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カテゴリ:ホラー編
土ってホラーだなと認識させられる映画。
土の組成や土の持つ記憶力などの、いわゆる土の不思議をひとまとめ にしている当ブログのカテゴリーのひとつ、『土ってホラー』編。 そんな土の持つ一面をあらためて再認識させられた映画・・・それが 2013年制作 の オージー映画 “モーガン・ブラザース”です。 100 Bloody Acres という原題からいえば、血ぬられた土地みた いなそんなかんじ。この原題が示すとうり、映画のジャンルでいえぱ 当然のことながら サイコ・ホラーというべき映画となります。 映画紹介の文章を借りれば 新鮮な人体で有機肥料を作ろうとする異常な兄弟に捕まり、監禁さ れてしまった若者たちの運命を綴る。殺人鬼というわけではないの に、人の命より工場で作る肥料のことばかりを気にするゆがんだ モーガン兄弟の異常性や、血まみれ過ぎて笑いに転化するゴア描写 などが際立つ作品だ。監督はこちらも兄弟で、本作が日本初お目見 えとなるコリンとキャメロンのケアンズ兄弟。 と、そんな筋立てです。 魚粉や肉粉、そして肉骨粉も使用してきた歴史がある農業の歴史から いえば[この映画はただただ唐突無形な筋立てな映画なのではなく] ある意味農業の持つダークな一面を捉えた映画なんだよなと、現場を 知る いち農業関係者としては思います。もちろん この映画ででて くる肥料の材料が、ヒトであることを除けばであることはいうまでも ありませんけれど。 ということで、日本語訳のついた予告篇は こちら 。 興味のあられるかた、よろしかったら。 撒かれる側の葛藤を描いたのがメイフィールドの怪人たち であるとすれば、こちらは 撒く側の葛藤を描いた映画と いえるのかも。 ちなみに このモーガン・ブラザース、 シッチェス映画祭で、ミッドナイトエクストリーム部門グ ランプリに輝いたとのことです。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 8, 2015 12:03:24 AM
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