テーマ:猫のいる生活(139061)
カテゴリ:クリスと仔猫たち
さる獣医師さんの著書に「仔猫をもらう際、いい仔猫を見分ける方法」が書いてあった。
飼い主の了承を得て、仔猫を一匹ずつ母猫から離して、置いてみる。 このとき一番最初に母猫が巣に連れ戻した子が、一番優秀な仔猫である。 人間で考えると、一番弱い子をまずいたわりそうだが、動物の世界では、 一番可能性の高い子を何とか100パーセントに育てようとする。 でも、もしあなたが本当の「命好き」なら、一番悪い子を貰ってほしい。 自然界では生き残れないような、弱々しかったり、奇形の子をこそ 貰ってあげてほしい。あなたには、その余裕があるはずだから。 とのことであった。 さて。 思いがけず、クリスの子どもたちに、これを試す結果になってしまった。 母が、クリスの産箱の床に敷いたバスタオルを取り替えようとした。 クリスは、子育ての合間に、産箱から出てしばし休憩中。 この間に、母が仔猫たちを産箱から出し、すぐ隣の人間のベッドの上に置いた。 汚れたバスタオルを産箱から引き出し、新しいバスタオルを敷いた。 そのとき、丁度クリスが戻ってきて、仔猫たちの「異変」に気づいた。 人間のベッドに飛び乗り、仔猫たちに駆け寄る。 4頭の仔猫を丁寧に舐め、抱き寄せる。 そして、そのまま、人間のベッドの上で、仔猫たちに授乳をはじめた。 クリスは、どの仔猫も、巣に連れ戻さなかった。 これは、父に添い寝するほど人間慣れしているクリスにとって、人間のベッドも 巣の一部である、ということなのだろうか? それとも、クリスにとって、全部の子どもが「いい仔猫」である、ということだろうか? 授乳の後、すっかり人間ベッドの上でくつろいでしまったクリスに代わって、 仔猫たちは母が産箱に戻しておいた。 戻す順番は、特に気にしていなかったようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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