頂きます」 「Σ(´ロ`;)」 「右に同じ…」 「な!なんてひどい扱い…俺の心は今にも壊れそうだ…俺はどうすりゃいいんだよぉ!」 「・・・・・・唾でもつけておけば?もしくはコレで補修…ハイ」 「・・・・・・・・・(´・ω・`)」 「ぶはっwww接着剤って相変わらずのドSっぷりw」 こんないつもと変わらないメンバーのやり取りを見て 僕の中に在った不安な気持ちは吹き飛んだ そう…僕たちには最初から選択肢なんかなかった そして僕たちは「何もせず絶望を待つ」という選択肢を捨てて戦いを選んだ 例えその先にある答えが「絶望」だったとしても… 「じゃあ行こう!あのクソジジイに一泡吹かせてやろうぜ!」 「うぉぉぉぉぉ!!やってやるぜぇぇぇ!!」 「俺達の目が黒いうちはこの大陸を好き勝手にはさせねぇよ!」 「あ…白さんまた寝てる」 「・・・・・・おい、寝るなって…」 「まだまだぁぁぁぁぁ!…ZZZZ」 「あ…また寝た…しかも今度は歩いてるw」 「ここまでくると…技だなぁ…」 こんなたわいもない会話をしつつ 僕たちは最終決戦に向けて他のギルドが集まるギルドセンター前へと向かった… この戦いが「絶望」なのか…「希望」なのか… まだ僕たちは知らない… そして…この物語はここから数年前に戻る… …『To Be Continued♪』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 4, 2011 09:13:48 AM
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