030614 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

藍野家の日常

藍野家の日常

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
July 11, 2005
XML
カテゴリ:クリスと仔猫たち
もう越えられないと思っていた。
でも、ミネは35cmの塀を越えた。

2日続けてのミネの脱走に、父母も頭を抱えた。
柱に爪が立たないよう段ボールを巻き、何とかなったと思っていた。
とりあえず、今日の午前中は、仔猫たちは皆、産箱か前庭にいた。
父母も、ほっとしていた。

母は、冗談まじりに「みぃちゃんず」の点呼を取るようになった。
「点呼! ミーツ・ミネ・ミチーノ・ミニーノ!」
「番号! 1・2・3・4!」
と、産箱を覗くたびに声をかける。
そして、「よーし。全員いるね~」と、安心して歩いていった。

「番号! 1・2・3………さん!?」
午後。産箱と前庭の仔猫を合わせて、3頭しかいない。
今日も、ミネだ。
今まさに外に出たところなのか、床の上をちょこちょこと歩いている。
「………よん。」
ミネは、母に連れ戻された。

一度コツを覚えたのか、午後になってから“脱走”を繰り返す、ミネ。
父母は大きなため息をついた。

一方、母猫クリスは、ミネを連れ戻そうとはしない。
ミネが“外出”すると、喉を鳴らして呼びかけたり、捕まえて舐め回したりはするが、
首をくわえて連れ帰ることはしない。
「ほら。お前はまだ外には慣れていないんだから。迷子にならないように遊びなさいね」
とでも言っているのだろうか?

母親が巣に戻す気がないのなら…と、父母も少々考え方を変えた。
クリスの気持ちに任せてもいいのかもしれない。
恐らく、クリスにとっては、寝室全体、もしくは屋内全体が「巣」なのだろう。
クリスが、この部屋を「仔猫たちを遊ばせてもいい安全な空間」と考えているのなら、
人間の側がそれに応えて、室内の環境を整えるべきなのだろう。

室内には、猫にとって危険そうなものは直に置かないようにしている。
ベッドの下も、あまり深くは潜れないよう、既に浅い段ボールを入れてあり、
人間の手の届くところまでしか猫は入れないようになっている。
とりあえず、ミネが外に出ても生命の危険につながるようなことはないだろう。
ならば、あまり神経質にならずに、大らかにミネを見守ろう…ということになった。

不思議と、父母がそういう気持ちになって以来、ミネは外に出てこない。

[「ねぇミネ。どうすれば外に出られるの?」「うーん…ミニーノには内緒!」]





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 12, 2005 05:44:32 AM
コメント(0) | コメントを書く
[クリスと仔猫たち] カテゴリの最新記事


PR

Profile

flora_chloris

flora_chloris

Freepage List

Calendar

Recent Posts

Archives

November , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024

Comments

海のくまさん@ チン型取られちゃったw http://onaona.mogmog55.net/kuwepjj/ 俺…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw http://hiru.kamerock.net/2udy8vt/ フ○…
アゲチン@ ありがとうな!!!! http://bite.bnpnstore.com/5rpli76/ ア…
大岩井@ 目覚めたら巨チンってぉぃ あの女ー・・昨日チソコが痛くなるくらい…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X