テーマ:猫のいる生活(139074)
カテゴリ:藍野家の日常
妹クリス(猫)のおなかが、日に日に大きくなる。
4/25に父が保護したときの体重が3.4kg、今は4.9kg。 実は保護前に既に妊娠していた…とわかったときには驚かされたし、仔猫たちを 守り、お産の後で里親さんを募る、というのも、楽な道のりではないだろう。 過日の日記でも述べたように、中絶を勧められたことも少なくない。 だが、縁あってめぐりあったいのち、守り抜きたい。 そのいのちと出会ったのが、出産の後であっても、前であっても。 ノラ時代に宿した子どもたちなので、正確な出産予定日がわからない。 昨日あたりから、クリスが出産場所を探すようなしぐさを始め、父母も「そろそろ出産か」 と、はらはらしている。 狭いところ・暗いところを探ってまわるクリス。猫用ケージの中に産箱は用意して あるのだが、どうも気に入らないようだ。 ケージの産箱にバスタオルをかけるなどの工夫もしてみたが、やはり納得がいかないようだ。 父母もそろそろ就寝しようかという頃、気がつくとクリスがいない。 人間のベッドの下など、クリスが潜り込みそうなところ(できる限り塞いであるが それでも潜り込んでしまう場所がどうしても残っている)を探して回る。 やっと見つかったとき、クリスは、部屋の隅に積み上げてある冬用ベッドの中にいた。 自分で選んだ場所ではあるが、可哀想だがこのベッドは出産には狭すぎる。 クリスには出てきてもらい、冬用ベッドは全部クローゼットにしまった。 ひと安心して人間用ベッドに横になった父母。 だが、先程のクリスの行動を気にしてしまい、寝付けない。 今までは興味を示さなかったテント型のベッドに潜り込んだクリス。 皿型のベッドではなくテント型のベッドに入ったところをみると、洞穴のような 状態のスペースを欲しがっているのかもしれない。 そういえば、どうしても気に入ってもらえないケージ内の産箱も、皿型だ。 「ちょっと、店に行って段ボール探してくる」 父が、もう一度着替えて、1階の店舗に降りた。 「じゃ、いい箱があったら、さっきベッドがあった場所に置いてみようか」 と、母も起き出して、冬用ベッドをどけた“跡地”の掃除を始めた。 戻ってきた父が持っていたのは、トイレットペーパーの入っていた段ボール。 縦長の段ボールを横倒しにして置き、蓋をすべて持ち上げると、ちょうど洞窟の ようなスペースができた。 先程まで冬用ベッドが積んであった、人間用ベッドと壁との隙間に、箱を置く。 ぴったり収まった。 「クリス、どう? この箱?」 しかしクリスは、父と添い寝しようと、人間用ベッドから降りてこない。 クリスの感想は、また明日、改めて聞いてみることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 13, 2005 04:57:52 PM
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