テーマ:猫のいる生活(139041)
カテゴリ:クリスと仔猫たち
[←身柄確保されたミーツ。キャットタワーのハウスにて]
一時期、ミネ脱走の記事が続いてしまったが、もう、仔猫たちが『ベルリンの壁』を越えて寝室から居間に行ってしまうのは、いつものことになってしまった。 基本的には仔猫たちは寝室にいるが、ふと母猫が恋しくなったとき(母猫クリスは、最近は仔猫と一緒にいる時間よりも別室で休んでいる時間が長い)や、何となく好奇心に狩られたとき、『壁』を飛び越えて行くらしい。 『壁』を越えた仔猫を見つけるたびに、父母が寝室に連れ戻している。 そんな昨今、何かにつけての仔猫たちの「点呼」は、欠かせなくなってしまった。 今日も、母が仔猫たちの確認をする。 「みぃちゃんず、番号! 1・2・3………さん!?」 居間には、仔猫は来ていない。寝室に4頭ともいるはず。 しかし、仔猫は3頭。 「ミーツぅ? どこ行った~ぁ?」 いなくなっているのは、ミーツ。 ミーツのお気に入りの場所を、何ヶ所か見て回る。 キャットタワーの上、カーテンの陰、ベッドと壁の間の『ひみつ基地』…いない。 自分が気づかないうちに居間に来たのか、と、居間の物陰もよく探す。 まさか…と思いつつ、念のため台所も探した。 (台所への扉はしっかり閉まっていたので、その可能性は限りなく低かったが) それでも、ミーツがいない。 「おーい。み~~~つぅ~~~~!?」 『ひみつ基地』に貼った段ボールが、少し浮き上がって隙間ができていた。 人間のベッドの下に仔猫が入り込まないように、貼りつけたものだ。 隙間は2~3cmほど。仔猫が入れる空間かどうかは、ちょっと悩むところだ。 しかし、どうも気になる。 ベッドのマットを持ち上げ、その下の底板も持ち上げる。 隙間から、ベッドの下を覗き込んだ。 奥の方に、小さな目がふたつ、光っている。 「ミーツっ!」 暗くてミーツの顔は確認できないが、それしか考えられない。 「ミーツ、こっちにおいで!」 呼ばれているのがわかったのか、それとも、真っ暗なベッドの下に不意に明かりが 差し込んだのでそれに引かれたのか、ミーツが近寄ってきた。 手の届くところまで来た。 母は右手でしっかりとベッドの底板を持ち上げながら、左手でミーツを抱き上げた。 そっと、ミーツを床の上に降ろす。 「お前、ここにいたの…!?」 本人(本猫?)は全く悪びれる様子もなく、そのまま遊びに行ってしまった。 『ひみつ基地』の壁は、厳重に補強された。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 30, 2005 09:11:54 PM
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