ミニーノのお婿入り・ミチーノの結納
ミニーノのお婿入りの日が来ました。…と言っても、この通り、昨日決まったばかりの話なのですが。父母は、昨日のうちに何度も、クリスに「明日、ミニーノがお婿に行くよ」と話して聞かせていました。「明日はミニーノ、明後日はミチーノがお婿に行くよ。クリスがきちんと育て上げたから 自立していくんだよ。クリスが立派なお母さんだった証拠だからね。おめでとう」と、二人で繰り返し話していました。ミニーノ・ミチーノ本人(本猫?)にも、お婿入りのことを何度もお話しました。猫たちはもちろん日本語全部を理解することはできないでしょう。でも、きっと、父母が何を伝えようとしているかは、ある程度察することができたのではないでしょうか。今日になってからあわてないように、と、母は昨夜のうちに、ミニーノの首輪を作っておきました。一緒に、ミチーノの首輪も作りました。ミーツとミネ(現・RACとびじん)が巣立っていくときに買った、2本入りのヘアゴム。赤系のまだらのゴムは女の子の首輪。ミネ(現びじん)とミナの首輪を作りました。黒系のまだらのゴムは男の子の首輪。ミーツ(現RAC)の首輪を作りました。そして、また黒系のゴムを取り出し、ミニーノとミチーノの首まわりにそっと巻いて長さを確かめ、結び目の分を計算に入れてゴムを切ります。ラベルシールを用意して、里親さまのお名前と電話番号を書き、ゴムの真ん中に、ゴムを包むようにしてラベル(迷子札)を貼り付けます。それから、ゴムを結んで輪にします。最後に、一度試しに首にはめてみて、サイズを確かめて、完成です。最初の頃は、いざ首にはめると、ゆるすぎたりきつかったりして、いったん結び目をほどいてやり直ししたものですが、だんだん母もこつを掴んだようで、昨夜つくったミニーノとミチーノの首輪は、一発でぴったりサイズにできあがりました。ミニーノは、朝ごはんの缶詰をしっかりと食べました。ごはんの後は、大好きなキャットタワーで、くつろぎました。お昼になりました。お婿入りの時間です。婿入り道具の荷造りも終えて、最後に、ミニーノに首輪をはめました。あまり嫌がらずに、ミニーノはキャリーに入りました。ミニーノは、隣の市にお住まいのKさんご一家のお宅に、お婿に行きました。そして、夜。明日ミチーノがお婿入りするお兄さんが、おみえになりました。お仕事の帰りにお立ち寄りくださることになっていたのです。お兄さんは、ミチーノを迎えるにあたっての誓約書を、お輿入れに先立って届けに来てくださいました。ミチーノにも、改めて会っていただきました。「ミチーノ、新しいパパさんだよ。明日、パパさんのお家にお婿に行くんだよ」母に言われて、ミチーノはきょとんとしたまま、お兄さんに抱かれていました。お兄さんには、今日のうちにミチーノの婿入り道具をお渡ししました。トイレ砂をトイレに入れておくなど、事前に用意しておいていただいた方が、明日、お兄さんもミチーノもあわてなくて済むだろうと思ったのです。お車でいらしていたので、段ボール箱の荷物を運ぶのも大丈夫のようです。トイレ砂や今までのフードのご説明をして、お渡ししました。お兄さんは、フードのことや動物病院のことなど、熱心に母に質問してくださいました。ひと様にお話をするときに話が長くなるのが、母の悪い癖。お返事がずいぶん長話になってしまい、お兄さんにはご迷惑をおかけしました…。(父もいればブレーキをかけてくれたでしょうが、あいにく、父は店の仕事で 途中から席を外してしまったのです)それでも最後まで聞いてくださったお兄さん、ありがとうございました。そして、お兄さんは段ボールをお車に積み、お帰りになりました。明日、『みぃちゃんず』最後の卒業生が、巣立っていきます。[母とお別れの挨拶をする、ミニーノ]