4度の帝王切開 その十
手術当日。昨日は先生がいなかった為、当日に説明を聞きました。旦那さまとも相談してあったのですが子供はこれで終わりにするつもりだったので前回出産時に薦められた卵管を縛る処置をお願いしました。・・・が、先生は何となく困った顔。「?」と思っていると「あのね、卵管縛ってもいいけど、避妊率100%じゃないんですよ。 それにね、縛った所に水が溜まる“卵管水腫”って病気になる事も 稀にあるんです・・・。 一番いいのはパイプカット! 手術簡単だし入院しなくていいしリスクも低い!」横にいた旦那さまは苦笑い・・・。 それにしても前回は先生の方から薦めてきたのに・・・。約3年の間に何かあった?(笑)一応避妊率100%では無い事を承知の上、お腹を切ったついでに縛ってもらう様お願いしました。そして時間は過ぎ、手術室へ。手術台に寝て準備をしている助産婦さん達を見ていると「もう4回目だから平気でしょう?」と声を掛けられました。「いいえ!怖いです。」(キッパリ)今回も旦那さまには「もしも私に何かあったら子供達を頼むね。」と 頼んでありました。 いくら簡単な手術と言っても事故はあるだろうし・・・。手術自体も何と言うか・・・どうするか先がだいたい分かっているから、かえって怖い!! またもや“妊娠するんじゃなかった~~”・・・と情けない事に、弱気な母になってました。そして先生達がぞろぞろ入ってきて・・・。麻酔の先生は2人目、3人目と今回も同じ先生。麻酔の注射はまたしても一発でOK!手術中は先生達はいつも雑談しながら和気あいあいとしてます。助っ人の先生が「帝王切開4回目って見るの初めてなんだよね。」と言ってました。やっぱり珍しいのかな。そして、前回から2年10ヶ月ぶり、平成14年6月に4度目の帝王切開で三女を出産いたしました~。綺麗にしてもらった三女に対面、卵管も縛ったよ~と先生から報告。この子で最後の子供と思うと何か胸が一杯で先生達や助産婦さん達に「ありがとうございました、ありがとうございました。」と何度も言ってました。そして全ての処置が終わり部屋に戻ってしばらくして先生が来ました。「卵管縛りました。でも避妊はしっかりして下さいね。 ご主人(パイプカット)どうですか・・・?」笑ってごまかす旦那さま。先生「たいてい男はやらないんだよな~。」『先生!もっと言ってやって!!』←心の声そしてお腹の中は今回も綺麗だったそうです。その後、退院診察の時、一ヶ月検診の時にも「避妊しっかりしてね。」念を押して言われました^^;・・・先生、やっぱり何かあった?(笑)4人の帝王切開、ダラダラ横道にそれながら書きましたが、こんな感じでした。せっかく女として生まれたからには一度でもいいから医学の力を借りずに出産してみたかったな・・・と正直思います。でも今の医学の力がなかったらきっと私はお腹の子とともに、どうかなってたでしょう。子供もこんなに授かる事もなかったと思います。4人の子を妊娠出産するにあたって支えになってくれた方、病院の先生、助産婦さん4人の子供達に囲まれて私はとても幸せです!心から感謝!