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テーマ:ニュース(99610)
カテゴリ:事件・犯罪
那須町で発見された夫婦遺体殺人事件の関係で元俳優の若者が逮捕されたという。最初20歳で元俳優と聞いた時、自称俳優の誤りではないかと思った。演劇はプロとアマの境界の曖昧な世界で、舞台に立ちながら生計のほとんどはアルバイトでまかなっているという人も珍しくない。しかし、この容疑者は、そうした自称俳優ではなく、正真正銘の元俳優の有名子役だったと知ってびっくりした。 知人にも子供の頃劇団に入っていたという人がいた。子供に積極性や対人関係能力を身に着けさせるために劇団に入れるというのは多いという。別に劇団に入れる親が皆が皆我が子の芸能界入りを願っているわけではない。そうした劇団の子供たちの中でも、ドラマや舞台に起用される子は頭のよい子が多いのではないか。台詞を覚え、大人の指示を的確に理解できる子といってもよい。だから意外に、劇団にいて多少舞台やドラマにでていたような子供の中には、その後、普通の社会人として成功している人は多いのではないかと思う。子供の頃劇団にいたという知人も世間的にはエリートに分類される人生を歩んでいた。 それだけに、元子役という人が犯罪集団にいたという報道には、いったいどういう経緯でこうした集団にかかわることになったのか不思議でならない。知名度のある芸能人やスポーツ選手にはうさんくさい有象無象がよってくることはよくあることなのかもしれないが、子役時代の映像をみるかぎりは頭の良いしっかりした子という印象しかない。売れっ子子役でもその後の人生は様々で、中には子連れ狼の大五郎役のように犯罪者になった例もある。しかし、これは相当の年月がたってからの話で、今回のように20歳というのはあまりにも若すぎる。普通なら人生本番にも達しない年齢なので、まだまだやり直せるとは思うのだが…。 なお、この元子役が出演した大河ドラマは今も配信中でそのゆくえを気にする人も多いらしい。しかし、出演者の中に犯罪者がいたからといって、すべてお蔵入りさせるようなことはやめた方がよいのではないか。その昔、テレビアニメの黎明期に「鉄腕アトム」と人気を二分した作品に「エイトマン」があった。ところが原作を描いていた漫画家が銃刀法違反で逮捕され、さらに主題歌を歌っていた歌手がその後殺人事件を起こしたために、今ではアニメそのものを見ることができない。正義の味方を主人公にしたアニメなのに、ここまで不運なのも珍しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>さらに主題歌を歌っていた歌手がその後殺人事件を起こしたために、今ではアニメそのものを見ることができない。 克美しげるの代表曲「さすらい」は当時、大いに流行り、大変良い歌でした。 こんないい歌があるのに、なんで罪に手を染めたのか、克美しげるのバカヤローと云いたい。為した行為は決して許されてはならない。 されど歌に、作品に罪はありません。歌を永久没にする必要はないでしょう。 「さすらい」は作曲家北原じゅんの渾身の名曲でした。 克美しげる「さすらい」です。 https://www.youtube.com/watch?v=IC-S1TIZBhA 如何に苦しくても、人を殺してはなりません。 人殺しの最たるものは戦争です。 人間はいつも不完全です。人殺しを、戦争を未然に防ぐ最後の砦は、相手と拮抗する、或いは相手を上回る武器装備しかないのです。 残念なる哉、それが弱肉強食の動物である人間の定めです。 (2024年05月03日 09時11分28秒)
・曙光さんへ
作品に罪はないですし、犯罪者に印税がいくのがまずいというのでしたら、サムの息子法のように基金かなにかで管理して犯罪被害者給付の資金にすればよいのでしょう。 それにしても元子役の転落は急激すぎますし、いったい何があったのか純粋に気になります。 あの克己しげるの事件は身を売ってまで尽くしてきた女性を殺害したのに軽い刑期だと思います。彼には結婚の意思など、どのみちなく、女性としては彼を殺人犯にすることが彼女なりの復讐だったのかもしれません。 (2024年05月03日 12時34分56秒) |