テーマ:猫のいる生活(139074)
カテゴリ:クリスと仔猫たち
[←ミネ脱走の瞬間]
仔猫たちが産まれて3週間目の7月5日、産箱の出入り口を切り下げ、仔猫たちも産箱の外に出られるようにした。 だが、まだ室内どこでも自由に歩かせるのは危険だと、産箱と同じ位の広さのスペース(人間のベッドとキャットタワーの間の空間)を段ボールの塀で囲い、産箱の「前庭」を作った。 塀の高さは17cm。いずれ、仔猫たちが成長すれば越えられてしまうだろうが、当面は大丈夫だろう…と思っていた。 考えは、甘かった。 午後。ふと母が産箱を覗くと、仔猫が3頭しかいない。 「ミネがいない!」 父母が部屋じゅうを探し回る。 ぱっと見たところ、室内にミネの姿はない。どこか物陰にいるらしい。 なぜか、アルがじっと座って、一点を見つめている。 人間のベッドの脇で、ベッドと床の間を見下ろしているような視線だ。 アルには、どこか看護士を思わせるきらいがある。 以前バーニィが腸の調子を壊したときや、クリスがつわりで苦しんでいるとき、 アルは必ず傍に寄り添って、不安げにじっと見つめていた。 (人間の様子がおかしい時も、すぐに様子を見に来てくれる) もしや…と、アルの視線の先を覗き込む。 やはり、ベッドと床の隙間に、ミネがいた。 ベッドの下にクリスが潜り込んで、鳴いてミネを呼ぶ。 しかし、ミネは、初めて手に入れた「自分だけのお城」が気に入ったようで、応えない。 どんどんクリスから離れて、進んでいってしまう。 これは人間が助け舟を出すべきと判断して、母が手を入れてミネを捕まえた。 (その様子を、じっと見守るアル。保育士の素質もあるのかもしれない) この“脱走”が偶然だったのか、それともミネは外に出る方法をマスターしてしまったのか、 しばらく、ミネの様子を見ていることにした。 そして、母とアルが見ている前で、ミネ、再び脱走。 (写真は、このときの様子。塀を乗り越えるミネをアルが心配そうに見ている) アルに付き添われて歩いたり、バーニィに威嚇されたり。 母に“強制送還”されるまで、少しの間だけ、お兄さん猫たちとの「ふれあい」も体験した。 ミネは、完璧に塀の越え方をマスターしてしまったと判断。塀を高くすることにした。 再び、店から持ってきた段ボール箱を解体し、新しい塀を作る、母。 今度の塀は、高さ35cm。これなら越えられないだろう。 但し、問題は、この高さではクリスの出入りにも支障があること。 今までは塀をまたいで出入りしていたが、ジャンプしなくてはならなくなってしまった。 仔猫たちがもう少し大きくなって、室内を自由に歩かせることができるようになるまで、 しばらく我慢してもらおう。ミネにも、クリスにも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 10, 2005 02:39:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[クリスと仔猫たち] カテゴリの最新記事
|
|